オーストリア
オーストリア観光
音楽の都の美しい建造物やアルプスの大自然

初めてのウィーン観光におすすめ!1泊2日王道モデルプラン

取材・写真・文:

東京在住
訪問エリア:15ヶ国

2019年12月27日更新

10,870view

お気に入り

写真:kaaaaana

オーストリアの首都である、ウィーン。「音楽の都」と呼ばれ、かつて偉大な音楽家が多数住んでいた事でも知られています。また、世界遺産も多く、街並みも素晴らしいです。そんな素敵な街、ウィーンの1泊2日観光モデルプランをご紹介いたします。

この記事の目次表示

【1日目】午前/必見!マリア・テレジアが愛した世界遺産「シェーンブルン宮殿」

  • 写真:kaaaaana

ウィーン初日の観光は、やはりここ「シェーンブルン宮殿」から。シェーンブルン宮殿とは、ハプスブルク家の歴代王朝が、夏の離宮として使用した王宮です。あの、マリーアントワネットも15歳でフランスに嫁ぐまで、ここで過ごしました。外観は、マリアテレジア・イエローと呼ばれるクリーム色で、女帝マリア・テレジアが好きな色だったそうです。

  • 写真:kaaaaana
  • 写真:kaaaaana園内バスもあります(有料)

宮殿内は、ものすごい広さですが日本語のオーディオガイドもありますので安心。チケット料金には、オーディオガイド分も含まれていますので忘れずに借りましょうね。たびたび、演奏会に呼ばれていたという幼少期のモーツァルトが、少女時代のマリーアントワネットに求婚したという「鏡の間」は必見の美しさです。ただし、残念ながら宮殿内は撮影NGです。

  • 写真:kaaaaana丘の上のグロリエッテまでは直線距離で1キロ!

また、宮殿内だけでなく庭園も素晴らしいので散策してみてください。噴水や丘の上にあるグロリエッテなど、見所もたくさん!全部回るのは大変かもしれませんが、ぜひ訪れて欲しいです。ちなみに、庭園だけの見学なら無料です。

地下鉄の4番線の「Schönbrunn(シェーンブルン駅)」から徒歩すぐです。

シェーンブルン宮殿
オーストリア / 建造物 / 城・宮殿
住所:Schlosstraße 47, Vienna 1130, Austria地図で見る
電話:01-811130
Web:https://www.schoenbrunn.at/

【1日目】ランチ/ウィーンで100年の歴史を持つオープンサンドのお店「ツェスニエフスキー」

  • 写真:kaaaaana

ランチは、ウィーンの伝統的なオープンサンドのお店「ツェスニエフスキー」で食べるのはいかがでしょうか?1日5,000個も売れるというウィーンっ子の定番なんですよ。一つ、1.4€(約168円)からとかなりお手頃なんです。チェーン店ですので、お店も見つけやすいのではないでしょうか。種類も豊富なので、きっと好みの味が見つかると思いますよ。

  • 写真:kaaaaana
  • 写真:kaaaaanaテイクアウトの場合、箱に入れてくれます。
ツェスニエフスキー Dorotheergasse通り店
オーストリア / 洋食・西洋料理
住所:1010 Wien, Dorotheergasse 1地図で見る
電話:01/512 32 91
Web:https://www.trzesniewski.at/

【1日目】午後/ウィーンのシンボルでモーツアルトが結婚式を挙げた場所「シュテファン大聖堂」

  • 写真:kaaaaana

地下鉄の「Stephansplatz(シュテファンプラッツ)駅」を出て、徒歩0分の場所にあるゴシック様式の大聖堂「シュテファン大聖堂」は、ウィーンのシンボルであり多くの観光客が訪れる場所です。先ほど紹介した、オープンサンドのお店も近くにありますよ!モーツァルトがここで結婚式を挙げ、葬式もここで行われました。

  • 写真:kaaaaana

シュテファン大聖堂に入るのは、なんと「無料」。大聖堂のほかに北塔と南塔があり、そちらに登るのは有料となります。無料エリアだけでも十分素晴らしいのですが、特に北塔がオススメなので、できれば登って欲しいです!

