テルアビブの週末の人気スポットであるテルアビブポートにある海沿いのレストラン、「Yulia」を紹介します。シーフードや地中海料理をメインに様々なイスラエルの料理が楽しめます。
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「Yulia」の概要
「Yulia」は2006年にオープンしたレストランで、シーフードや地中海料理をメインに様々なイスラエルの料理が楽しめます。冬には東ヨーロッパ料理フェアをやっています(イスラエルは東ヨーロッパ出身のユダヤ人によって建国)。
元々は商業的な港だった「テルアビブポート/Tel Aviv Port(Namal Tel Aviv)」にあるのですが、この場所は現在では週末に人が集まる人気スポットとなっています。
「Yulia」の様子
ビーチ沿いのレストランにはありがちな風景ですが、テラス席が圧倒的に人気といった様子。筆者が訪れたのは1月で、イスラエルではこの時期一応冬なので肌寒いのですが、それでも人気です。
白を基調としたテーブルも、なんだか海の家のような雰囲気があって、まさに海沿いのレストランならではの雰囲気が味わえます。
「Yulia」のメニュー
メニューはイスラエルの他のレストラン同様、ヘブライ語と英語のものがあります。アルコールは各種揃っており、スターター、肉、シーフード、パスタ、サラダ、という風にまとめられています。筆者が訪れた時は、たまたま伝統的なユダヤ料理のメニューも提供されていました。
イスラエルといえども、伝統的なユダヤ料理というのは正直そんなにポピュラーではないので、一般的なレストランで伝統的なユダヤ料理が提供されているのは、逆に珍しいと言えます。日本で言うところの、居酒屋に精進料理があるようなものでしょうか。
チョレント
安息日に食べるユダヤ料理として知られる「チョレント/Cholent」です。
肉・豆・野菜の煮込み料理で、味は、アメリカのホットドッグにかけるチリソースに似ています。ただしじゃがいもが多いので、肉じゃがを食べているような気分にもなります。
なお、安息日とは、ユダヤ教徒が労働してはならないとされている時間帯で、金曜日の午後から土曜日の午後までにあたります。
- 72シェケル(2,160円)
ゲフィルテ・フィッシュ
ゲフィルテ・フィッシュ(Gefilte fish)はユダヤ料理としては定番のメニューで、世界的に食べられています。
鯉のつくねで、優しく甘い味がします。赤いものは、東ヨーロッパにルーツがあると言われている西洋わさびとビーツのディップです。味は酸っぱいわさびです。
魚をわさびで食べていることになるので、日本と東ヨーロッパの食文化に奇遇な共通点を感じます。
- 29シェケル(870円)
ハンバーガー
イスラエルのハンバーガーはほとんどアメリカのレストランと同じようなスタンダードなのですが、文句なしの美味しさです。
- 79シェケル(2,370円)
「Yulia」のいいところ
テルアビブポートは週末の散歩にはもってこいの場所なので、ここを歩くこと自体が人気アクティビティと考えられています。
このエリアには多くの利用客で賑わうレストランがいくつかあるのですが、 伝統的なユダヤ料理が食べられるというのは逆に珍しいです。
ユダヤ料理が食べられるという意味で、興味のある方にはお勧めしたいレストランです。
- Yulia TLV
- イスラエル / 中東料理 / 魚介・海鮮料理
- 住所:2 האנגר, נמל ת"א, Rehov Yorde Hsira 1, Tel Aviv-Yafo地図で見る
- Web:https://yuliatlv.co.il/
※記事内のイスラエル通貨シェケルから日本円への換算は、1シェケル=30円で計算しています。