広大な北海道の中でも、とりわけ雄大な大自然を感じられる道東エリア。今回はそんな道東エリアにある霧多布(きりたっぷ)湿原周辺の絶景スポットを紹介します。本州では決して見ることが出来ない、見事な北海道の景色を感じましょう!
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琵琶瀬展望台から見る霧多布湿原のスケールのデカさに感動!
ここは北海道浜中町、琵琶瀬展望台。こちらの展望台から見えるのは、国際的に重要な湿地としてラムサール条約の条約湿地にも登録されている、霧多布湿原の大パノラマです!
道東の主要都市である釧路市までは西へおよそ80㎞。反対の根室市までは東へ約60㎞。琵琶瀬展望台は、ちょうど双方の都市の中間地点にあたる場所に位置しており、道東の海沿いをひた走る“北太平洋シーサイドライン”というドライブロード上にも位置しているため、車でアクセスする場合は特におススメの展望台です。
そんな琵琶瀬展望台から見える霧多布湿原の景色はと言うと…?
じゃじゃーん!うーん、まさにこれぞ道東!これぞ北海道!と感じさせるような、広大な湿原の風景!道東と言えば有名な釧路湿原の風景をイメージする方も多いかと思いますが、目の前に見えている霧多布湿原も面積なんと3,168ヘクタール。国内で5番目の広さを持つ大湿原なのです。
湿原を流れゆくいくつもの小さな川が最も大きな琵琶瀬川に合流し、写真右手の太平洋へと注がれていく光景は、およそ日本とは思えない見事な絶景。ここでしか見ることの出来ない素晴らしい景色です。
本州では高山植物としてしか見ることの出来ない貴重な花々も、冷涼な気候である霧多布湿原の周辺では、平地で見ることが出来るため、霧多布湿原は“花の湿原”とも呼ばれています。湿原に下りれば、間近で様子を観察出来る遊歩道や散策路が色々と整備されていますので、旅の行程に余裕のある方はそちらもあわせて是非どうぞ!
そびえる断崖絶壁に湯沸岬灯台の絶景!霧多布岬展望台
浜中町の周辺には、霧多布湿原以外にも、道東の迫力ある大自然を感じられるスポットがまだまだあります。その中でも特に有名なのが霧多布岬。太平洋に突き出た岬で、周辺には展望台や灯台、キャンプ場などが点在しています。
そんな霧多布岬にある展望台から見た景色が、上の写真です。見てください!荒々しい断崖絶壁が続くダイナミックなこの絶景を!奥に見えている灯台は、湯沸岬(とうぶつみさき)灯台です。
実はあの灯台まで歩いて向かうことが出来るのですが、それは後述するとして…。兎にも角にも、広がる大海原をバックに岬の絶景を眺めましょう。夏場は、道東名物の“海霧”に視界を遮られることもしばしばありますが、霧多布岬を訪れたのなら、展望台から見える景色をまずは目に焼き付けておくのがおすすめです。
先へ進めば進むほど見事な絶景が広がる!?霧多布岬を歩いてみよう
先の段落で「湯沸岬灯台まで歩いて行ける」と触れましたが、灯台があるあたりが岬の先端となっていますので、やっぱり先端がどうなっているかって、皆さんも気になりますよね?実は霧多布岬は、その先端まで遊歩道が整備されているので、湯沸岬灯台はおろか、本当に先端の先端まで歩いて向かうことが出来ます。
歩いて行くと上の写真のように、いかにも岬らしい“先端”の風景を味わえます。遊歩道を先へ進むたびにどんどんと最果て感のある見事な風景が続きますので、とにかく往復してみましょう。
こちらは遊歩道から根室方面を眺めた景色です。海に繁殖している海藻類が透けて見えていることから、その綺麗さは十分に伝わっていると思いますが、なんと霧多布岬の周辺では、海にプカプカと可愛いらしく浮かぶ野生のラッコの様子を観察出来る場合があります!
道東エリアは、国道の脇を鹿の親子が平然と歩いているくらい大自然の宝庫で、同時に国内に残された貴重な動植物の楽園でもあります。なので運が良ければ、陸の上からでも優雅に泳ぐラッコの親子の姿が見られるかも!?