静岡県・伊豆半島の東に位置する町・河津(かわづ)。毎年2月中旬から3月中旬にかけて河津川沿が河津桜に彩られ、「河津桜まつり」が開催されます。また、周辺には河津桜とあわせて観光やグルメを堪能できるスポットやお店がたくさん!今回は早春の風物詩「河津桜まつり」の魅力と河津駅周辺の観光・グルメスポットを厳選してご紹介します。
この記事の目次表示
河津桜が咲く町・河津ってどんな町?
河津町は、伊豆半島の先端に位置する自然と温泉を楽しめる町。毎年2月上旬から3月上旬にかけて河津駅周辺が河津桜で彩られるほか、駅周辺には飲食できるお店もあり、桜の見物と合わせてグルメを堪能することもできます。
河津駅までは、東京駅から特急「踊り子」号で約2時間30分でアクセスできるほか、熱海駅からも「踊り子」のほか、観光列車「リゾート21」で約1時間20分でアクセスできます。「踊り子号」は1日3本、土日祝日には、臨時列車を含めて10本程度運行しています。
早咲きの桜で春を満喫!「河津桜まつり」
河津桜は毎年2月上旬頃から咲き始め、約1カ月間花見を楽しむことができます。その期間にあわせて開催されるのが「河津桜まつり」。河津川沿いに続く約4キロメートルの道に850本、町全体では約8,000本の河津桜が咲き誇り、川のせせらぎと山の風景を眺めながら散策を楽しめます。
河津駅周辺をはじめ、河津川沿いには菜の花も咲いており、河津桜とのコラボレーションを楽しめます。InstagramやTwitterといったSNSへのシェアにピッタリな写真も撮ることができます。
河津駅から歩いて約10分の場所にある来宮橋や、約20分の場所にある豊泉橋(ほうせんきょう)からも、美しい河津桜の桜並木を眺めることができます。天城連山を望む山側には、時期によって桜のピンクと菜の花の黄色が描く色鮮やかな風景を堪能できます。
また河津川沿いにある笹原公園内には、「さくらの足湯処」があります。駅から歩いて20分のところにある峰温泉(みねおんせん)が源泉で、湯船の底にある玉石で足裏のツボを刺激しながら花見を楽しめるほか、豊泉橋の近くにある「豊泉の足湯処」でも足湯に入りながら花見を楽しめますよ♪
- さくらの足湯処
- 東伊豆 / 足湯・手湯
- 住所:河津町笹原111-3 笹原公園内地図で見る
- 電話:0558-32-0290(河津町観光協会)
- Web:http://www.kawazu-onsen.com/hotspring/29
- 豊泉の足湯処
- 東伊豆 / 足湯・手湯
- 住所:静岡県賀茂郡河津町峰517-1地図で見る
- 電話:0558-32-0290(河津町観光協会)
- Web:http://www.kawazu-onsen.com/hotspring/32
河津桜の散策と合わせて、露店に立ち寄るのもおすすめ!河津桜まつり開催期間中、田舎本舗ヤマダでは「桜たい焼き」を販売。もっちりとした生地の食感と甘さ控えめのつぶ餡、そして桜の葉の香りを堪能できます。
また出店をはじめ、河津桜観光交流館では、鮮やかなピンク色をした「さくらソフト」も味わえます。桜のエキスとあわせて、塩漬けされた桜の葉が入っており、甘じょっぱい風味を楽しめます。この他にも、桜色をした「桜うどん」(税込500円)など、河津桜にちなんだグルメを提供しているので、あわせてチェックしてみて。
さらに河津桜まつり開催期間中には、河津桜にちなんだお菓子やグッズも販売。桜色のまんじゅうの皮につぶ餡が入った「河津桜まんじゅう」や、桜の葉が入ったまんじゅう「桜ふわっこ」(12個入り・税込1,080円~)、桜の香りをつけたお茶「桜茶」(1袋・税込450円)など、オリジナルのお土産が手に入ります。
- 河津桜まつり
- 東伊豆 / 桜の名所 / 観光名所 / 花畑(2月) / 花畑(3月) / インスタ映え / 菜の花畑 / 河津桜の名所
- 住所:静岡県賀茂郡河津町浜地図で見る
- 電話:0558-32-0290(河津町観光協会)
- Web:https://kawazuzakura.jp/
河津桜まつりとあわせて行きたいおすすめスポットをご紹介!
