東京にある神社の中でも人気の高い神田明神(かんだみょうじん)をご存じでしょうか。秋葉原や御茶ノ水の近くにあり、鮮やかな朱色が特徴の神社です。1,300年もの歴史がある由緒正しき神社でありながらも、人気アニメ「ラブライブ」にもよく登場するスポットで、アニメとコラボしたお守りも扱っており、聖地巡礼に訪れるラブライバーも多いのだとか。今回はご利益がたくさんある、神田明神をご紹介します。
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神田明神とは
「明神さま」と親しまれている神田明神の正式名称は、神田神社。神田や日本橋、秋葉原など、東京都心の氏神様です。
神田明神は、JRの御茶ノ水駅から徒歩5分、秋葉原駅から徒歩7分という便利な位置にあります。JRの他、東京メトロの御茶ノ水駅、末広町駅などの近くでもあります。秋葉原の観光のついでにも立ち寄れそうな場所ですね。
歴史
神田明神は730年に真神田臣(まかんだおみ)によって設立された、大変歴史のある神社です。当時は千代田区大手町、平将門公の首を祀る将門塚周辺に創設されました。現在の場所に移されたのは1616年のこと。江戸幕府が開かれてから神田明神は幕府の尊崇する神社となって庶民からも慕われていたようです。
1923年の関東大震災では社殿が焼失していますが、東京の人々によって復興再建されました。昭和の東京大空襲では東京が焼け野原となるものの、神田明神はわずかに損傷を受けたのみで戦を耐え抜きました。
長い歴史の中で震災や空襲から耐えてきた背景もあり、まさに江戸の守り神のような存在と言えるでしょう。
神田明神を、いざ参拝!
朱色に金色の縁取りが大変美しい門。道を歩く人々の目をひきつける、堂々とした佇まいです。
こちらは御社殿。いつもたくさんの人で賑わっており、参拝の行列ができています。休日には結婚式が開かれていることも多いです。
お守りを売っている神札授与所や御朱印を受け付けてくれる祭務所など、至る建物が朱色で統一されていて格式高い雰囲気が漂う神田明神。華やかな社殿や門は一見の価値ありです。
神田明神の御祭神
神田明神には3つの神がいます。大己貴命(おおなむちのみこと)、少彦名命(すくなひこなのみこと)、平将門命(たいらのまさかどのみこと)です。
大己貴命はだいこく様とも呼ばれる、縁結びの神様です。縁結びで有名な島根県の出雲大社の御祭神でもあります。縁結びは男女の仲だけでなく、仕事の縁、人間関係の良縁など、人同士の様々なご縁を結んでくれます。
少彦名命は通称えびす様。商売繁盛、医薬健康、開運招福の神様です。手のひらに乗るほどの小さな姿で、一寸法師のモデルになったとも言われています。
平将門命は、まさかど様と呼ばれています。平将門と言えば歴史の授業でその名を学んだ人が多いと思いますが、武士の先駆けとして民衆を守った存在です。京都で藤原氏に討たれ、京都の三条河原にさらされた首が、東京まで飛んで帰ってきたという伝説もあります。まさかど様は除災厄除の神様として慕われています。
それぞれの神様に違ったご利益があり、大変縁起のいい神社です。たくさんのご利益があるので、あやかりたい神様がきっといるのではないでしょうか。
おわりに
東京の街の中心で1,300年以上も人々を見守ってきた神社、ぜひ訪ねてみてくださいね。
- 神田明神
- 秋葉原・神田・御茶ノ水 / 神社 / パワースポット
- 住所:東京都千代田区外神田2丁目16−2地図で見る
- 電話:03-3254-0753
- Web:http://www.kandamyoujin.or.jp/