豊岡市

【兵庫・城崎温泉ロープウェイ】4分の3チケットで温泉寺や下山お散歩も楽しもう!

取材・写真・文:

兵庫在住
訪問エリア:44都道府県

2021年3月2日更新

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写真:まき子

城崎温泉ロープウェイは、ただ山頂からの景色を楽しめるだけではありません。中間駅には歴史ある由緒正しき「温泉寺」があり、中間駅から山の麓まではちょっとした散策も楽しめます。今回は「4分の3チケット」という裏技?!を使ったコースをご紹介します。

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城崎温泉ってどんな街?

  • 写真:まき子
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城崎ロープウェイをご紹介する前に、少し城崎温泉 のお話を。城崎温泉は兵庫県を代表する温泉の1つで歴史は古く、今から 1300年 も前、平安時代にはすでに知られていたと言われています。日本海がすぐそばなので、ローカルグルメは魚介類、特に 冬はカニ で人気を集めます。

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街の中心を流れる 大谿(おおたに)川 の光景も、城崎温泉の名物ですね。柳の木が枝垂れて良い雰囲気です。この川の南にある 駅前通り と、北にある 湯の里通り がメインストリートです。

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街全体が温泉街で「外湯めぐり」と呼ばれる7つの温泉巡りも有名。日中は多くの観光客で賑わっていますし、夜になると浴衣姿と下駄で外湯めぐりをしている人たちの足音が “からん♪ ころん♪” と響き渡ります。

そんな温泉街の西にある 大師山 には、“温泉の守護寺” として信仰を集めてきた【温泉寺】があり、麓には泉源もあります。

今回は、その麓と山頂を結ぶ【城崎温泉ロープウェイ】の楽しみ方をご紹介します。このロープウェイ、2017年に 国登録有形文化財 にも登録されたのですヨ!

城崎温泉
豊岡市 / 温泉地 / 女子旅 / 桜の名所
住所:兵庫県豊岡市城崎町湯島地図で見る
電話:0796-32-3663(城崎温泉観光協会)
Web:http://www.kinosaki-spa.gr.jp/

【城崎温泉ロープウェイ】に乗ってみよう!

1963年に城崎温泉と大師山の山頂を結ぶロープウェイを開業させたのは 太田垣 士郎 さん。と言ってもピンとこないかもしれませんが、関西電力の初代社長で、かの有名な 黒部ダム の建設を指揮した方です。城崎温泉ロープウェイは2017年に 国登録有形文化財 に登録されたことで、さらに人気が向上しました!

  • 写真:まき子

ロープウェイの乗り場へ行くにはけっこう長い階段を登りますし、山頂や中間駅にも階段がたくさんあります。大きな荷物を預けるコインロッカーや、ベビーカー置き場もありますので、麓に預けて身軽で登る方が無難です。

小さめのワンコであれば一緒に登れます

小型犬などの小さい動物であれば、体がすっぽり入るタイプのキャリーバッグなどに入れて一緒にロープウェイに乗車することができます。筆者も愛犬をキャリーバッグ(上記写真の黄色のバッグ)に入れて一緒に乗りました。山頂までは7分程度なので、ワンコたちも我慢できる程度の時間かと思います。

4分の3チケットもあり!

チケット売り場は、階段を登りきってたどり着く乗り場のすぐ近くにあります。山頂駅までの往復で 900円、中間にある「温泉寺駅」までの往復で 560円 。小動物や幼児は無料です。

山頂駅までの往復チケットで中間駅に途中下車することもできるのですが、今回オススメするのは「4分の3チケット」城崎温泉ロープウェイのHP やチケット売り場には「4分の3チケット」の表示はないのですが、「中間にある温泉寺駅から徒歩で下山したい」と伝えれば、750円 で購入することができます。

いざ出発!まずは山頂駅へ

  • 写真:まき子

山頂の標高は231mで、山頂まで約7分。わりと大人数が乗れるロープウェイで、行きと帰りそれぞれ1台ずつ、合計2台が運行しています。

中間駅の「温泉寺駅」では降りる人が居なくても一旦止まります。その際、すぐ隣にある「温泉寺 本坊」の様子が垣間見られます。

展望台からの眺めは絶景!

