台北という都会にありながら、1人100元(約370円)で何種類もの熱々料理が食べ放題!そんな驚きのお店が「88家常菜」です。いったいどんな料理がでてくるの?と、好奇心が刺激されます。観光客にはほとんど知られていない超個性派家庭料理店、そのコース内容をご紹介します。
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台北で1人約370円で食べ放題ってホント?「88家常菜」
1人100元(約370円)で熱々料理が食べ放題という驚きのお店「88家常菜」は、台北MRT南京復興駅から徒歩圏内の場所に店を構えます。台湾には安くておいしい食べ物がたくさんあるとはいっても、1人100元というのは地元民にとっても「ありえない!」と思ってしまうような価格設定です。
店頭には手書きでお店のポリシーやメニューなどが書かれていますが、確かに「100元吃到飽」という黄色の看板が掲げられています。吃到飽とは食べ放題という意味です。注意事項は、6人以上の来店でこの価格になるということ。もし6人に満たない場合は600元となります。
またこのお店は完全予約制となっており、必ず2日前に予約を入れる必要があります。予約が早すぎても遅すぎてもダメなのです。ちなみに筆者たちは10人で予約をしました。お店の外観からも察することができるかもしれませんが、入店方法も店長さんも、かなり個性的です。
肉料理から魚料理まで熱々グルメがどんどん運ばれてくる
無事入店し円卓のテーブル席についてしばらくすると、熱々料理がどんどん運ばれてきます。白米は食べ放題なので、あらかじめ盛っておくとよいでしょう。そしてこのお店、メニュー表がなく、料理はすべてお任せなのです!
いきなりエビの炒め物が!
1人100元という価格なら、材料費が比較的安い野菜料理中心かな?と思っていたら、いきなりエビの炒め物が出てきました…!プリプリでおいしいエビには味がしっかりとついていて、ご飯がすすみます。
白ご飯に合う料理が次々と
料理はできあがると同時にどんどんと運ばれてきます。こちらは豆干という、干し豆腐の炒め物。
豚肉ともやしの炒め物。
熱々の麻婆豆腐!10人分とはいえ、大きな器にたっぷりと入っていて食べ応えがあります。
こちらは鶏肉と赤唐辛子の炒め物。赤唐辛子は思ったほど辛くなく、やわらかく炒められた鶏肉とよく合います。
たっぷりの白菜と鶏肉が入ったスープも、どーんと大きな器に盛られて運ばれてきます。
こちらはレバーの炒め物。レバーが驚くほどやわらかく、臭みをほとんど感じません。レバーが苦手な方でも食べやすいと思います。
こちらはたまご料理。たまごがふわっふわで、やさしいお味。
既にたくさんのお肉料理が出てきているにもかかわらず、なんと魚料理まで出てきました…!身がほろっとやわらかく、しょうゆベースの味付けがおいしいです。
シンプルな葉野菜の炒め物も、台湾家庭料理の定番。
こちらはなんと、牛肉の炒め物!厚みのある牛肉で食べ応えがあります。
気に入った料理は食べたいだけ追加注文できちゃう!
既に11品の料理が出てきたことになりますが、このコースは「食べ放題」。なんと、この中で気に入った料理は食べたいだけ追加注文できちゃうのです!全ての料理が出揃った段階で、店長さんにどれを追加注文したいか尋ねられます。
会計はほんとうに10人で1,000元(約3,700円)!
豚肉、鶏肉、豚肉、魚料理と、バランスよくご飯に合う料理ばかりがどんどん運ばれてきたこのコース料理。会計はほんとうに10人で1,000元(約3,700円)でした。こんなに安くて大丈夫?と心配になってしまいます。
観光客にはかなりハードルが高いかもしれませんが、実は店長さんは日本に住んでいた経験があるとのこと。入り口には「~ようこそ~日本語も通じますよ!~いらっしゃいませ~」と書かれています。
驚きの高コスパのこのお店で台湾家庭料理を味わってみたい!という方は、ぜひ挑戦してみてくださいね。
※記事内の元から日本円への換算は2020年10月現在のレートを利用しています(1元=約3.7円)。