昔懐かしの自販機がたくさんあり、「レトロ自販機の聖地」とも言われる群馬県には、レトロ自販機だけが並ぶ無人の「自販機食堂」があります。古き良き風情と、懐かしメニューが味わえる、注目の「自販機食堂」の魅力をご紹介しましょう。
この記事の目次表示
伊勢崎市にあるモダンでレトロな「自販機食堂」
群馬県伊勢崎市にある自販機食堂は、誰でもレトロ自販機とそのメニューを楽しめる無人の食堂です。2014年に、とあるマンションの1階にオープンしました。
ちなみにレトロ自販機とは、昭和初期から平成初旬まで製造されていた自動販売機のこと。フード系のメニューが、500円以下で販売されています。巷で見かける最先端の自動販売機とは違い、ノスタルジックな見た目とメニューにほっこり。歴史を肌で感じられるため、マニアを中心に人気のある自販機です。
広い店内にはテーブル・カウンター・電子レンジも完備
自販機食堂の入口と店内奥にはカウンター、店内中央にはテーブルがあります。さらに、便利な電子レンジも完備。買ってすぐその場でゆっくり味わえるのが、自販機食堂の大きな醍醐味の一つでもあります。
※新型コロナウイルスの関係で店内飲食が不可なこともあるので、詳しくは公式Twitterでチェックしてから訪問してくださいね!
ワクワクが止まらない!レトロ自販機で売られているもの
それでは、食堂内に立ち並ぶ懐かし自販機とメニューをご紹介しましょう。
麺類
「うどん」や「そば」はレトロ自販機の定番であり、みんなに愛される看板メニュー。懐かしさと美味しさにほっこりします。
また、お店の外にはラーメンの自販機があり、テイクアウトでその美味しさを味わうことができます。ここで買って、自宅で調理して楽しめるのも嬉しいですね!自家製チャーシューもぜひ味わってみたいメニューのひとつです。
ハンバーガー
こちらも、レトロ自販機では定番&人気のハンバーガー。タルタルミート、Wチーズバーガー、メキシカンなどの種類があります。どれもリーズナブルなので、お腹が許せばいろいろな味を試せますね。
筆者はどれを食べようか悩みましたが、メキシカンという名前のハンバーガーを食べてみました。
コインを入れて数分待つと、ウィーン、ゴトンという音とともに熱々の箱が出てきます。自販機食堂の可愛いキャラクターが描かれた箱を開けると、紙に包まれたハンバーガーが顔を出します。
直径10cmほどのハンバーガーの中には、ハラペーニョが入っていて辛味があり、まさにメキシカンといった味わい。自販機で温められて出てくるので、パンは少ししなしなになっていますが、生地はふわふわ。ボリューム感があり、ジューシーなハンバーグとハラペーニョとの刺激的なハーモニーがたまりません。
- メキシカンバーガー300円(税込)
ドリンク類
珍しい瓶ジュースの自販機もあります。栓抜きでキャップを開けて飲むタイプで、レトロな匂いがぷんぷんします。今はあまり巷で見かけなくなったので、飲み方のわからない人もいるのでは?!
自販機グッズ
レトロ自販機ファンにはたまらない、オリジナルグッズも自販機で購入できます。うどん・そばのキーホルダーや、トートバッグは売り切れることもあるほど人気。また、食堂のキャラクターをモチーフにした缶バッジもあるので、記念にもなりますね。
おわりに
「レトロ自販機の聖地」といわれる群馬県の中でも、特にオススメの「自販機食堂」をご紹介しました。
マンションの1階という近代的な建物の中に懐かしの自販機が並び、ノスタルジックな雰囲気とメニューが楽しめます。また、ドリンクやお土産にもぴったりなグッズなど、珍しい自販機にも注目です。レトロな情緒溢れる自販機と美味しいメニューを味わいに、ぜひ足を運んでみてくださいね!