欧米を中心に外国人観光客が増えてきているコロンビア。危険というイメージが付きまといがちですが、ここ数年でかなり安全に旅行できるようになりました。コロンビアで行くべき魅力的な街を紹介します!
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1.ボゴタ(Bogotá)
コロンビアの首都ボゴタは南米の玄関口としてハブ空港の役割もあり、コロンビアを経由して南米各地に向かう便も多く、トランジットで立ち寄る人も多い都市です。また、空港から市内中心部まで車で30分程度で行けることもあり、旅行者にとっては数時間でも街中に出てみたいと思う都市でもあります。
歴史的な街並みや石畳が今も残る旧市街、標高3,000mを超えるモンセラートの丘のほか、おしゃれで流行に敏感な若者たちや上流階級層が集まるウサケン地区などは、日本人がイメージしにくいおしゃれでハイクオリティなお店やカフェ、レストランが立ち並んでいます。コロンビアの今も昔どちらも楽しめる街です。
2.メデジン(Medellín)
コロンビア第2の都市であり、かつては世界で最も危険な都市として知られたメデジンは、今では欧米人を中心にバックパッカーに人気の街です。すり鉢状の地形にオレンジ色の外壁の建物が立ち並ぶ街並みは、アンデス山脈のある南米ならではの景色と言えます。
かつての危険なイメージを払拭させるために市民自らがアートや音楽、クリーンな街づくりを積極的に行っており、今では一大観光地となったスラム街コムナ13、ロープウェイや電車などの交通機関の整備のおかげもあり、世界で最も革新的な街として知られるようになりました。
ここを起点に日帰りツアーも多く敢行されており、コーヒー農園を訪れたり、奇岩で有名なグアタぺの貯水池を訪れたり、少し変わったところでは麻薬王エスコバルゆかりの地を訪れるツアーもあったりします。
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3.グアタぺ(Guatapé)
奇岩とカラフルな街並みで有名になった田舎の町、グアタぺ。メデジンからバスで2時間程度で行けるので、デイトリップするにもちょうどよい町です。
スペイン統治下時代のコロニアル建築を色濃く残す、この山奥の小さな町。後世に続くカラフルな街並みは、一瞬でグッと心を奪われます。
また、この町の入口にある220mも巨石La Piedra Del Peñolにも注目です。マグマの隆起説、隕石説などまだ謎が多いのですが、その頂上まで登ることができます。頂上から見る眺め、眼下に浮かぶ人工の貯水池と緑が織りなす景色は、一生に一度は見ておきたいと思う絶景です。
4.ハルディン(Jardín)
メデジンやグアタぺと同じくアンティオキア県にあるハルディンは、コーヒー産業が盛んな山奥の町です。ここでは、上質なコーヒー豆が生産されており、またコロンビア国内の他のコーヒー産地と比べても観光地化が進んでおらず、コロンビアらしい生活をうかがい知ることが出来ます。
小さな町ながら信じられないほど精巧で立派な青い教会や、地元のアーティストがデザインした色使いが素敵なデザインのカフェなどもあり、コロンビア国内から訪れる人が多いようです。外国人旅行者にはまだあまり知られていないので、ディープな旅をしたい人には特におすすめの町です。
5.カルタヘナ(Cartagena)
カリブ海沿いにあるカルタヘナは年中温かく、バケーションで訪れる人が多い常夏の街です。今ではクルーズ船が立ち寄ることも多く、比較的安全なビーチリゾートでもあり欧米の旅行客に人気です。
エメラルドや南米の財宝が集まる拠点の港でもあり、海賊たちが財宝を目当てに攻め入ることも多く、その当時の城壁が今も残っています。城壁都市としての機能を垣間見れる旧市街は世界遺産にも登録されています。
6.ビジャデレイバ(Villa de Leyva)
美しい石畳がビジャデレイバ随一の名所であるマジョール広場は、南米で一番広いとされています。世界最大の粘土の家カサ・テラコッタやエメラルドグリーンとスカイブルーの湖ポゾス・アズーレスもあり、見どころも多い街です。
7.ラキジャ(Ráquira)
アーティストたちのコロニーとして発展した町ラキジャは、良質の土が取れることから陶芸が盛んな町として有名です。北アンデスの伝統的な陶器と手織り品を生産する土地として知られており、この町で作られた器やお皿、陶器でできた風鈴などは、コロンビア国内でも人気のお土産品です。
中心部にはお土産屋さんが立ち並び、建物自体も魅力的で独特な雰囲気が楽しめます。アーティストがいる街らしく、クリエイティブなアクセサリーや置物も多く、土産屋さんを回るだけでも楽しめますよ。
いかがでしたか?
外国人観光客も増えてきており、近年注目されている国でもあるコロンビア。アンデス山脈の高地もあれば、カリブ海沿いのトロピカルなエリアもあって、かなり色々な面をみせてくれる国です。次の休みの旅行先としてプランを立ててみませんか?