【香川】意外と知らない！？3つの日本一を持つ、高くて小さなお城「丸亀城」

この記事の目次表示

• 丸亀城について
• 丸亀城の歴史
• 丸亀城の3つの日本一をご紹介！
•    石垣の高さが日本一！石垣の名城「丸亀城」
•    日本一小さな現存木造天守
•    井戸の深さ65mで日本一！
• その他の見どころ
•    丸亀城の正面玄関「大手門（おおてもん）」
•    「男石」「女石」そして良縁を結ぶ「幸運のハート石」
•    案内所で見どころをチェック！
•    帰りはよいよい、行きが怖い！？長い長い見返り坂
•    展望台からの美しい眺め
• 終わりに

丸亀城について

• 丸亀城

標高約66mの亀山と言う山に築かれた丸亀城。東西540m・南北460mの敷地内には、本丸・二の丸・三の丸・帯曲輪・山下曲輪があります。

• 写真：粒あんこ三の丸南側の石垣

石垣は日本一の高さを誇り、美しい曲線が特徴です。「石垣の名城」と言われるほど石垣が有名なお城でもあります。

• 写真：粒あんこ公園と丸亀城

「日本の100名城」にも選ばれ、自然と調和した日本一小さいお城です。城内には公園があり、花見や散歩など、市民の憩いの場所でもあります。

丸亀城の歴史

• 写真：粒あんこ丸亀城

丸亀城築城は慶長2年（1597年）、生駒正親・一正によって始まります。安土城や大阪城を手本に「総構」の造りになっています。

• 写真：粒あんこ西側から見た丸亀城

元和元年（1615年）徳川幕府の一国一城令により生駒氏は高松城を残し、丸亀城を廃城。天保2年（1645年）、山崎氏が幕府の許可を得て再築されます。美しい扇の勾配の石垣は、山崎氏時代に築かれたそうです。

• 写真：粒あんこ天守

万冶1年（1658年）に京極氏が藩主となり、天守が完成します。明治2年（1869年）の版籍奉還まで京極氏が藩主を務めました。

丸亀城の3つの日本一をご紹介！

石垣の高さが日本一！石垣の名城「丸亀城」

• 丸亀城

あまり知られていませんが、実は小さな丸亀城の石垣の高さは日本一なんです。そしてその石垣の美しいこと！丸亀城は「石垣の名城」と呼ばれるほど石垣が有名なお城なんですよ。

そんな、美しい石垣を少しご紹介します。

• 写真：粒あんこ三の丸北側の石垣

こちらは、見返り坂を登りきった所にある石垣。三の丸北側の石垣は丸亀城の石垣の中でも最も高く、20m以上の城壁が続きます。「扇の勾配」と呼ばれ、美しい曲線美は見ものです。

• 写真：粒あんこ三の丸東側の石垣

三の丸東側の石垣は出っ張っている箇所があります。こちらは綺麗に垂直に出ており、当時の技術の高さを見る事ができます。

• 写真：粒あんこ三の丸西側の石垣

三の丸西側の石垣。美しい勾配と、石垣の上に小さく人が写っているのを見て頂くと、その高さを感じていただけると思います。

まずは、三の丸をぐるっと一周しながら石垣を見て天守へ向かうと石垣を存分に見る事ができますよ！

日本一小さな現存木造天守

• 写真：粒あんこ日本一小さな天守

2つ目の日本一は、天守が日本一小さいこと！そして現存する木造天守十二城の内の一つでもあります。昭和18年に重要文化財にも指定されています。

• 写真：粒あんこ天守内の急な階段

天守の中へ入ると、急な階段で2階へ上がる事ができます。

• 写真：粒あんこ強固なお城の梁

天守内の柱は柱頭に燧梁をかけるとても頑丈な造りになっており、木材は栂、檜、松などが使用されているそう。

• 写真：粒あんこ天守からの眺め

狭い最上階からの眺めは・・・。窓は小さく、視界は狭いですが、瀬戸内海が見え美しい！

井戸の深さ65mで日本一！

• 出典：www.photo-ac.com日本一深い井戸

二の丸にある井戸は深さが65mもあり、日本一の深さだと言われています。現在も水を湛えているそうです。

• 写真：粒あんこ二の丸

この辺りは桜の木が沢山あり、春には美しい桜を見る事ができます。

その他の見どころ

丸亀城の正面玄関「大手門（おおてもん）」

• 写真：粒あんこ大手二の門と丸亀城

丸亀城の正面入り口に当たる大手二の門。この大手二の門は高麗門形式で建てられており、土台の石垣も大きく綺麗な四角の石で組まれています。

• 写真：粒あんこ大手一の門

大手二の門を入ると、大手一の門があります。その昔、太鼓を叩いて時間を知らせていた事から「太鼓門」とも呼ばれているそうです。

• 写真：粒あんこ内堀

丸亀城を取り囲む内堀には、白鳥と、あまり目にしない黒鳥も見る事が出来ます。

「男石」「女石」そして良縁を結ぶ「幸運のハート石」

• 写真：粒あんこ大きな鏡石

大手二の門を入って正面の石垣に、大きな大きな鏡石が2つあります。向かって右が男石、左が女石。

• 写真：粒あんこ幸運のハート石

そして、その間に小さなハートの石が！このハートの石を触ると良縁に恵まれるとか。是非、触ってみて下さいね。

案内所で見どころをチェック！

• 写真：粒あんこ観光案内所

一の門を抜け、天守に向かい進んで行くと、すぐに丸亀城内観光案内所があります。こちらで、丁寧に案内してくれますので、まずは案内所へ寄るのをお勧めします。

帰りはよいよい、行きが怖い！？長い長い見返り坂

• 写真：粒あんこ見返り坂

観光案内所から、三の丸へ続く上り坂。この坂道は傾斜がきつく長いので、時々後ろを振り返りたくなる事から「見返り坂」と呼ばれるようになったそうです。

展望台からの美しい眺め

• 写真：粒あんこ展望台

見返り坂を登りきった場所から行く事ができる展望台。パンフレットに詳しく載っていなかったので、展望台とさせてもらいましたが、おそらく櫓後の一つだと思います。

• 写真：粒あんこ展望台からの眺め

ここからは、丸亀城の城下町から瀬戸内海、そして瀬戸大橋まで見る事ができ、美しい景色にうっとりしてしまいます。

終わりに

• 写真：粒あんこ自然と調和した丸亀城

3つの日本一を持つ丸亀城はいかがでしたでしょうか。意外と知られていないですが、石垣の名城と言われるにふさわしく、本当に石垣は美しいです。そんな美しく日本一高い石垣の上に、日本一小さな天守がちょこんと乗っている。このアンバランス感はなんとも言えません。

• 写真：粒あんこハロウィーンイベント

春には沢山の桜が咲き、お花見をされる方も沢山いらっしゃいますし、イベントでは甲冑を身に着けた鉄砲隊が火縄銃を撃ったり、ハロウィンナイトがあったりと、イベントも沢山行われています。お城以外の楽しみ方もありますので、お城に興味が無い方も、ぜひ立ち寄って下さいね！