北海道の最高峰「旭岳」は、大雪山の主峰としても知られ、日本百名山にも選ばれている人気の山です。標高は2,291mはありますが、5合目まではロープウェイで行けるので、本格的な登山を比較的気軽に楽しめます♪今回は、5合目から登る旭岳登山についてご紹介します!
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「旭岳」とは?
標高2,291mを誇る「旭岳」は、北海道上川郡東川町にある火山で、大雪山の主峰であると共に、北海道の最高峰です。
登山シーズンは6月下旬から10月初旬までと短いものの、日本百名山にも選ばれていて、多くの登山者が訪れる人気の山です。
また、麓の旭岳温泉から標高1,600m地点の5合目まではロープウェイで行くこともできます。
1周約1時間で巡ることができる散策路も整備されているため、登山者に限らず、絶景やハイキングを楽しむ観光客も多いです。
6月に雪解けがはじまったかと思うとあっという間に夏山にかわり、美しい高山植物が咲き誇ります。
そして9月中旬から下旬にかけては紅葉がピークを迎え、日本で最も早く紅葉が訪れる場所としても知られています。
短い期間でめまぐるしく季節が変わっていく旭岳の大自然へ、さっそく出発しましょう!
まずはロープウェイで5合目まで登ろう!
まずは旭岳温泉街にある「大雪山旭岳ロープウェイ」で5合目へと向かいましょう!
チケットは片道でも往復でも買うことができるので、体力や登山プランに合わせて購入しましょう。標高1,600m地点にある姿見駅までは、約10分で到着することができます!
車窓からは大雪山のダイナミックな景色を楽しむことができ、ロープウェイでの空中散歩だけでもとても感動的です。
姿見駅に到着後はハイキングコースの簡単なレクチャーや、その季節に咲いている高山植物の紹介などがあり、その後は自由行動開始です!
さっそく登山口へと向かいましょう!
- 大雪山旭岳ロープウェイ 山麓駅
- 東川町(上川郡) / 駅
- 住所:北海道上川郡東川町 大雪山旭岳ロープウェイ地図で見る
- 電話:0166-68-9111
- Web:http://asahidake.hokkaido.jp/ja/
- 大雪山旭岳ロープウェイ 姿見駅
- 東川町(上川郡) / 駅
- 住所:北海道上川郡東川町 姿見駅地図で見る
5合目からは自力で!いよいよ登山道へ
5合目の散策路から旭岳山頂への登山口は、ハイキングコース内で特に人気の姿見の池の横にあります。
旭岳石室と第5展望台を背に、石がゴロゴロとした傾斜を登っていくと、旭岳登山道へと続いています。
ロープウェイ降車時のレクチャーでも説明がありますが、右の写真の看板を目印にハイキングコースから外れ、登山装備を要する本格的な山登りとなるので覚悟を決めましょう!
5合目~6合目
5合目のハイキングコースを後にし、6合目へと向かって歩いていく際の景色がこちらです。
見える限り、岩、岩、岩です!「どこまでこの岩の道が続くのだろう…」と思われる方も多いかもしれませんが、山頂までほぼこんな感じです。
なので、足元に気を付けながら、ひたすら地道に登っていきます。
左側の地獄谷の噴煙を見ながら、慎重に一歩一歩登っていくと、ほどなくして6合目に到着です!
6合目~7合目
6合目の道標を過ぎたあとも、これまでと変わらず岩がごろごろとした道を進んでいきます。
登り始めてまだそう時間は経っていませんが、振り返るともうこんなに姿見の池が小さく見えます。
登り始めの標高が既に1,600mを超えているので、すぐに壮大な景色を楽しめるのも嬉しいポイントです。
岩だらけで歩きづらそうに見えますが、よく見ると人が通った道がしっかりと残っているので、その跡を辿っていけば比較的楽に登れます。
空や雲が近く感じ始めてきたら、すぐに7合目です。
7合目~8合目
7合目を過ぎても、岩だらけの道は変わりません。足場の悪さに加え、更に傾斜もきつくなってくるので、頑張りどころです。
この日は途中から曇り始め、8合目手前で深い雲に包まれ、視界も悪くなっていきました。標高が高いこともあり、天気が変わりやすいので、装備を含め、十分に注意しましょう!
赤褐色の岩が見え始め、足元が更に滑りやすく感じてきたところで8合目に到着です。
8合目~9合目
「あんなに高いところまで登れるだろうか…」と不安に思いながら出発した方も、きっと気が付けば9合目が目前のはずです!
滑りやすさやごろごろとした岩など、足場の悪さは8合目とそう変わりませんが、それ以外に難しいところや危険なスポットはほぼないので、ゆっくりでもいいので1歩ずつ確実に登っていくと、いつの間にか自分でも驚くような標高に到達しています。
大きな岩の合間を縫って進んでいくと、ほどなくして9合目に到着です。
9合目~山頂
9合目の道標を過ぎ、砂利のような道を登っていくと、少しだけ歩きやすい道へと変わります。
頂上を示す看板が見えてくるので、案内に従ってコースを取ります。
しばし緩やかな坂道を登っていくと、いよいよ最後の急傾斜です!
距離が少し長く感じられるかもしれませんが、この岩の道を登り進めていくと、北海道の最高峰である旭岳の山頂に到着です!!
北海道の最高峰!旭岳山頂
旭岳の頂上は広々としていて、ランチや休憩スポットにピッタリです。
この日の山頂は雲に包まれていて視界不良でしたが、それでも北海道最高峰の道標との記念撮影はかなりの達成感があります!
お天気がいい日には、周辺の山々をはじめ、大パノラマも楽しむことができ、より一層の満足感が得られるはずです。
頂上までの道のりは楽とは言えないものの、5合目まではロープウェイで楽々と行くことができるため、比較的気軽に楽しめる登山といえます。
北海道の最高峰かつ大雪山の主峰、そして日本百名山にも選ばれている「旭岳」の登頂は、きっと忘れられない経験となるに違いありません!十分に準備のうえ、ぜひチャレンジしてみて下さいね♪