写真：がぅちゃんドブロブニクやスプリトなど、クロアチアの観光都市が集結するアドリア海沿岸の地域、ダルマチア地方。今回は、現地で定番のローカルグルメを5つピックアップし、その内容や味について紹介します！
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クロアチアについておさらい
出典：ja.wikipedia.orgクロアチアの国旗
クロアチアは東ヨーロッパのバルカン半島に位置する共和制国家で、首都はザグレブです。EU加盟国家ですが通貨はユーロではなく、独自通貨の「クーナ」が流通しています。
サッカーが非常に人気で、2018にロシアで開催されたFIFAワールドカップでは準優勝を達成しました。
ダルマチア地方とは？
- 出典：en.wikipedia.orgimage by DIREKTOR
クロアチアは大きく4つの地域（中央クロアチア、ダルマチア地方、スラヴォニア地方、イストリア地方）に分かれるのですが、中でも風光明媚なアドリア海沿岸の地域がダルマチア地方です。
ダルマチア地方には、日本人観光客にも人気の「ドブロブニク（Dubrovnik）」や「スプリト（Split）」も含まれています。
ちなみに、アドリア海はジブリ映画の『紅の豚』の舞台として、そしてドブロブニクは『魔女の宅急便』のモデルとなった街としても知られています。
- 出典：ja.wikipedia.orgドゥブロヴニク旧市街の城壁 by Bracodbk
余談：ダルマチア＝ダルメシアン
- 出典：ja.wikipedia.orgDalmatian b 01
ダルマチアについては英語で「ダルメシアン（Dalmatian）」と発音するのですが、その名の通り、ディズニー映画の『101匹わんちゃん』でおなじみのダルメシアン犬の原産地としても知られています。
それでは本題へ…！
1. ダルマチア・ハム（Dalmatian Ham）
- 写真：がぅちゃん
ダルマチア・ハムは、ダルマチア地方で作られた豚肉のハムで、いわゆる生ハムの一種です。英語で「Dalmatian prosciutto（ダルメシアン・プロシュート）」、クロアチア語では「Pršut（プロシュート）」と表記されています。
製法が独特で、塩を除く添加物の使用が一切禁止されています。海水から出来た塩で味をつけ、12ヶ月以下の期間で熟成されたものだけがダルマチア・ハムと呼ばれます。
ダルマチア・ハムの味
- 写真：がぅちゃん
塩は効いていますが決して辛くなく、豊かな肉の旨味がはっきり感じられるので、ついつい食べ続けてしまうような美味しさです。
- ダルマチア・ハムの相場：1皿約80クーナ（1,360円）
2. ダルマチア・チーズ（Dalmatian Cheese）
- 写真：がぅちゃん
ダルマチア地方のレストランでは、羊と牛のミルクを混ぜて作られたハードチーズを「ダルマチア・チーズ（Dalmatian cheese）」として提供している場合があります。ダルマチア地方にあるパグ島の特産品である「パグ・チーズ」を指すこともあります。
ダルマチア・チーズの味
- 写真：がぅちゃん
写真のものは「Livanjski（リバンスキー）」という、クロアチアの隣国ボスニア・ヘルツェゴビナのチーズですが、お店の自家製であること、材料に羊ミルク&牛ミルクを使用しているということで「ダルマチア・チーズ」と呼ばれていました。
味はチェダーチーズより弱くほのかに濃厚で、シェーブルチーズの風味があり、どちらかというと癖のあるチーズのようでした。
- ダルマチア・チーズの相場：1皿約80クーナ（1,360円）
3. マカロニ&ミートソース（Žrnovski Makaruni）
- 写真：がぅちゃん
「Žrnovski Makaruni（シュクロスキ・マカロニ）」という名前で、英語で「Macaroni with Meat sauce（マカロニ・ウィズ・ミートソース）」表記されていることもあります。自家製のマカロニにミートソースを混ぜた家庭料理です。
マカロニ&ミートソースの味
- 写真：がぅちゃん
給食を思い出すような、安心できる味付けです。日本人のおばちゃんが作ったと言われれば信じてしまえる味でした。
- マカロニ&ミートソースの相場：1皿約100クーナ（1,700円）
