イスラエルでも文化や宗教に寛容と言われる街ハイファ。この街にあるアラブ料理からインスパイアを受けたとされる地中海料理レストラン「Fattoush(ファットゥーシュ)」について紹介します!
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ハイファ(Haifa)について
- 出典:commons.wikimedia.orgphoto by YASHA25
ハイファはイスラエルの北部にあり、レバノンの国境から約40km南に位置する都市です。人口は約26万人でイスラエルでは国内3位の規模です。
文化や宗教に寛容な街として知られており、日本美術館(Tikotin Museum of Japanese Art)や、世界遺産のバハーイー教の総本山があります。
補足:バハーイー教総本山
- 出典:commons.wikimedia.orgphoto by Arash Hashemi
バハーイー教の総本山は魅力的な庭園が目を引く、ハイファだけでなくイスラエルを代表する観光スポットです。
「ハイファと西ガリラヤのバハーイー教聖地群(Bahá’i Holy Places in Haifa and Western Galilee)」という名でUNESCOの世界遺産にも登録されています。
- バハイーワールドセンター
- イスラエル
- 住所:Yefe Nof St 61, Haifa地図で見る
- Web:https://www.ganbahai.org.il/he/
「Fattoush」とは
「Fattoush(ファットゥーシュ)※」はハイファにあるレストランで、アラブ料理にインスパイアされた地中海料理が特徴的です。店内のインテリアなどは近所のギャラリーのアーティストの作品が飾られていたりと、ハイファのカルチャー発信地としての役割も担っています。
※「Fattoush」は中東で食されるサラダの名前です(一説ではレバノンの料理だと言われています)。きゅうり、レタス、トマト、薄い揚げパンなどが入っています。
また、「Fattoush」は立地も素晴らしく、「バハーイー教総本山」が見渡せる大通りに面しています。
「Fattoush」の様子
テラス席はジブリ作品の『ハウルの動く城』の中を彷彿させる独特の雰囲気で、これまた独特の民族音楽が流れています。
「Fattoush」の料理
前菜
野菜&ピクルス
アラブ系のイスラエルのレストランでは定番の一皿です。トマト、キュウリ、ピクルス各種という内容です。サービスでついてきます。
Tabouli(タブーリ)
タブーリとは地中海料理の代表的なサラダで、細かく切られたパセリやミントなどの野菜がレモンとオリーブオイルで混ぜられています。非常に爽やかな料理です。
- 32シェケル/960円
Hummus(フムス)
フムスは中東地域でよく食べられるひよこ豆のペーストです。イスラエルでも国民食といったポジションの食べ物です。パンなどにつけて食べます。
基本的にフムスはトッピングなしで食べるのですが「Fattoush」ではトッピングに肉(veal)かマッシュルームが選べました。
- 34シェケル/1,020円
メイン
ケバブ(Fattoush Kebab)
パセリや玉ねぎで味が整えられた牛肉のミンチのケバブです。ロケットサラダ、芋、ラディッシュ、ズッキーニなどの具材が乗っています。カレーの風味がする薄い生地のパンとともに提供されます。
- 68シェケル/2,040円
キョフテ(Siniet Kafta)
キョフテは中東や南アジアで食されるミートボールのような料理のことを指します。「Fattoush」のキョフテは薄く広げられたハンバーグのような状態で、中東のゴマのペーストのタヒーニとともに提供されます。
- 58シェケル/1,740円
※記事内のイスラエル通貨シェケルから日本円への換算は、1シェケル=30円で計算しています。