オーストリアの首都ウィーンから、鉄道で約2時間半で行けるザルツブルクの街。ザルツブルクの旧市街はユネスコ世界遺産に登録されています。世界的音楽家のモーツァルトの生まれ故郷であり、映画『サウンド・オブ・ミュージック』のロケ地としても有名です。今回はそんなザルツブルクの見どころを、モーツァルトに関連したスポットと美しい街並みを中心にご紹介いたします。
この記事の目次表示
ザルツブルクってどんな街?
ザルツブルクとはウィーンの北西にある世界文化遺産の街で、世界的音楽家のモーツァルトが生まれてから25歳まで過ごした場所です。
ザルツブルクとはドイツ語で「塩の城」を意味します。ザルツブルクは塩の貿易で繁栄してきた街なのです。日本からの直行便はありません。ウィーンからオーストリア鉄道で約2時間半です。
世界的音楽家・モーツァルト生誕の地
誰もが知っているであろう音楽家のモーツァルトが生まれ育った街でもあるザルツブルク。街にはモーツァルトに縁のある教会や、生家、そして17歳から24歳まで過ごした住居などがあります。もちろんすべて見学可能です。ぜひ天才が生まれ育ったルーツを辿ってみてくださいね♪
天才はここで生まれた!モーツァルトの生家
ここはモーツァルトが1756年1月27日に生まれてから17歳まで居住していた場所。現在は博物館になっています。モーツァルトが実際に使用していた子供用バイオリンやピアノなどが展示されており、なんだか感慨深くなってしまいますね。
また直筆の手紙も展示されており、その小さくて細かい文字を見るだけで、モーツァルトはとても神経質な性格だったんだろうな、と想像できます。家の中にはストーブがあったり、子供部屋があったりと、当時のアマデウス家の生活の様子を思わず想像してしまいます。博物館内の写真撮影は禁止です。
モーツァルトはここで洗礼を受けた!ザルツブルク大聖堂
モーツァルトはこのザルツブルク大聖堂で洗礼を受け、1779~1781年までパイプオルガンの奏者を務めたそうです。建設以降、8度の火災に見舞われましたが、何度も修復され、最終的にイタリアの建築家サンティーノ・ソラーリにより現在の大聖堂に建て直されました。
静粛な雰囲気の大聖堂に心が洗われます。天井の絵画も美しいので、ぜひ生で見てみてくださいね。
ため息が出るほど美しいゲトライデガッセ
こちらはザルツブルクの有名なショッピング街です。高級ブティックやお土産SHOPが立ち並び、いつも人で賑わっています。モーツァルトの生家があるのもこの通りです。ここの見どころは何といっても美しい鉄細工の看板。観光客はみんな上を向いて歩くので、衝突事故にご注意を。
まるでおとぎ話の中の1ページのようです。高級ブランドショップも数多くありますが、看板もそれぞれ個性的で、見るだけでも楽しい♪全部写真に収めたくなってしまいます。お気に入りの看板を見つけてみてはいかがでしょうか?
ザルツブルクはコンパクトで観光しやすい街
いかがでしたか?ザルツブルクはとてもコンパクトな街で、1日で主要な観光地はほとんど回れてしまいます。
観光で行くときはザルツブルクカードがとても便利。ザルツブルクカードがあれば、市内の交通機関が無料で利用可能(要塞ケーブル、ウンタースベルクの鉄道など)、博物館が入場無料など多くの特典が受けられますよ。オンラインや駅でも購入できますのでぜひ活用してみてください。