  • 写真:kaaaaana
  • 写真:kaaaaanaハプスブルク家の紋章の鷲

こちらの大聖堂には、珍しく屋根にモザイク画が描かれており、塔に登るとそのモザイク画を近くで見られるのがおすすめポイント。ハプスブルク家の紋章である、黒い鷲のマークはとてもカッコいいです。ウィーンの街を一望出来るスポットは、他にはありませんよ。

展望台入場料
北棟:6€(約720円)
南塔:5€(約600円)
シュテファン大聖堂
オーストリア / 社寺・教会 / 教会
住所:Stephansplatz 3, 1010 Wien, オーストリア地図で見る
Web:http://www.stephanskirche.at/

【1日目】午後②/ハプスブルク家の歴代皇帝が住んでいた巨大な宮殿「ホーフブルク宮殿」と周辺エリア

  • 写真:kaaaaana

ホーフブルク宮殿は、シュテファン大聖堂から歩いて10分ほどの場所にあります。広大な敷地には、たくさんの見どころがあって全部見て回ると丸1日かかってしまうんです。なので、特におすすめの箇所と、周辺の見所をピックアップしてご紹介いたします。

ホーフブルク宮殿
オーストリア / 建造物 / 城・宮殿
住所:Michaelerkuppel, 1010 Wien, Austria地図で見る
電話:01-5337570
Web:https://www.hofburg-wien.at/

①シシィミュージアム・皇帝住居見学・宮廷銀器コレクション

  • 写真:kaaaaana美しいシシィのポスター

ハプスブルク家に15歳で嫁いできた絶世の美女、エリザベート皇妃の愛称である「シシィ」。突然嫁ぐことになったシシィは、オーストリアにほとんど留まる事がなく、逃げるように旅を続けた悲劇の皇妃でもあります。

シシィミュージアムは、そんなシシィのドレスや愛用品、美しい肖像画などシシィの私生活にスポットを当てたものが多数おいてあります。皇帝住居見学は、シシィと夫のフランツ・ヨーゼフ皇帝が暮らしていた部屋の数々が一般公開されています。本当に豪華絢爛なお部屋は言葉を失う美しさです。

  • 写真:kaaaaana
  • 写真:kaaaaana銀器の数々

宮廷銀器コレクションは、その名の通り宮廷で使用されていた銀器の数々を展示しているんです。この3つは1枚のチケットで見学出来ます。残念ながら、シシィミュージアムと皇帝住居見学は写真撮影NGです。

共通チケット
大人:15€(約1,800円)※オーディオガイド含む
シシィミュージアム
オーストリア / 博物館・美術館
住所:Hofburg, Michaelerkuppel 1010 Wien地図で見る
電話:1 533 75 70
Web:https://www.hofburg-wien.at/ueber-den-standort/sis...

②王宮庭園(ブルクガルテン)

  • 写真:kaaaaanaモーツァルト像
  • 写真:kaaaaanaゲーテ像

元々は皇室専用の庭園だったようですが、現在は一般にも開放されています。とても整備された公園で、市民や観光客の憩いの場となっております。特に人気なのは、モーツァルト像!像の前には、お花で作られたト音記号が作られており、さすがオーストリアを代表する音楽家という感じです。他にもゲーテ像もあります。

王宮庭園(ブルクガルテン)
オーストリア / 公園・動植物園 / 庭園
住所:Burggarten 1010 Wien地図で見る
電話:1 877 50 87
Web:https://www.bundesgaerten.at/

③オーストリア国立図書館

  • 出典:www.flickr.comAlexander Annenkov Österreichische Nationalbibliothek

世界一美しい図書館と呼ばれている、こちらの図書館もおすすめ。「プルンクザール」と呼ばれる、大広間がいちばんの見どころですが、その他にもハプスブルク家の歴代君主の銅像が置いてあるホールがあったり、大理石の天井画があったり、見所は多いです。蔵書は約20万冊もあるとの事。

入場料
大人:8€(約920円)
オーストリア国立図書館
オーストリア / 建造物
住所:Josefsplatz 1 , 1010 Wien地図で見る
Web:https://www.onb.ac.at/en/

【1日目】夕方/お待ちかねのショッピング「ケルントナー通り」

お待ちかねのショッピングタイム。ケルントナー通りは、ウィーン国立歌劇場からシュテファン大聖堂までの通りで、ウィーンで一番賑やかな場所です。高級ブティックや、カフェ、お土産屋さん、ブランドショップなどが1キロほどの距離にひしめいており、きっとお気に入りが見つかるはずです。

ケルントナー通り
オーストリア
住所:Kärntner Straße地図で見る

【1日目】夜ご飯/1875年創業の老舗でウィーン料理を「カフェ ディグラス」

  • 写真:kaaaaanaウィーン風カツレツ(値段不明)
  • 写真:kaaaaanaグラーシュ(値段不明)

夜ご飯は、ウィーン料理が食べられる老舗店「カフェ ディグラス」へ。シュテファン大聖堂から徒歩3分ほどで、カフェと名前が付いてますが、ちゃんと食事も出来るお店です。ウィーン風カツレツ(ウィーナーシュニッツェル)やグラーシュと呼ばれるビーフシチューのような料理など、伝統的なウィーン料理があります。

