東海地方が誇る紅葉の超名所「香嵐渓(こうらんけい)」が、実は夏も楽しめるスポットだということをご存じでしょうか?流しそうめんなどのイベントも盛りだくさん、家族みんなで楽しめるスポット「三州足助屋敷」は、香嵐渓沿いに歩いて350mの場所にあります。
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秋の香嵐渓は?
愛知県豊田市足助町にある香嵐渓は、秋になるとそれはそれは見事な紅葉が見られることで有名な渓谷です。ちなみに香嵐渓のもみじは、香積寺の和尚さんが、寛永11年から時間をかけて一本一本植えてきたのが始まりなんだとか。見られるもみじは全部で11種類もあるそうなので、違いを探しながら散策するのも面白そうです。
ただし、山奥にある渓谷なので車でしかアクセスできず、駐車場の数も限られていることから紅葉シーズンの香嵐渓へ出かける際は事前に計画がマスト。計画をせず当日の朝の思い付きで出かけると、途中の道路から続く渋滞で数時間も待ち、結局一枚のもみじも見ないまま諦めて引き返す…ということになります。(筆者経験談)
渋滞に備え、簡易トイレや水分、軽食などを車に積んでのお出掛けがおすすめ!そんな大変な行程だとしても一度は見てみたい素晴らしい紅葉の絶景…それが秋の香嵐渓なのです。
- 香嵐渓
- 豊田市 / 自然・景勝地 / 紅葉 / ツーリング
- 住所:愛知県豊田市 足助町飯盛地図で見る
- 電話:0565-62-1272
- Web:http://asuke.info/korankei/
夏の香嵐渓は?
有名な秋の香嵐渓とは違い、意外と知られていないのが、夏の香嵐渓の魅力。今回は、夏の香嵐渓についてご紹介していきますね。
青々としたかえでの森で森林浴
秋はたくさんの人で大混雑する香嵐渓の遊歩道も、夏はすっかり静かな里山の風景を取り戻しています。頭上にはかえでの葉が青々と茂り、熱い太陽の日差しを見事に和らげてくれるからか涼しく、最高に気持ちの良い森林浴を楽しむことができます。
通常、森で散歩するというと道が狭かったり、悪路だったり、とそのワイルドさをも楽しむものですが、ここ香嵐渓は秋の大混雑をベースに道が整備されているので、そんな心配は一切ご無用。広々とした散策路は山側と川側にそれぞれルートがあり、川側なら舗装済(ベビーカー可)という快適さ。ストレスは一切なく森林浴を楽しめるスポットとなっています。
駐車場から快適な森林浴を満喫しながら350m歩くと、三州足助屋敷に到着です。流しそうめんなどのイベントは、この施設の敷地内で開催されますよ。
民族博物館 三州足助屋敷
三州足助屋敷は、当時の民具を実際に使いながら、中山間部の農家の暮らし(明治~昭和30年頃)を再現している生きた民族博物館。本物の茅葺屋根の母屋、土蔵で実演される昔ながらの手仕事や年中行事を見学体験することができます。「むらの伝統文化顕彰」農林水産大臣賞受賞の施設です。
入場料小学生以上100円、大人300円を支払って足助屋敷の敷地内に入場すると出迎えてくれるのは、はっと驚くほどのタイムスリップ感。展示も実演も、本物だからこそのリアルがここにはあります。
わらじ編みの実演をされているこの建物の中には、火のついた囲炉裏があり、なんともノスタルジックな香りがします。
こちらにいらっしゃる職人さんは、当時の生活についてぽつりぽつりと説明をしてくださいますので、興味が湧いた事は色々と質問してみれば、何倍も展示のことを理解できますよ。
夏季限定!流しそうめん体験
足助屋敷の敷地内にあるレストラン「薫楓亭」では、夏休み期間限定で流しそうめんを楽しむことができます。
■営業時間:午前10時~午後3時
■料金:(流す人と食べる人が必要なので)2人以上の参加で、一人前600円
営業時間が3時までと長めなので、おやつ感覚で食べてみるのも良いですし、もちろんランチとしても◎
足助の冷た~~いお水とともに割れ竹に流しながらいただくそうめんは、想像する以上に、絶品です!暑さを忘れて夢中になって楽しめること間違いなし。そうめんを食べながら清流も眺められるので、ロケーションも100点満点ですよ。ちなみにそうめんはたっぷりの量を用意されるので、心もお腹も満腹になります☆
竹に流す水の量を自分たちで調整してみたり、あぁでもないこうでもないと時間が経つのも忘れてワイワイ冷たいそうめんを食べるというのは、子供はもちろん大人にとっても素晴らしい思い出になりそうです。子供用のフォークも貸してもらえますので、家族みんなで楽しんでみてくださいね。