この記事の目次表示
下駄を借りて周辺の散策へ、一級河川の庄川までもすぐ
宿の玄関には、宿泊者のために外出用の下駄が用意されています。カランコロンと音を響かせて、周辺を散策するのも楽しいですよ。少し歩けば庄川沿いにも出られ、心地よい川風を感じられます。宿の近くにはたくさんの合掌造りが点在するので、フォト散歩にもぴったり。
大広間でいただく夕食、他の宿泊客とのふれあいも
あっという間に夕食の時間になり、大広間へ集います。広間の中心をぐるりと囲むようにお膳が配され、知らないお客さん同士が隣り合う状態で食事をいただきます。配膳をしながら、宿のお父さん・お母さんが気さくに話しかけて話題を盛り上げてくださるので、終始和やかでワイワイとしたひととき。多少子どもがぐずっても誰も気にしませんよ!
ここ「合掌乃宿 孫右エ門」は、食事の美味しさにも定評があるお宿。郷土料理を中心とした素朴なものながら、一品一品丁寧に仕上げられ、素材の味がひきたつ料理ばかりです。メインディッシュの飛騨牛ステーキはもちろん、囲炉裏で焙られたアユの塩焼きが絶品♪別料金でいただける、飛騨高山の地酒や自家製“どぶろく”もおすすめです。
お風呂は空きをみて入浴、21時を過ぎる頃には静寂に包まれて
子連れだと気になるお風呂事情ですが、民宿ですのでもちろん大浴場はありません。浴室のドアの入口にかかった「空室」札をチェックしながら、空いているときに順番に入ります。とはいえ最大でも6組のみのお宿ですので、比較的スムーズに入浴できるでしょう。
懸念していた夜間の騒々しさも、まったく問題ありません。合掌民宿という性格上、基本的に“静けさ”を求めて泊まられる方が多いようで、夜中まで大騒ぎをする団体客はいないようです。21時を過ぎる頃には、しーんとした静寂に包まれていました。筆者の子どもも静かな空気を察したようで、早々に就寝・・・。
翌朝は早起きして“早朝散歩”がおすすめ
夜が早い合掌民宿、翌朝はぜひいつもより早起きして散歩にでかけましょう。夏場は最高気温35℃を超えることがざらにある白川郷、散策や写真撮影にはなんといっても早朝が最適です!
朝から“朴葉味噌”をいただく贅沢、地元の味でパワーチャージ
朝食も、夕食と同じく大広間でいただくスタイルです。朝から一人一台簡易コンロが用意され、供されるのは岐阜の伝統料理“朴葉味噌(ほおばみそ)”。自家製の味噌にねぎやキノコを刻んで混ぜ込んだものを、朴の葉にのせて焙り、アツアツのごはんと共にいただきます❤
白いごはんに甘辛い味噌が良く合い、何杯でもいただけてしまいそう!美味しい朝食でしっかりパワーチャージして、白川郷の観光に出かけることができますよ。
「合掌乃宿 孫右エ門」の宿泊予約方法
「合掌乃宿 孫右エ門」では、2018年9月現在でインターネット予約を受け付けていないようです。唯一、白川郷観光協会の公式サイトからはオンラインで予約ができるようですが、空室状況の確認ができず、観光協会経由での予約になるため手間がかかります。予約したい場合は、宿に直接電話してみましょう。
- 電話:05769-6-1167
- 客室数:6室
- 料金:一泊2食付き 大人一名10,260円~
おわりに
「合掌乃宿 孫右エ門」に泊まる旅、いかがでしたか?食事も本当に美味しく、宿の皆さんの温かいおもてなしにも癒され、素晴らしい体験となりました。子連れでも泊まりやすいお宿ですので、ぜひ“合掌造りステイ”にトライしてみてくださいね。