2017年7月にオープンした「お茶のいろは by Namacha」。ペットボトル飲料の生茶を製造するキリンが、お茶の種類や淹れ方、楽しみ方を教えてくれる体感型ミュージアムです。コンセプトは「知るとお茶は、楽しくなる」。お茶に慣れ親しんできた人もそうでない人も、ワクワクの体験をしながら「お茶のいろは」を知ってみましょう!
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はじめに
原宿から表参道方面に向かう途中にある、いつも多くの人で賑わう「明治神宮前交差点」。そこから横道に徒歩10分ほど行ったところに、「お茶のいろは by Namacha」はあります。JR原宿駅からも行けますが、東京メトロの明治神宮前駅からだとより早くアクセスできます。
営業日は毎週日曜日。外の入口にスタッフが立っていて、混雑時でなければ1グループずつ案内してくれます。
「いろは」とは物事の基本や初歩の意味。お茶の味わいの基本となる「産地」「加工」「淹れ方」の3項目がお茶における「いろは」です。専門的にも見えますが、知れば得すること間違いなしの、幅広い層が楽しめる内容になっています。
まわり方
①日本茶の飲み比べからスタート
施設に入って体験料800円を払うと、最初のイントロダクションコーナーへ。高品質感のある、和菓子屋さんのようなディスプレイがきれい!お茶をめぐる旅がここから始まります。
カウンターの中にいるのは「日本茶インストラクター」。ディスプレイを使いながらの説明とともに、最初に2杯のお茶を飲み比べします。どちらもおいしいのですが・・・この違いの正体は体験していくうちにわかります。
②楽しいコンテンツでしっかり学ぶ
2階に上がり、お茶の知識を学ぶコーナーへ。「いろは」の3項目のうちの2つである産地と加工についての理解を深めていきます。上に乗ったりレバーを回したりしながら学べる、体験型ミュージアムのようなエリアです。
日本には桜前線と同じように、お茶にも新茶前線があるなど、単なるアトラクションではなくしっかり情報が得られるのも見どころです。
ここでも「日本茶インストラクター」が登場。香りを嗅いだり触ったりしながら、先ほどのイントロダクションのコーナーよりかなり細かくいろいろなお茶について教えてくれます。
紅茶と中国茶と日本茶の違いは?日本茶の中でも値段の違いは?どうして高いの?などなど、知っていることも知らないことも、改めて教えてもらうと興味深いことがたくさんあります。
③お茶の淹れ方体験
再び1階に降り、最後の項目であるお茶の淹れ方を体験します。本日3人目の「日本茶インストラクター」のレクチャーのもと、実際に淹れて味を確かめながら、淹れ方による違いや楽しみ方を学びます。てのひらサイズのすべすべした急須がカワイイ!
最初のコーナーで飲み比べをした2種類の違いと、そのわけがここでわかります。茶葉の違いではなく、ちゃんと理由がありました。
普段なんとなく「お茶にしよう」とやっていることですが、そのやり方一つでこんなに変わるんだ!と目からウロコ。家に帰ってさっそく実践してみたくなります。
おすすめポイント
撮影スポットがたくさん!ただしタイミングを逃さず
基本的に自由観覧というよりは、グループごとに順を追ってツアーのようにまわるシステムです。もちろんしっかり話を聴きながら、ここぞという時にはすぐに写真を撮っておくことをおすすめします。
限定お土産
お茶といえば忘れてはいけないのがお茶うけ。参加者全員へのお土産として、ペットボトルの生茶とお茶うけのお菓子をいただけます。
お菓子は月替わりで、2018年1月はこってり甘いあんこ入りビスケットと、シナモン香るフロランタンでした。なぜ2種あるのかは「淹れ方体験」でレクチャーしてもらえます。
さらに「静岡やぶきた茶」を購入することができます。パッケージは、なんと50種類以上!ゆる〜いイラストや凜としたタイポグラフィが魅力的。ひとつ500円(税込)とお手頃なので、どれを買うか迷ってしまいます。
まとめ
ペットボトルの生茶はよく知っているけれど、急須にお茶っ葉を淹れて飲む本物の日本茶については、意外と知らないことが多いもの。ワクワクするコンテンツと写真映えするような素敵なディスプレイとで、楽しみながらお茶について学ぶことができます。
公式の情報では、「お茶のいろは by Namacha」は2018年5月までの限定公開の予定。ぜひそれまでにお茶のいろはをエンジョイしに行ってはいかがでしょうか。
- 【閉館】お茶のいろは by Namacha
- 原宿・表参道・青山
- 住所:東京都渋谷区神宮前6-16-23 CASE W地図で見る
- Web:http://ocha-iroha.namacha.jp/index.html