  • 写真:まき子

山頂駅に到着したら、ぜひ最初は展望台へ!そこからの眺めはなかなかの絶景です。山の合間に見える街が城崎温泉街、その向こうを流れるのは円山川、さらに遠くの方には、「天橋立」で有名な丹後半島や日本海も見えます。

「城崎珈琲 みはらしテラス&ガーデン」でまったり♪

  • 写真:まき子

山頂駅を降りたすぐ左には、「城崎珈琲 みはらしテラス&ガーデン」というカフェがあります。以前は「みはらしカフェ茶屋」という名前のお店で、お客さんが自分で焼く団子が名物でしたが、 ロープウェイが2017年に国登録有形文化財に登録されたのと同時にリニューアルオープン。

  • 写真:まき子

スペシャリティーコーヒー専門自家焙煎カフェ として生まれ変わり、珈琲をいれるこだわりの器などが展示されています。ブレンド珈琲はホットで420円、アイスで450円です。

  • 写真:まき子

店内は、木をメインにした柔らかな雰囲気がありつつも、椅子やソファに凝ったおしゃれな造り。

なお、お店のOPENは10:00となっていますが、筆者がロープウェイ始発9:10に乗車した際は、到着してすぐの9:20頃にはお店を開けてくれました。繁忙期だったからかもしれませんが、ご参考まで・・・。

“地産地消” にこだわった名物がいっぱい!

珈琲以外のソフトドリンクはもちろん、ビールやシードルもあります。地元のクラフトビア 城崎ビール も600円で飲めます。この日は夏にぴったりの ピルスナー のみでしたが、冬は スタウトカニビール も楽しめるかもしれません。

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また、こだわりの食べ物も揃っています。リニューアル前からある団子も形を変えて健在!今ではお客さんが自分で焼くスタイルではなく、お店が焼いた、みたらし団子ならぬ「みはらし団子」を450円で提供してくれます。地元の たにぐち農場 の無農薬のあいがも米を使用しているんだそう。

  • 写真:まき子

ソフトクリームもただのソフトクリームではありません。これにも たにぐち農場 さんの無農薬玄米入りでボリュームはたっぷり♪ もっとしっかりご飯を食べたい方は、地元の名物「八鹿豚」「田島牛」を使ったホットドックがオススメです。

注文しなくても利用OK!

  • 写真:まき子

入口のカウンターで注文をしますが、お店で飲食をしなくても自由にくつろいで良いのです!テラス席には眺めの良い場所に椅子とテーブルも並んでいて、先ほどご紹介した展望台と同じような光景をまったり座って眺めることができます。

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お店の前にもテント付きのテラス席がたくさんあり、とても良い雰囲気♪

子供が喜ぶ遊具もある「山上ひろば」

  • 写真:まき子

お店の前には綺麗に整備された「山上ひろば」が広がっていて、ベンチでゆっくりすることもできます。

  • 写真:まき子

奥に行くと遊具もあるので、お子様を遊ばせておきながら、パパママはゆっくり珈琲を楽しんではいかがでしょうか?

城崎珈琲 みはらしテラスカフェ
豊岡市 / カフェ・喫茶店
住所:兵庫県豊岡市城崎町湯島, みはらしテラスカフェ地図で見る
電話:0796-32-3365
Web:http://www.kinosakicoffee.com/

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じっとしているのは耐えられない旅行好き&飲兵衛です
日本在住ですがアメリカで生活したこともあり、その時にすっかりアメリカ大陸の自然に魅了されました。それ以来、帰国しても日本の自然の素晴らしい場所をあちこち旅行するのが好きです。1児の母でもありますので、“子連れで行くとどんな旅になる?!”という視点も織り交ぜていろんな場所をご紹介できればと思っています。
http://blog.goo.ne.jp/makiko0213ha

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