【佐賀】行列必至！武雄が誇る2大ソウルフード「井手ちゃんぽん」と「餃子会館」

この記事の目次表示

• 佐賀でちゃんぽんと言えば「井手ちゃんぽん」
• 帰省したらまず食べに行くのが「餃子会館」
• おわりに

佐賀でちゃんぽんと言えば「井手ちゃんぽん」

ちゃんぽん自体は長崎が発祥とされ、野菜と魚介類がトッピングされた白濁したスープの麺類をイメージする人が多いと思いますが、佐賀ではちょっと違います。

佐賀周辺のちゃんぽんの特徴は、野菜や豚肉、かまぼこが中心で魚介は入りません。さらにきくらげの大盛りトッピングをプラスする場合もあります。

• 写真：hithit井手ちゃんぽんがある国道34号線沿いは別名「ちゃんぽん通り」

佐賀ちゃんぽんを食べられるお店は何軒もありますが、代表的なのは井手ちゃんぽん。いまや日本国内はもちろん、海外からの観光客にも大人気のお店です。

• 写真：hithit
• 写真：hithit

創業昭和24年を誇る老舗で、いまや福岡を始め佐賀周辺に支店を数店舗展開していますが、やはりダントツ人気は北方本店。お昼時は必ず行列するので、地元の人間は時間をずらすか週末や祝日は絶対に近づきません。

• 写真：hithit
• 写真：hithit

ちなみにこの井手ちゃんぽん北方本店がある国道沿いには飲食店が多く、特にちゃんぽんを出すお店も多いことから通称ちゃんぽん街道と呼ばれています。

• 写真：hithit

井手ちゃんぽんの人気の秘密はその野菜の量！うっかり野菜大盛りを頼んでしまうと、なかなか麺までたどりつけません。

コクがあるのにまろやかなトンコツスープはやみつきになる味です。

ちゃんぽんの他にカツ丼も隠れた人気メニューで、甘めで濃い味の味付けが特徴です。こちらのカツ丼、リニューアルした福岡空港内にカツ丼専門店として出店したことが話題になりました。

• 写真：hithit撮影：永田裕美子

• ちゃんぽん…750円（税込）
• ちゃんぽん野菜大盛り…910円（税込）
• カツ丼…850円（税込）

佐賀に来たらぜひ食べて欲しい一品です。

帰省したらまず食べに行くのが「餃子会館」

• 写真：hithit

こちらも井手ちゃんぽん同様、武雄市民なら知らない人はいないお店で、やはりはるばる遠方から食べに来る人が後をたちません。

以前は武雄温泉駅の側にありましたが、新幹線工事に伴って2017年秋に移転。移転後しばらくは、知らずに元の場所を訪れたお客さんからずいぶん移転先を尋ねられたそうです。

• 写真：hithit
• 写真：hithit

ここで出しているのは千葉県野田市が発祥のホワイト餃子で、よくある餃子とは見た目もちょっと異なります。餃子というよりは焼小籠包に近い感じで、皮はカリカリに揚げられています。

• 写真：hithit撮影：野田尚之

もともとはラーメン屋さんで、餃子の他にオススメなのがもしもしラーメン。トンコツスープではありますが、博多や久留米とは違ってさらっとした優しい味が特徴です。麺はストレートで中太よりやや細め。餃子1人前8個と一緒に食べるのにちょうどいいくらいの量です。

• 写真：hithit

もしもしラーメンの名前の由来は、最初のお店が電電公社（今のNTT）の隣だったから。とか、電話一本で出前をするから。とか、諸説ありますが、地元では餃子会館とは言わず、略して「もしもし」だけでも通じるほど有名です。

• 写真：hithit

また、以前はお腹をすかせた学生がよく行くお店だったこともあって、麺の量が通常の2倍の学生ラーメンというメニューがあったり、昔は時間内に餃子50個完食すると賞金がもらえるなどのイベントもあったそうで、懐かしい青春の思い出が詰まった場所でもあるようです。

• 写真：hithit皮はカリカリ。中は野菜がいっぱい
• 写真：hithit大量のゴマを詰めて食べるのが武雄高校伝統の食べ方だそう

武雄を離れた人々が帰省したら、真っ先に食べに行きたい故郷の味と言っても過言ではない、そんなお店です。

• 焼餃子（1人前8個）…450円（税込）※持ち帰り可能なおみやげ焼餃子や生餃子もあります。
• もしもしラーメン…550円（税込）

おわりに

• 写真：hithit

武雄の2大ソウルフードのお店はどちらも、週末や祝日のお昼前後は非常に混み合い行列します。特に餃子会館は夜21時まで営業していますが、遅くなると餃子が売り切れになることもありますので、ご注意を。