和歌山県にある生石(おいし)高原は、関西随一のススキの名所です。毎年11月中旬までが見頃となる「ススキのじゅうたん」は、360度広がるまさに絶景!キャンプやハイキングも楽しめるなど、大自然を堪能できるスポットとしておすすめです◎
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標高870m!和歌山県の北部・長峰山脈にある「生石高原」
和歌山県の北部にあり、高野山から海南市方面へと東西にのびる長峰山脈の一角をなしている高原が「生石高原」です。紀美野町と有田川町にまたがる「生石高原県立自然公園」となっており、標高870mの生石ヶ峰を中心に平原が続きます。
関西随一の「ススキの名所」は13haほどの大草原!
生石高原の山頂一帯はススキで覆われていて、その広さはなんと約13ha!毎年ススキのシーズンともなると、関西随一の名所を訪れる観光客で賑わいます。
絶景「ススキのじゅうたん」を見に行こう!
場所やアクセス、駐車場をチェック!
生石高原へのアクセスは、車であれば有田ICから50分ほどで到着できます。公共交通機関を利用する場合、最寄り駅はJRきのくに線「藤並駅」になるものの、そこからタクシーを利用して50分ほどかかるため、できれば車で訪れるのが良いでしょう。
また、JR海南駅から登山口までは路線バスが運行しています。路線バスについては、大十バス株式会社のホームページで確認できます。
駐車場は、第1駐車場をはじめ、ススキの見頃時期のみ開放している第2駐車場、有田川町駐車場と3つあり、いずれも無料開放しています。ただし、第2駐車場は9時30分~16時30分迄の開放で、16時30分には閉まってしまうため気を付けましょう!
見頃についても要チェック!
せっかく訪れるのであれば、しっかりと見頃に合わせて足を運ぶのがおすすめです◎例年、ススキの見頃は10月上旬~11月中旬迄となっています。ただし、気象状況などによって変わってくるため、事前にチェックすることが大切です!
いざ、ススキのじゅうたんへ♪
駐車場からすぐのところから、ススキのじゅうたんへの道のりは始まっています!ススキはもちろん、生石高原を取り囲むように連なる山脈の美しさなど、360度の絶景に包まれます。
「ススキって光のあたる角度によって、こんなに見え方が変わるのか!」や「初めてきちんと触れてみたかも」など、所狭しと生えているススキを目の前にさまざまな感想を持つでしょう。
ただし、ススキをはじめ生石高原に生えている植物を勝手に抜いたり、持ち帰ったりすることは禁止されているため注意が必要です!
絶景を眺めながら食事を楽しめる「山の家 おいし」
駐車場から入った道を進んでいくと、山頂までのところに「山の家 おいし」があります。「山の家 おいし」の裏にはトイレがあり、生石高原では唯一のトイレとなっているため、ハイキングをする前などには必ずここでトイレを済ませておきましょう!
「山の家 おいし」の中へ入ると、食事処がまず目に入ります。奥には、地元産品のお土産などを購入できるお店も併設しているため、ぜひチェックしてみてくださいね!
食事をする際は、まずは自動券売機でチケットを購入します。そのチケットをお店の方に渡すと半券をくれるため、半券に書かれている番号が呼ばれるまで待つシステムとなっています。
どれも美味しそうなメニューが並んでいますが、ススキのシーズンかつお昼時はどうしても混雑していて、筆者が訪れたときには「ご飯が炊けるのを待っているところ」という理由から、全てのご飯ものメニューが売切状態でした…。
外で食事を楽しめる席も3つぐらい用意されているため、大自然を眺めながらランチをするのもおすすめです◎ただし、料理ができたときにお店の方が呼んでくれる声が届かないため、料理を受け取ってから外へ向かうと良いでしょう!