ハワイ島の南東部に位置し、1990年の溶岩流でハイウェイ130号線が遮断され、陸の孤島のようになってしまったプナ地区。アクセスは多少不便ですが、ここには大自然や火山による大地のエネルギーを感じる観光スポットが盛りだくさん。そんなディープなハワイ島を体験できるおすすめ立ち寄りスポットを紹介します♪
この記事の目次表示
ハワイ島のディープなエリア「プナ地区」をもっと楽しもう♪
ハワイ島の南東部にある「プナ地区」。以前はハイウェイ130号線を使って島全体をぐるりと一周とできたのですが、1990年にハワイ火山国立公園の南エリアの海岸線カラパナが溶岩流(噴出した溶岩の流れが地表で固まったもの)で覆われたことによりクローズし、さらに2018年の溶岩流の影響で、2021年現在はポホイキ道路から北の137号線や132号線の一部も遮断されています。
アクセスの悪さでハワイ島一周ドライブコースでも敬遠されがちなエリアですが、新しい溶岩流により誕生したビーチや天然温泉など、ここならではのアクティビティーもたくさん。
ハワイ島をディープに楽しみたいならぜひ訪れたいこのエリアですが、一番手前にある街パホア(Pahoa)ならヒロから車でたった30分の距離です。ヒロ近郊に滞在している際に訪れたい観光エリアとして、ぜひ参考にしてください♪
今回のドライブコース
全体像が見えやすいように、今回のおすすめスポットを地図にまとめてみました。おすすめ順に進むとプナを南から北へぐるりと廻ることができます。
【Spot 1】:ローカルで賑わう大規模マーケット「マクウ・ファーマーズ・マーケット」
ヒロの街を南下し、130号線に乗り換えプナの手前にあるのが「マクウ・ファーマーズマーケット(Maku'u Farmer's Market)」。辺鄙な場所にあるのにも関わらず、150前後のテント数が立ち並び、かなりの賑わいを見せるローカルに人気の大型マーケットです。
ここは場所柄、サーファーのような出立ちの人はもちろん、自由でカラフルな服装や靴を履かないヒッピー系ローカルを多く見かけます。ローカル色が色濃いことに加え、観光客も多くまさに多様性に溢れているのが魅力。
とにかく広大なので、まずはエントランスから左側にある飲食店コーナーをチェックしましょう。ここでは朝ごはんを購入したり、ランチをテイクアウトするのにぴったり。販売されている野菜も格安なので、旅行中自炊をしている方はここでお得に買い物ができますよ。
ちなみにこのファーマーズマーケットは日曜日の朝のみの開催で、入場料の代わりに車一台につきUSD2の駐車代を支払うシステムが取られています。ディープなエリア、プナ周辺に住む人々の生活を垣間見るスポットとしてぜひおすすめです♪
- マクウ・ファーマーズマーケット
- ハワイ島 / ファーマーズマーケット
- 住所:15-2131 Keaau-Pahoa Rd, Pāhoa, HI 96778地図で見る
- 電話:8088965537
- Web:https://www.facebook.com/makuufarmersmarket/?ref=p...
【Spot 2】:ヒッピーの街パホアで街歩き♪
マーケットを出てそのまままっすぐ130号線を南下すると到着するのが「パホア(Pahoa)」。ハワイ島でもヒッピータウンとして知られる場所柄、オーガニックやベジタリアン向けのお店やカフェが多いのが特徴です。ちなみに以前ワイコロアにあった人気ヴィーガンレストラン「Under the Bodhi Tree」も、2021年7月にパホアに移転予定です。
特にハワイ島の大型エコスーパー「アイランド・ナチュラルズ(Island Naturals)」は、お土産候補にもなるローカル産商品を多く取り揃えているほか、テイクアウトできるデリコーナーも充実しています。
街の目抜き通りにはレストランやカフェ、雑貨屋さんが並んでいるのでぜひ街歩きを楽しみましょう。ちなみにプナ地区のガススタンドはこの街のみとなので、ここでのガソリン補給もお忘れなく!
