「網走(あばしり)」と聞いたら何を思い浮かべるでしょうか?やはり、網走監獄・・・?今回は網走で、網走ならではの体験ができるオススメスポット「オホーツク流氷館」をご紹介します。
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オホーツク流氷館
オホーツク海を臨む、北海道・網走。網走監獄のイメージが強いエリアかもしれませんが、冬になると、厳しい寒さとともに、オホーツク海に流氷が押し寄せることでも有名です。
オホーツク海の流氷は見てみたいけど、寒いのは苦手…という方や、冬以外の季節に旅行されるという方もいらっしゃるかと思います。そんな方に是非お勧めしたいのが、「オホーツク流氷館」。網走駅からバスで20分のところに建つ流氷館は、2015年にリニューアルオープンしたばかり。体験・食・ショッピングなど、見どころが詰まった施設となっています。
オホーツク流氷館の一押し体験
流氷体験
オホーツク流氷館の一番の目玉は何といっても「オホーツク海の流氷体験」。直近網走にやってきた、本物の流氷があなたをお出迎え。
キタキツネの剥製(はくせい)があり、冬の海の色をイメージした薄青いライトで照らされた体験室に入ると、さながら真冬の網走に立っているような気分になります。それもそのはず、流氷の体験室の気温は…マイナス15度!
体験室に入る前にもらえる濡れたタオル(写真左)も、マイナス15度のなかでぶんぶん振り回せば…写真右の通りに。
真冬の網走を想定した体験室に突進するだけの防寒着がない!という方もご安心あれ。体験室前では、暖かい防寒着を無料で貸し出してくれます。
クリオネ&プロジェクションマッピング
展示室では他にも、流氷の様子を美しく描き出したプロジェクションマッピングを楽しむことができます。
流氷の仕組みや貴重さを学べる展示物は、大人でも十分楽しむことができる盛りだくさんな内容。そして、たくさんのクリオネも見学することができます!
写真は水槽のごく一部ですが、筆者はこんなにたくさんのクリオネを一度に見たことがありませんでしたので、面白くてじーっと観察をしてしまいました。水槽の横に設置されているクリオネ紹介ビデオでは、流氷の妖精クリオネが、悪魔に変貌する捕食の瞬間も見ることができます。
お土産にオススメ!網走刑務所の受刑者作・焼き物
オホーツク流氷館でしか手に入らない珍しい焼き物も販売しています。その名も「氷裂焼(びょうれつやき)」。流氷をイメージした焼き物で、氷がバリバリと音を立てて割れる様がモチーフです。
そして、なんとこれらの焼き物は全て、網走刑務所の受刑者が一つ一つ手作りで作ったもの。網走のイメージ「網走監獄」と「流氷」がうまく組み合わさった、良いお土産になると思います。何より、氷裂焼は美しく、眺めていても楽しめます。お値段もお手頃です。
地元料理も堪能!
展示を楽しんで、お腹がすいたら、流氷館の展望レストラン「Café&restaurant 360」へ。ここでは、地元料理を楽しむことができます。
写真は、知床産エゾ鹿のロースト丼(1,480円)。珍しい地元料理に舌鼓を打ちつつ、女性に不足しがちな鉄分もしっかり補給できる、大満足のランチ。そのほかにも、網走産あぶらがにとズワイガニのレッドカレー(1,380円)、知床サチクポークのカツサンド(880円)など、気になるメニューがたくさん。流氷ドラフト網走ビール(600円)も頼んで、流氷三昧もいいですね。
また、エントランスホールにある「カフェ・ド・クリオネ」では、こんなものも。
オホーツクの塩を使った塩キャラメルのソフトクリームはなかなかに美味でした!オススメです。
立地の良さも魅力
オホーツク流氷館は、その立地の良さも魅力です。流氷館の屋上からは、網走湖と能取湖(のとろこ)を臨むことができます。
また、上述した展望レストラン「Café&restaurant 360」はガラス張りとなっているため、名前の通り360度オホーツクの海を眺めながら食事を楽しむことができます。
最後に
魅力盛りだくさんなオホーツク流氷館。見て、学んで、触って、体験して、食べて、買い物して、存分に楽しめる一押しスポットです!
入場料:大人750円、高校生640円、小中学生540円
- オホーツク流氷館
- 網走市 / 博物館 / 雨の日観光 / 観光名所
- 住所:北海道網走市天都山244-3地図で見る
- 電話:0152-43-5951
- Web:http://www.ryuhyokan.com/