【1】河津桜を眺めながら露天風呂を満喫できる「踊り子温泉会館」
河津川沿いにある遊歩道を歩くと見えてくるのが、日帰り温泉施設「踊り子温泉会館」。河津温泉郷のひとつ「峰温泉」から温泉を引いてきており、大浴場や打たせ湯、気泡湯など、多彩な浴場が揃っています。中でも、石造りの露天風呂からは、河津桜が咲いている間、桜を眺めながらの入浴を楽しめますよ♪
- 踊り子温泉会館
- 東伊豆 / 日帰り温泉
- 住所:静岡県賀茂郡河津町峰457-1地図で見る
- 電話:0558-32-2626
- Web:http://kankou.town.kawazu.shizuoka.jp/attraction/1...
【2】迫力満点の自噴泉に注目!「峰温泉大噴湯公園」
先程ご紹介した「踊り子温泉会館」から少し歩いたところにあるのが「峰温泉大噴湯公園(みねおんせんだいふんとうこうえん)」。100度の温泉が吹き上がっており、園内にはお土産を買えるショップのほか、足湯も併設しています。
最大の見どころは、毎分600リットル100度の温泉が吹き上がる大噴湯。1日7回、高さ30メートルまで自噴水が約1分間吹き上がります。運が良ければ虹を見られることもありますが、近くにいると濡れてしまう可能性もあるので、間近で見たい方はご注意を!
また噴湯を使った名物「大噴湯たまご」を食べるのもおすすめ。売店で卵を買った後、噴湯に入れて約15分間待ちます。出来上がったら、冷水に冷まして完成!ぜひ試してみましょう♪
- 峰温泉大噴湯公園
- 東伊豆 / 公園
- 住所:静岡県賀茂郡河津町峰446-1地図で見る
- 電話:0558-34-0311
- Web:http://kankou.town.kawazu.shizuoka.jp/attraction/1...
【3】カッパ伝説が残る歴史ある寺院「かっぱの寺 栖足寺」
河津駅から橋を渡って、少し歩いたところにある「栖足寺(せいそくじ)」。鎌倉時代に創建された寺院です。かつて寺の裏を流れる河津川の淵に河童が住んでおり、村人をいじめていた河童を寺の住職が預かって世話をしたことから「かっぱの寺」と呼ばれています。本堂の天井には、江戸時代特有の99枚の天井絵が描かれており、色鮮やかな絵を見ることができます。
境内には、かっぱが住んでいたという井戸があるほか、「きゅうり封じ」と呼ばれる病魔退散や無病息災、心願成就のご利益のある祈願スポットがあり、500円で河童が好きなキュウリを納めることができます。また本堂には、住職に助けられた河童がお礼に残した「河童のかめ」があり、予約をすることで、壺口に耳を当てて不思議なせせらぎを聴けるという体験も行えます。
また河童の絵を描いた御朱印をいただけるほか、河津桜まつり期間中には、河津桜や河津川、河童の絵が描かれた御朱印をいただくこともできます。河津桜の散策とあわせて、河童ゆかりの寺院に立ち寄ってみては。
- かっぱの寺 栖足寺
- 東伊豆 / 寺
- 住所:静岡県賀茂郡河津町谷津256地図で見る
- 電話:0558-32-0896
- Web:http://kappa.live/
【4】伊豆の旬のネタを取り入れた海鮮丼が味わえる「伊豆海鮮どんぶりや」
河津駅から徒歩すぐのところにある海鮮料理専門店「伊豆海鮮どんぶりや」。伊豆近海で獲れた旬の海の幸を使った海鮮丼のほか、地元の漁師から直接仕入れた金目鯛の料理など、絶品の海鮮料理を堪能できます。
おすすめは、マグロやイカ、甘えび、シラスなど、10種類のネタを味わえる「伊豆海鮮丼」。刺身は身が引き締まっていて食感も良く、わさび醤油との相性も抜群です。この他にも、金目鯛をじっくりと煮込んだ「金目鯛の煮込み定食」(税込2,178円)や、桜えびや釜揚げしらすがふんだんにトッピングされた「駿河海鮮丼」(税込1,738円)もおすすめですよ♪
- 伊豆海鮮どんぶりや
- 東伊豆 / 魚介・海鮮料理 / ご当地グルメ・名物料理 / 海鮮丼
- 住所:静岡県賀茂郡河津町浜163-1地図で見る
- 電話:0558-32-0339
- Web:https://izukaisendonburiya.com/
この記事を書いたライターから一言
河津桜まつりが開催される少し前に河津を取材した筆者。暖冬の影響もあって河津桜がすでに一部咲いていたこともあり、2020年はまつりの開催と同時に五分咲き位になるのではと感じています。また2020年3月14日には、スーパービュー踊り子が引退を迎え、観光特急「サフィール踊り子」がデビュー。ぜひ、河津桜まつりの後も伊豆へ出かけてみてくださいね♪