料理はもちろん美味しいのですが、お店の内装がとにかくステキなのでそれも注目ポイント。スタッフの方もとてもフレンドリーで、写真撮ろうか?などと気さくに声を掛けてくれます。高級店ではなく、気軽に入れるカジュアルなお店です。

  • 写真:kaaaaanaカップのかわいいシャンデリア
  • 写真:kaaaaana
カフェ ディグラス
オーストリア / カフェ・喫茶店
住所:Wollzeile 10, 1010 Wien地図で見る
Web:http://www.diglas.at

次のページを読む

オーストリアの旅行予約はこちら


オーストリアのパッケージツアー(新幹線・飛行機付宿泊プラン)を探す

オーストリアのホテルを探す

オーストリアの航空券を探す

オーストリアの現地アクティビティを探す

オーストリアのWi-Fiレンタルを探す

この記事で紹介されたスポットの地図

関連するキーワード

※記事内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

あなたにオススメの記事

同じテーマの記事


【2024】ヨーロッパの人気観光スポットTOP56!旅行好きが行っている観光地ランキング

ローマのコロッセオやトレビの泉、パリのエッフェル塔などヨーロッパの観光名所を、トリップノートの9万2千人を超える旅行好きトラベラー会員(2024年1月現在)が実...


【2024】ヨーロッパの人気のお城・宮殿TOP33!旅行好きが行っているお城&宮殿ランキング

バッキンガム宮殿やノイシュバンシュタイン城などをはじめとするヨーロッパの城・宮殿を、トリップノートの9万2千人を超える旅行好きトラベラー会員(2024年1月現在...

【ヨーロッパ】世界遺産の美しい街並み10選!

ヨーロッパの旧市街は、中世の美しい街並みを保持しているところが多く、世界遺産に登録されている地区も多数あります。今回は、美しいヨーロッパの世界遺産の街を厳選して...

【オーストリア・ウィーン】ザッハトルテ発祥の地「ホテルザッハー」のカフェでザッハトルテとオーストリア料理を食べよう

ウィーン発祥のデザートといえば「ザッハトルテ」。このケーキの発祥と言われている「ホテル・ザッハー」には、優雅な空間でザッハトルテを楽しめるカフェ「カフェ ザッハ...

【ウィーン】小腹の空いた時にピッタリ‼テイクアウトグルメ9選

レストランやカフェなどでゆっくりお食事するのもいいですが、予約しないでふらっと立ち寄れる、テイクアウトグルメもおすすめです‼旧市街を囲むリング内でいただける、人...

この記事を書いたトラベルライター

脳内トリップが止まらない妄想族☆
ちょっとそこまでの近場お出かけから、海外旅行まで幅広く行きます!
脳内は常に、妄想トリップ中。旅は生きがい。
航空券や旅先のホテルを探している時が一番アドレナリンが出ます!

ディズニー関係には並々ならぬ思いがあり、夢は世界のディズニー制覇!


女子ウケの高い旅を紹介していきたいです。

おばあちゃんになってもずーっと旅をしていたいな。

YouTube始めました
グルメ・観光・旅vlogを中心に更新頑張ってます
https://youtube.com/channel/UCvQiWs6_n_FR_memNvKS8DQ

【TDL】知っておきたい!誕生日ディズニーを200%楽しむ7箇条!

みんな大好きな東京ディズニーランド。そんなディズニーでお誕生日を過ごしたい!大切な人へお誕生日サプライズをしたい。そう考える人も多いのではないでしょうか?今回は...


【フィンランド】ヘルシンキを1日で回る!よくばり観光モデルコース♪

北欧フィンランドの首都、ヘルシンキは日本人にも大人気の旅行先です。そんなヘルシンキは実はとてもコンパクトな街で、1日あればほとんど回れてしまうってご存知ですか?...


【withコロナ】ディズニー再開後どこが変わった?徹底レポ

約4ヶ月の休業を経て、2020年7月1日から営業を再開した東京ディズニーランド&シー。ゲストの皆さんに安心とハッピーを届ける為、様々な感染対策をしています!再開...

【東京】ひそかなブーム!都内でオススメの純喫茶8選!

扉を開けると、まるで昭和にタイムスリップ。美味しいコーヒーや、懐かしの喫茶店グルメ、レトロな雰囲気などは、おしゃれカフェとは違う趣きがあって、今若い方にも大人気...

【函館】初めての人向け!1泊2日旅行モデルコース

北海道で1、2を争う観光地である「函館」。美味しいものや、レトロな街並み、素晴らしい景色などなど見所が多い場所であることは皆さんご存じだと思います。そんな人気の...

トラベルライターインタビュー Vol.3 Emmyさん

【トラベルライターインタビューVol.3】一人旅を応援する記事を多数執筆!Emmyさんならではの人気記事執筆のコツやその原動力に迫ります