千葉県にある房総半島南端の街・館山市。例年1月~3月上旬頃にかけて沿道に菜の花が咲き乱れる房総フラワーラインや『南総里見八犬伝』で知られる里見氏の居城・館山城などの観光スポットが有名ですが、三方を囲む美しい房総半島の海の景色も見事!今回はそんな館山の街をレンタルサイクルで巡るおススメの観光スポットについて紹介していきます。
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JR館山駅に到着したら、まずは駅前の観光まちづくりセンターでレンタルサイクルの準備を整えよう
さて、千葉・木更津方面より内房線に揺られてJR館山駅へと到着したら、早速駅前にある観光まちづくりセンターでレンタルサイクルの手続きを済ませましょう。レンタルサイクルの貸出を行っている観光まちづくりセンターは、駅の西口を降りてすぐのトコロにあります。
貸出の際には、本人を確認する身分証明書等が必要になりますので、運転免許証などは忘れずに!
また、普段自転車はあんまり…という方でも、こちらのレンタルサイクルは電動アシスト付きの自転車がとても充実していますので、走り出しや坂道などでもスイスイです。観光まちづくりセンターでレンタルサイクルの手続きを済ませたら、早速心地の良い海の風を感じに、館山の街へと出発していきましょう。
ちなみに、手荷物などは駅東口のコインロッカーが利用出来るほか、別途料金がかかりますが観光まちづくりセンターで預かってもらうことも出来ます。
観光まちづくりセンター レンタルサイクル情報
- 貸出時間:9時半~17時
- 定休日:無休
- レンタル料金:1時間以内300円、2時間以内500円、以降1時間毎に250円、1日上限1,500円
- 手荷物預かり料金:1個500円
- 館山市観光協会観光まちづくりセンター
- 館山市 / レンタサイクル
- 住所:千葉県館山市北条1879-2 館山駅西口地図で見る
- 電話:0470-22-2000
- Web:http://tateyamacity.com/archives/4093
館山に来たなら絶対に訪れたい観光スポットはココ!自然の無人島・沖ノ島
JR館山駅の西口を出発して、駅前のメインストリートを真っ直ぐ進むと早速美しい海の景色に出会える北条海岸にぶつかりますが、右手に海を眺めながらそのまま海岸沿いの道を南へ進んでいきましょう。
まず初めに向かう目的地は、館山湾の沖合に浮かぶ無人の島・沖ノ島です!
こちらの沖ノ島、“島”という名称が付いていますが、陸続きの島ですので歩いて上陸することが出来ます。もとは陸地から離れたちゃんとした島だったのですが、関東大震災の影響による地殻変動や近くに海上自衛隊の館山航空基地が埋め立てられた為、昭和の頃には現在のような陸続きの島となりました。
館山市街の方からアクセスする場合には、海上自衛隊の航空基地の敷地をぐるっと周り込むように進んでいきます。JR館山駅よりおよそ5kmほど進み、沖ノ島へと到着したら自転車を降りて歩いて島へと上陸です。
以前より無人の島であった沖ノ島には、自然の地形がそのまま残っていますので、磯遊びをするにはまさにピッタリなスポット。岩と岩の間に出来た潮だまりをじーっと観察してみると、たくさんの小魚たちが悠々と泳ぎ回る姿なんかも確認することが出来ます。
島内には、戦時中に活用されていたとされる洞窟跡などもありますので、探検気分で島を1周してみるのも面白いでしょう。
館山市街から一足のばして房総半島の突端にある洲崎(すのさき)へ!
沖ノ島での散策を十分に満喫した後は、引き続き館山市街から西へ離れ、房総半島の突端にある洲崎(すのさき)を目指しましょう。
館山市街から洲崎までは、県道南安房公園線などでおよそ12km。房総半島の西端に位置し、対岸にある三浦半島の剱崎(つるぎざき)と東京湾との境界を成している洲崎には、国の登録有形文化財にも指定されている洲崎灯台があります。
また、洲崎へ向かう途中にも美しい海岸を持つ集落がたくさん点在していますので、自転車であれば気軽に立ち寄って景色を写真に収めることが出来ます。
そして、洲崎へと到着したら、灯台へと続く階段を登りてっぺんへ。高台になっている洲崎灯台の敷地からは、ここまで走って来た館山方面の海岸線の景色や、対岸の三浦半島の様子、空気の澄んだ良く晴れた日にはなんと箱根の山越しに富士山も眺めることが出来ます!
相模灘に細長く突き出た伊豆半島の先には、沖合に浮かぶ伊豆諸島の景色まで。
ここまでの疲れを吹き飛ばす素晴らしい絶景を心ゆくまで楽しみましょう。