台湾の国民的な大人気スイーツとして有名なものの一つが豆花。今回は都内で初めて「豆花専門店」としてオープンし、台湾人も認める本場の味を堪能できるお店をご紹介します。
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豆花とは?
豆花は「トーファ」と読みます。豆花とは豆乳をにがりなどで固め、その上にシロップをかけて食べるスイーツです。夏は冷たくして食べたり、かき氷を乗せたり、冬は温かくして食べられたりとバリエーションも多く、台湾では季節や老若男女を問わず日常的に食べられています。豆乳で作られ、しかも甘さ控えめということもあり、旅行に訪れる日本人からも絶大な人気を得ています。
- 出典:www.flickr.com桃園 / Taoyuan - 塗記養生豆花 by Blowing Puffer Fish 豆花は専門店ももちろんありますが、夜市の屋台でも人気です。
- 出典:www.flickr.com小火鍋後甜點 by yen_8627243
東京豆花工房とは?
東京豆花工房は、2015年12月東京都千代田区神田須田町にオープンした、都内初の台湾伝統豆花専門店です。台湾人を奥さまに持つご主人が、豆花の本場・台湾で修業をし、その後数百回も試作を重ねて完成した豆花をいただけます。その味は台湾の方々が「この味!」と懐かしく思うようなもの。
お店に行ってみよう!
お店は丸ノ内線淡路町から徒歩3分。大通りから一本奥の路地裏に入りますが、分かりにくいところにあるわけではありません。こじんまりとした、シンプルなお店構えです。
メニューはシンプルに2種!「トッピング付きか、トッピングなしか」
豆花専門店ということもあり、メニューはシンプルに「豆花」のみ。トッピングを付けるか(703円税込)、トッピングを付けないか(540円税込)だけを選択します。イートインも持ち帰りもOK。常時あるのはあたたかい豆花で、夏期には期間限定で冷たい豆花、そしてかき氷をトッピングすることもできます。
トッピングは、定番の白玉・タピオカ・白きくらげ・ハト麦・ピーナッツ・小豆の他、緑豆や金時豆、紫芋団子などの中から常時7種類以上が置かれています。なんと、「トッピングあり」をオーダーすれば何種類でも乗せてもらうことが可能!夢の「全乗せ」もできるのです。
いざ実食!
今回はイートインで、冷たい豆花をトッピングありでオーダーしてみました。オーダーしてから、大きな鍋に入っている豆花を丁寧に掬って、器に入れてくれます。
この日用意されていたトッピングは、タピオカ、粉粿(フングエ、さつまいものデンプンで作った台湾ゼリー)、白きくらげ、小豆、ハトムギ、緑豆、ピーナッツ、タロイモ、の8種類で、夢の「トッピング全乗せ」をお願いしました。
いただくと、口の中に柔らかい豆花がちゅるりと入っていくと同時に、豆乳のいい香りが口に広がります。シロップが豆花を柔らかく包み込むような心地よい甘味です。トッピングもそれぞれに個性的な歯触りそして味で、豆花の美味しさをより一層引き立ててくれます。
店内にいるとさながら台湾!
店内には約10席のイートインスペースが用意されています。店内は台湾らしい装飾がされていたり、台湾の現地のラジオが流れていたり、さながら台湾の街角にいるような雰囲気です。
最後に
台湾の国民的スイーツ「豆花」が味わえる「東京豆花工房」、いかがでしたでしょうか。店内には、台湾が恋しくなった(?)と見られる女子たちがいたり、男性がお一人で食べている姿も見受けられました。
スイーツ、として紹介しましたが、ゴテゴテの甘さではなく、原料も豆乳、トッピングも素材の甘さを生かしたものが多いので、罪悪感なく食べられ、しかも満足感が感じられる一品です。ぜひ、豆花を食べにお店を訪れてみてくださいね。