- アイランドナチュラルズ・マーケット&デリ(パホア店)
- ハワイ島 / スーパー・コンビニ
- 住所:15 -1870 Akeakamai Loop,, Pāhoa, HI 96778地図で見る
- 電話:(808) 965-8322
- Web:https://islandnaturals.com
【Spot 3】:130号線の最端!アンクルロバート・アワバー&ファーマーズマーケット
パホアの町を抜け、次に向かいたいのが130号線の1番奥にあるカラパナエリア。真っすぐ南下すると130号線が終わる箇所に「アンクルロバートアワバー&ファーマーズマーケット(Uncle Robert's Awa Bar and Farmers Market)」があります。
ここには小さなステージが設置されており、ローカルが音楽を演奏しているほか、新鮮なスムージーを購入できる店舗もあり、休憩がてら立ち寄るのにぴったりです。
パンデミック前までは水曜日の夜に大きなイベントが開催されていましたが、2021年現在は不定期です。
この施設の真横に小さなショップや手作りの陶器を販売するギャラリー「ハウスオブファイヤー・アートギャラリー」もあり、ローカル産の商品を扱っています。
また、2018年の溶岩流で新しく誕生した「ニュー・ブラックサンドビーチ(New Black Sand Beach)」もすぐ裏手にあります。プナの最南端にある場所柄、ローカル感が更に色濃いハワイ島の奥地を体験できますよ♪
- アンクルロバートアワバー&ファーマーズマーケット
- ハワイ島 / ファーマーズマーケット
- 住所:12-5038 Kalapana Kapoho Beach Rd, Pāhoa, HI 96778地図で見る
- 電話:8089877247
- ハウスオブファイヤー・アートギャラリー
- ハワイ島 / ギャラリー
- 住所:12-5038 Kalapana Kapoho Beach Rd, Pāhoa, HI 96778地図で見る
- 電話:7072185121
- ニュー・ブラックサンドビーチ
- ハワイ島 / ビーチ / 自然・景勝地
- 住所:Island of, Pāhoa, HI 96778地図で見る
【Spot 4】:ローカルが集う黒砂ビーチ「ケヘナ・ブラックサンドビーチ」
130号線の最終地点からは、137号線を北上するドライブコースがはじまります。右手に海が広がる非常に景観の良いジャングルの道は、途中にローカルが多く集まる「ケヘナ・ブラックサンドビーチ(Kehena Black Sand Beach)」があり、立ち寄りスポットとしておすすめ。
高い崖の下にあるためアクセスは容易ではありませんが、真上の崖からビーチを海を見下ろすだけでもプナ気分を満喫できます。
未開発のビーチは手付かずで、まさに自然のままの状態です。島の東に面しておりサンライズ・スポットとしても人気。ちなみにここはヌードビーチなので、ビーチでの写真撮影は控えましょう。
- ケヘナ・ブラックサンドビーチ
- ハワイ島 / ビーチ / 自然・景勝地
- 住所:Kehena Black Sand Beach地図で見る
【Spot 5】:森の中の天然温泉が魅力「アイザック・ヘイル・ビーチ公園」
このまま137号線を北上し、ポホイキ道路との十字路を右折すると「アイザック ヘイル ビーチ公園(Isaac Hale Beach Park)」に到着します。ここは2018年の溶岩流に飲み込まれる寸前で生き残ったビーチです。その影響で、海岸線が延びゴツゴツとした溶岩ビーチに様変わりしていますが、ライフガードも常在しており、れっきとした公立ビーチとして利用されています
ここには以前海との境界線に「アハラヌイ温泉プール」があり、プナ観光の目玉スポットでした。残念ながら溶岩流に飲み込まれ、現在は跡形もなく消滅しています…。
ただし、ビーチを左手に森の中を5分ほど進むとある小さな自然温泉「ポホイキ温泉(Pohoiki Warm Pool)」は被害を逃れ、現在でも自然温泉を楽しむことができます。
この天然温泉は、海水と混じり合わない独立した池なのに、潮の満ち引きに合わせて水位が変わる不思議スポット。約8人程度が入れるこじんまりとした露天風呂です。
深さもあり、32℃程度のぬるめのお湯加減なのでゆったりと長時間楽しめます。ジャングルのような緑を見ながらの透明度の高いお湯に浸かれる体験はハワイ島でもここだけですよ!
また、ここ一帯は2018年の溶岩流により地形が変化し、ジャングルとビーチの境目に新たな温泉プールが数カ所誕生しています。
新しい温水プールは浅瀬で泳げるほど広々としています。のんびり日光浴やピクニックを兼ねてプールを楽しむのにもぴったりです。
- アイザック・ハレ・ビーチパーク
- ハワイ島 / ビーチ
- 住所:アイザック・ハレ・ビーチ・パーク / ポホイキ 12 HI-137 Pāhoa, HI 96778地図で見る