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トーレス・デル・パイネ国立公園(世界遺産)(Torres del Paine National Park)
トーレス・デル・パイネ国立公園は、アルゼンチンとの国境沿いにあるチリの公園です。広さは2,400平方キロメートルで、東京都の面積(2,180平方キロメートル)より広く、山、氷河、森林、湖などが広がる山岳地帯です。
チリの近隣都市プエルト・ナタレスも近いですが、アルゼンチンのエル・カラファテからも、片道3時間半ほどで行ける日帰り可能な場所ですので、是非とも行ってみてください。
エル・カラファテの街を過ぎると、すぐに荒涼な山岳地帯が現れ、コンドルが飛んでいる光景も見ることができます。
トーレス・デル・パイネ(Torres Del Paine)
チリ側へ入国後も、ずっと平原が続きます。その先に見えて来るのが、トーレス・デル・パイネと呼ばれる3つの岩山です。
この国立公園の名前にもなっているトーレス・デル・パイネは、スペイン語で「三つの搭」という意味です。3つの岩山が尖塔のように鋭角に尖った形をして連なっており、とても特徴的です。
この美しくも荒々しい岩山を目的に、年間25万人の観光客が訪れ、登頂される方も多くいらっしゃいます。
3つの山の高さはそれぞれ2,850m、2,800m、2,700mです。一度にすべての山への登頂を制覇した強者もいらっしゃるようですよ。
トーレス・デル・パイネの勇ましい山々の風景とともに、静かで美しい湖も魅力の一つです。
パイネ・グランデ山(Cerro Paine Grande)
トーレス・デル・パイネ国立公園内最高峰の山が、パイネ・グランデ山です。静かに威厳を放つ山々が連なります。
麓のこの荒涼とした自然のなかでには、多種多様な野生動物が多く生息しています。こちらはグアナコ。人間を見ても逃げず、自然の風景と同化しています。
サルト・グランデ(Salto Grande)
トーレス・デル・パイネ国立公園内に流れる川サルト・グランデは流れが激しく、水量も多いため、静かな公園内に轟音を響かせています。氷河から流れ出ますので、水は非常に冷たいですが、キラキラとして潤いのある美しい川です。
滝にかかる虹も絶えることがありません。月明りでもその姿を望めるようですよ。
宿泊も可能!
トーレス・デル・パイネ国立公園内には、いくつか宿泊施設もあります。何日かかけて登山やトレッキングされるのもいいですね。
夕方のトーレス・デル・パイネは、また一段と美しいです。パタゴニアは、日本ではなかなか見られることのない壮大な自然が多く、絶景の宝庫です。
- トーレス・デル・パイネ国立公園
- チリ / 自然・景勝地
- 住所:Magallanes y la Antártica Chilena Region地図で見る
エル・カラファテからの移動は、出入国審査が必要
エル・カラファテを拠点にトーレス・デル・パイネを目指す際、チリとアルゼンチンの国境をまたぐ必要があり、出入国にはVISAが必要です、日本のパスポートをお持ちの方は、アライバルVISAでOK。出入国はスムーズです。国境付近にあるレストランSHOPでは、双方の通貨へ両替もできます。
エル・カラファテへの行き方
日本から訪れる場合、2018年4月現在、アルゼンチンへの直行便はなく、アメリカかメキシコを経由してまずはアルゼンチンの首都ブエノスアイレスを目指します。エル・カラファテへは、ブエノスアイレスからアルゼンチン航空のみが運行しています。
また、ブエノスアイレスには二つの空港があります。EZE(エサイサ国際空港)とAEP(ホルヘ・ニューベリー空港)です。これらの空港間は42Km離れており、交通状況によっては、双方へ車で2時間以上かかる場合もあります。空港移動が発生するフライトの場合は、十分なトランジット時間を持たれることをオススメします。