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モデルコース行程④「宮沢賢治童話村」14:30~17:30
モデルコースのラストは、「宮沢賢治童話村」です。イーハトーブ館や記念館に比べるとお楽しみの要素が強いため、子連れの場合はこちらでの滞在時間を長く取るといいでしょう。場内は、メイン施設である「賢治の学校」をはじめ、「賢治の教室」「銀河ステーション」「天空の広場」「妖精の小径(こみち)」「ふくろうの小径」「山野草園」など幾つものエリアに分かれています。
「宮沢賢治童話村」については、こちらの記事【岩手・花巻】「宮沢賢治童話村」徹底ガイド!回り方&所要時間を解説で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
「銀河ステーション」
童話村のエントランスは、石造りのゲート「銀河ステーション」です。実際に乗って写真が撮れるミニSLなど、『銀河鉄道の夜』にちなんだスポットが多くあります。
「天空の広場」
賢治の学校の入り口へと続くエリアは、「天空の広場」と呼ばれるアートスポットです。くぐるたびにだんだんのっぽになる気分を味わえるアーチや、階段を降りているのに上流へと向かっていく不思議な小川、星座を散りばめた水辺など、洗練されたアートが点在しています。
「賢治の学校」
「賢治の学校」は、賢治作品の世界観を深く学べる童話村のメイン施設です。フォトジェニックな壁画で人気のホールや、『銀河鉄道の夜』に入り込んだような体験ができるコーナーなど、見どころが満載!大人も童心にかえって楽しむことができますよ。
「賢治の教室」
「賢治の教室」は、賢治の童話創作に影響を与えた「植物」「動物」「星」「鳥」「石」に関する展示施設です。それぞれのテーマが5棟のログハウスに分かれて展示されており、興味があるテーマに絞って見学するのもOK。ログハウスのうち1棟はお土産ショップになっています。
自然散策コース「ふくろうの小径(こみち)」「妖精の小径」「山野草園」
童話村は2つの室内展示施設を見終えたら終わりではなく、広大な敷地内に整備された自然の中の散策コースを歩くのも、楽しみの一つ。敷地内にはプチ山歩きが楽しめる「ふくろうの小径」と、平坦な「妖精の小径」から続く「山野草園」があります。いずれも、賢治が愛した花巻の自然=イーハトーブを体感できるコースです。
モデルコース行程⑤「宮沢賢治童話村ライトアップ」17:30~
「宮沢賢治童話村」では、毎年7月下旬~11月上旬の週末を中心にライトアップイベントを開催しています。この時期に童話村を訪れるなら、ぜひ日没後のライトアップを楽しんでみてください。
イベント期間中のみ「山野草園」の池に登場する十字架は、『銀河鉄道の夜』の終着駅・サウザンクロス(南十字星)をモチーフにしており、日没後は闇の中でぼんやりと浮かび上がる姿を披露してくれます。『どんぐりと山猫』にインスパイアされたオブジェは、きらきら輝くステンドグラスが印象的!
ライトアップを十分に堪能したら、宮沢賢治を巡る1日モデルコースは終了です。夜は花巻近郊の温泉に癒されるつつ、賢治ワールドを反芻するのもいいですね。
- 宮沢賢治童話村
- 花巻市 / 観光名所 / 女子旅 / 遊び場 / インスタ映え / テーマパーク
- 住所:岩手県花巻市高松第26地割19番地地図で見る
- 電話:0198-31-2211
- Web:https://www.city.hanamaki.iwate.jp/miyazawakenji/d...
「宮沢賢治記念館」と「童話村」を巡るなら共通入館券が便利!
モデルコースでご紹介している通り、宮沢賢治「イーハトーブ館」「記念館」「童話村」の3施設を1日で巡る場合は、花巻市が発売している共通入館券を購入するとお得になります。「イーハトーブ館」は入館無料ですが、「記念館」「童話村」の入館料はそれぞれ大人350円ずつ。共通入館券なら2館で大人550円になり、チケット購入の手間もないのでおすすめです。
おわりに
丸1日で巡る、“賢治旅”のモデルコースはいかがでしたか?本記事では、ライトアップイベントが行われていることを前提にしましたが、ライトアップがない時期の旅行ではもう少し時間に余裕が生まれます。
車を使った旅行なら、他にも「イギリス海岸」や「羅須地人(らすちじん)協会」など、近郊の賢治ゆかりのスポットに足をのばすことも可能になります。訪れる時期やご自身の興味をふまえて、旅のプランニングを検討してみてください!