長い音楽の歴史を刻み、音楽の都と言われるオーストリア♬ベートーベンやモーツァルトも活躍した国としても知られています。街の中で演奏会が始まったり、大きなコンサートホールでは極上の演奏を楽しめたりと、音楽や芸術を知らなくても、そのハイレベルな演奏は心に響くことでしょう。今回はそんなオーストリアの中でも、モーツァルトの生まれた街として知られる「ザルツブルク」をご紹介したいと思います。
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モーツァルトの故郷
塩の城という意味を持つこの街は、塩の産地として知られるだけでなく、モーツァルトの故郷、そして映画『サウンド・オブ・ミュージック』の舞台としても世界に名を誇る、とても穏やかな街です。
教会や宮殿が立ち並び、山や川などの自然に囲まれた「美しさ」にあふれる歴史ある街でもあります。また、街の中ではミニ演奏会が行われていたり、かわいい雑貨屋さんがあったりと、散策するだけでも楽しさが尽きません。
ザルツブルクまでの行き方
首都ウィーンからは、オーストリア国鉄の高速列車で行くことができます。所要時間は2時間半~3時間で、料金は片道19ユーロ~(約2,500円)です。
また私鉄列車ウエストバーン鉄道でも行くことができます。こちらの所要時間は約2時間半で、料金は片道26.5ユーロ(約3,500円)と国鉄よりやや高めです。
バスで行くことも可能ですが、本数が少なかったりやや不便なところもありますので、手軽に行ける列車をおすすめします。
おすすめの時期
ザルツブルクの観光は年間を通して楽しむことができますが、毎年7月下旬~8月下旬には「ザルツブルク音楽祭」があります。
ザルツブルク音楽祭は世界屈指の音楽祭としても知られるとても華やかな音楽祭で、世界のトップオーケストラが集い、高級かつ規模の大きい音楽祭です。音楽の好きな方はぜひこの時期に足を運ぶことをおすすめします。
ザルツブルクの見どころ
ミラベル宮殿
内部には大理石の装飾や天使の階段があり、クラシック様式で統一されています。また、ミラベルとは「美しい眺め」という意味で、その名の通りミラベル宮殿の庭園は美しい眺めです。アーチの花壇や噴水にバラ園と、自然に囲まれた絶景の庭園です。
モーツァルトの生家
通りの中にあり、黄色の建物と紅白の旗が目印で現在は博物館になっています。モーツァルトがどのように育ち、どのような生涯を送ったか、また音楽との関わりや珍しい展示品もあり、ぜひとも訪れてほしいスポットです。
マカルト橋
ザルツァッハ川に架かる歩行者専用の橋で、橋には数多くの南京錠が付けれらています。これはカップルたちが幸せを祈って鍵を掛けるのが流行っており、カラフルな無数の南京錠であふれています。
また橋の向こうに見渡す街にも見ごたえがあり、とても落ち着いた気持ちになります。
- マカルト橋(マカートシュテク橋)
- オーストリア / 建造物
- 住所:Makartsteg,5020 Salzburg オーストリア地図で見る
ザルツブルクのあれこれ
外せないお土産
それはモーツァルトのチョコレートです。モーツァルトの故郷に来たからにはぜひとも購入してほしいと思います。インパクトがあり、バラマキ土産にも持って来いの手軽な大きさです。味も食べやすく、いくつでも食べたくなるチョコレートです。
郊外の見どころ
ザルツブルクは、街中だけでなく、郊外も見どころがいっぱいです。
まず映画『サウンド・オブ・ミュージック』のロケ地として知られる「ザルツカンマーグート」は、自然が豊かでのんびりしたい人におすすめです。
「ハルシュタット」という街はおとぎ話にでてくるような美しさがあり、知る人ぞ知る秘境とも言える美しい場所です。
- ザルツカンマーグート
- オーストリア / 町・ストリート
- 住所:Austria,Salzkammergut地図で見る
さいごに
モーツァルトの故郷であり、音楽の都であるザルツブルク♪まだまだお伝えしたいことはたくさんあります。オーストリアの首都ウィーンは芸術感にあふれ世界中からの観光客でにぎわう街ですが、せっかくなのでザルツブルクもぜひ候補にいかがでしょうか。
どこを歩いていても新しい発見が尽きない、驚きと笑顔いっぱいの旅になること間違いなしです。