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みんなで「イルカ先生」を探そう!!【実行編】
さて、ウェットスーツを着て、シュノーケルの付け方のレクチャーも受けて準備万端になったら、みんなで「イルカ先生」を探します!
そう、「探す」んです。要するに「目視」です!イルカを探す漁船レーダーのような便利な装置はないので、目で見て探すんです。
もちろん近代的な機器にも少し頼ります。同じようにイルカ見学ツアーに出港している船同士、イルカを発見したかどうか、無線などで連絡を取り合っているそうです。
でも、出港して、北に向かうか、南に向かうかは…「ぶっちゃけ長年の感です(笑)」と学級委員長。この日は北に向かって出発しました。
「GO!」を合図に海へ!
イルカを発見したら、いよいよ!「GO!GO!GO!」という合図で、みんな次々と海へ飛び込みます!飛び込む足場は狭くて3人くらいしか並べないので、海で人がぶつからないよう、船は少しずつ前進していきます。躊躇している時間はないので、足場に立ったらすぐに飛び込みましょう!
飛び込んでも、救命胴衣を着けているので溺れることはないと思いますが、飛び込む衝撃でゴーグルや救命胴衣が裏返らないよう、しっかり抑えながら飛び込んでくださいね。また、シュノーケルの中に海水が入ると苦しいので、息を吐きながら!がポイントです。
小さなお子様の場合は、クルーが優しく降ろしてくれます。浮き棒 と呼ばれる、ビート板の円筒形ヴァージョンのものを貸してくれるので、それを子供に両手で持たせ、親は子供の背中に回り、後ろから抱きしめるような形で棒を一緒に持って泳ぎます。
「下見てー!!」上下左右を見て探そう
イルカが見えるポイントまで学級委員長が誘導してくれ、見つかったら「下見てー!!」と、大きな声で教えてくれます。
でも、実際は真下にいるとは限りません。顔を360度、上下左右に動かして、イルカ先生を見つけてくださいね。
面白い話を学級委員長がしてくれたのですが、イルカ先生の群れに遭遇したのに「全然見られなかった…」というおじいちゃまが。でも、実際は、そのおじいちゃまの真上をイルカが泳いでいたそうです。そんなことにならないように、しっかり顔を動かしましょう。
どんな生物に出会えるかわからない!
実は、筆者が行ったときは、「イルカ先生」こと ハシナガイルカ には遭遇できませんでした…。野生ですから、必ず出会えるとは限りません、出会えなければしょうがない。学級委員長も、必死に各船と連絡を取り合ってくれていましたが、全船、遭遇できていない状況でした。
そんな中、思いがけない出会いが!滅多に見られることのない「番長」こと バンドウイルカ がいたんです。
水族館で飼いならされている「番長」とは違い、野生はとにかく早い。体の大きさも「イルカ先生」の一回り大きい。学級委員長は「ぶっちゃけ今、飛び込んでもみなさんが見られる確率は0に等しい…船の上から見る方がいいかもしれませんが…、それでも飛び込みたい人!」
と聞いてくれ、ほぼ全員が「はい!」と手を挙げ、みんなで飛び込みました。見られた人は半分くらい。筆者はムスコの対応をしており、見逃しました。
でも!クルーの一人、泳ぎのプロかつカメラマンさんが、バッチリ写真を撮ってくれました!
- 出典:www.iruka.com
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実際に自分の目で見られなかったのは残念ですが、それでも息子と一緒に飛び込んだのは良い思い出に。
出会えるのはイルカだけじゃない!クジラやウミガメも♪
さらに、出会えるのはイルカだけではありません!ウミガメもたくさん見られます。船上から泳いでるのをたくさん見かけました。
また、筆者が参加した時は、結局「番長」しか出会えなかったので、「よーし!このまま終わるのも悔しいから、普通にシュノーケルを楽しみましょう!カメ教授の家をご案内しまーす」と学級委員長。
優雅に泳ぐカメ教授も存在感があります。本当に大きい!ちなみに、この写真もカメラマンが撮ってくれました。
- 出典:www.iruka.com
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私たちが泳ぐ様子もたくさん撮ってくれます。泳いでいる最中は、自分で写真なんてそうそう撮れません。というより、せっかく貴重な体験なので、カメラのファインダーばかり覗いていないで、この目で、しっかり見て、今しか味わえない感動を存分に楽しむべきです。
また、クルーみんなは、さすが海のプロ!私たちが、ぼーっと海を見つめている中、「あそこ!」と目をやると、なんと クジラ大先生 が!
- 出典:blog.goo.ne.jp
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クジラは、冬の時期になると南下し、暖かい海で出産をする…ということで、時期は限られるのですが、筆者が行った時は3月でもたくさん見ることができました。船の真横で「ブシー!!」と潮を吹く姿も!すごい迫力です。
本当に何に出会えるのかわからない、それが海の楽しみですね!