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【オーストラリア】コーヒーなくしてメルボルンを語れず!

取材・写真・文:

宮城在住
訪問エリア:35ヶ国

2024年3月14日更新

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写真:dory

オーストラリア・メルボルン。ここ数年で日本からの直行便が出来て、さらに行きやすくなったオーストラリア第二の都市。メルボルンと言われてまず何を思い浮かべますか?実はこの街、世界屈指のカフェ激戦区。コーヒーが生活に根付いたこの街でこれを語らずにして終わることはできません!おすすめのカフェでカスタマイズして自分のコーヒーを頼んでみませんか?

この記事の目次表示

メルボルンってどんな街?

移民の多い国として知られるオーストラリアですが、イタリア系移民がエスプレッソを持ち込んだことで大きく普及、コーヒーを飲む文化が根付き、今日まで民衆に広く親しまれるようになりました。

生活に根付くコーヒー文化

人気店がひしめくメルボルンは特に舌の肥えた人たちがたくさん。朝早くから行列の出来る店も少なくありません。

通勤途中に立ち寄っていつもの場所でいつものコーヒーを頼み、歩きながら職場や学校へと向かいます。人によっては一日に何杯も飲むので、朝はここでラテ、食後はここでブラック、などと決めている人もいるくらいなんです。

手の届く範囲あるに至福のひと時

住宅街や駅にも、コーヒーがすぐに飲める環境が整っているこの街。しかも、相場が$3.5~$4(290円~330円)と日本に比べてリーズナブル。

確かに日本ではコンビニで100円でコーヒーが簡単に購入できますし、チェーン店なら日本でも同じくらいの値段で楽しめます。しかし、本格なエスプレッソスタイルのコーヒーを飲もうと思ったら、500~800円くらいかかってしまいますよね?クオリティの高いコーヒーが毎回気軽に楽しめるのもいいところです。

Australian Style Coffee

オーストラリアでポピュラーなコーヒーの飲み方

店によって若干の違いはありますが、エスプレッソベースの飲み方が主流。

  • Long Black(ロングブラック)
  • Short Black (ショートブラック)
  • Latte(ラテ)
  • Cappuccino(カプチーノ)
  • Flat White(フラットホワイト)
  • Mocha(モカ)

Long Blackは日本人がイメージするミルクなしのブラックコーヒーで、Short BlackはEspressoのショットのことです。この中で、オーストラリア独特のものと言えばFlat Whiteです。Latteよりも泡の分量が少ないのが特徴です。

  • 写真:doryFlat Whiteはマグカップで提供されるところが多い

カスタムオーダーしてみよう!

低脂肪乳、豆乳、ノンカフェインのコーヒー豆から砂糖の種類まで様々あるので、ほとんどの人が自分のオーダーをカスタマイズして注文します。

例えば、「Double shot cappuccino, one sugar without cocoa powder on top」(エスプレッソを2ショット入れたカプチーノに、砂糖1杯と上のココアパウダーはなしで)とか。もはや呪文のよう。

おすすめカフェ3選

「Brother Baba Budan」-日本ではありえない!内装がすごいカフェ-

メルボルン中心街(CBD)内にある有名店。本当に狭い店内は数席あるだけで、座るのは難しいのでほとんどの場合テイクアウトになります。

混雑時のスタッフの動きは目が離せないほどの早業ですので注目です。ここではコーヒーを買って、飲みながら街歩きを楽しむのがおすすめです。

  • 写真:doryテイクアウトのカップにもロゴがスタンプされています。Latte$3.8(315円)

ひとたび注文で店内に入ると天井にはなんと無数の椅子が釣り下がっている!地震大国日本では絶対にありえない内装が楽しめます。不動の人気SEVEN SEEDSの豆を使って、複数名のバリスタが狭い空間で完全分業で、それぞれの行程を丁寧にかつ素早く入れてくれます。

  • 写真:dory天井から無数の椅子が釣り下がる特徴的な内装の店内
ブラザー・ババ・バダン
メルボルン / ドリンク / カフェ・喫茶店
住所:359 Little Bourke St, Melbourne VIC 3000, Australia地図で見る
電話:+61 3 9606 0449
Web:https://twitter.com/brotherbudan

「Degraves Espresso Bar」-メルボルンの街を眺める。人間観察しながらひと休み-

メルボルンのシンボルであるフリンダースストリート駅。そこから一本入るとカフェがところ狭しと立ち並びます。これだけあるとどこがいいのか選べないですが、おすすめは通りの名前と同じ「Degraves Espresso Bar」。

店内も趣があっていいですが、テラス席なら行き交う人々を見ながら、ちょっとひと休みに使うのもいいです。

  • 写真:dory小さな通りにいくつものカフェが立ち並ぶ

ミルクに負けないガツンとした豆の味、はっきりとした味の一杯をシンプルに楽しめます。コーヒーが得意ではない方はアイスクリームがのったオーストラリアスタイルのアイスコーヒーもおすすめです。

ちなみにオーダー時に注意したいのはアイスコーヒーと注文すると、日本のイメージのアイスコーヒーではなくこちらが出てくる可能性が高いです。もし、日本のアイスコーヒーを注文したい人はIced long blackとオーダーしてみてください。

  • 写真:dory冷たい牛乳とエスプレッソ、バニラアイスとホイップクリームがのったアイスコーヒー。Iced latte(クリーム抜き)$4.5(375円)

「Pavlov's Duck」-おしゃれなSmith Street沿いにあるイチオシカフェ-

86番トラムでCBDから10分くらい、Smith Streetにある「Pavlov's Duck(旧:Tucci Brown)」。前出のカフェに比べてスペースも広く、フードメニューも充実しています。

  • 写真:dory開放感のある店内。スリランカ料理を楽しむことも出来る珍しいカフェ。

ファンも多いPadreのコーヒー豆を使用し、適度な苦みにコクとキレ、存在感のあるコーヒーを提供してくれます。ゆったりとしたスペースでカップに注がれたFlat Whiteを飲みながら、旅の計画を再確認したり、おしゃべりしたりするのにピッタリです。

  • 写真:doryチョコレートブラウニーなどのデザートやフードも充実しています。Flat White$4(330円)、Brownie$4(330円)
パブロフズ・ダック
メルボルン / カフェ・喫茶店
住所:401 Smith St, Fitzroy VIC地図で見る
Web:http://www.pavlovsduck.com.au/

おわりに

コーヒーの好みは人それぞれですし星の数ほどカフェがあるので、今回は観光中に行きやすくて、美味いコーヒーと、一緒に内装なども楽しめるところを選んでみました。

メルボルンの街歩きにコーヒーは必須です!ローカルのように自分流のカスタマイズに挑戦し、また違った楽しみ方をするのもいいですね。テイクアウトにして芝生でゴロゴロしながら、一味違う旅にしてみてはいかがでしょうか。

  • 日本円の表記は、2017年6月現在のレートによるものです

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この記事を書いたトラベルライター

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元海外在住、元外資系豪華客船員ライター。学生時代からふつふつとしていた旅欲を満たすため、年々フットワークが軽くなり国内外問わずあちらこちらにすぐ顔出します!定番から少しだけ外れてるけど、マニアック過ぎない、いつもより少し旅を楽しくするノウハウお伝えします!
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