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トンネルを抜けるとそこは素晴らしき紅葉の世界!?【新潟】清津峡&魚沼スカイラインの紅葉

取材・写真・文:

訪問エリア:47都道府県

2021年11月11日更新

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新潟県十日町市にある清津峡。言わずも知れた富山県の黒部峡谷、三重県にある大杉谷と並んで“日本三大峡谷”に数えられています。そんな美しい清津峡の秋とともに、今回は近隣を走る魚沼スカイラインの紅葉についても紹介していきます。

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清津峡が魅せる美しき秋の紅葉の世界

清津峡は「清津峡渓谷トンネル」から絶景を楽しむ観光スポットです

  • 「清津峡渓谷トンネル」から見る清津峡

近年ではフォトジェニックな写真が撮影出来るスポットとしてインスタグラム等でも話題となっている清津峡。そんな清津峡は十日町の深い山の中にある峡谷ということもあって、平成8年(1996年)に開通した「清津峡渓谷トンネル」の中からその渓谷美を鑑賞する観光スポットとなっています。

こちらの「清津峡渓谷トンネル」、全長750mもの長さがあるトンネルとなっていて、途中第一見晴所、第二見晴所、第三見晴所の3ヶ所の見晴台があるほか、終点には清津峡のダイナミックなV字峡を正面から眺めることの出来るパノラマステーションがあります。

また、平成30年(2018年)には、十日町市を含む「越後妻有エリア」で3年に1度の頻度で開催されている世界最大規模の国際芸術祭「大地の芸術祭」に併せて「清津峡渓谷トンネル」がリニューアルオープン。より魅力的かつアーティスティックな清津峡の景色を収めることの出来る観光スポットへと進化しています!

  • 写真:てっぴい清津峡の“柱状節理”

そんな「清津峡渓谷トンネル」から楽しむことの出来る美しい清津峡の風景がこちら。清津川の両脇に物凄い勢いで岩が迫り出していますが、特徴的なのは四角形から六角形の形をした岩がまるで柱のように連なって切り立っている風景。これは“柱状節理”と呼ばれるもので、太古の昔にマグマが冷えて固まる際に岩が収縮して柱状になったものなんだとか。

春は新緑、夏は清流、秋は紅葉、そして冬は雪景色と、四季折々に美しい風景を私たちに魅せてくれる清津峡。それでは、いよいよ以下の段落から清津峡の美しき秋の紅葉模様をお届けしますので、ぜひご覧あれ!

パノラマステーションから見る清津峡の素晴らしき紅葉!

  • 紅葉の清津峡

こちらがパノラマステーションから見た、その素晴らしい紅葉です!トンネルの最奥部に位置するパノラマステーションからの眺めは、まさに「清津峡渓谷トンネル」のクライマックスを飾るのに相応しい、清津峡一の絶景スポットになります。

両脇にそびえ立つ峡谷の絶壁にへばりつくようにして生えた木々が一斉に紅葉し、その中央を清津川の澄んだ水が流れていく様子は、まさに一枚の美しい絵画のよう…なのですが、パノラマステーションから見た清津峡の魅力はこれだけに留まりません!

  • パノラマステーションから見る清津峡の紅葉と水鏡

理由はこちらの水鏡。手前の床を清津峡の峡谷より湧き出る沢の水で満たし、トンネルの内側にステンレスの壁板を貼ったことによって実現したこの水鏡は、リニューアルオープンした「清津峡渓谷トンネル」の目玉!ピンと張られた水鏡に逆さまの清津峡の美しい紅葉が映し出される様子は、実にアーティスティックです。

これが近年、「清津峡渓谷トンネル」がSNSで注目されている“ワケ”にもなっていますので、ぜひフォトジェニックな一枚を求めて秋の清津峡を訪れてみると良いでしょう。

清津峡
十日町市 / 自然・景勝地 / 紅葉 / ハイキング / ツーリング
住所:新潟県十日町市小出 清津峡地図で見る
電話:025-763-4800
Web:http://nakasato-kiyotsu.com/
清津峡渓谷トンネル
十日町市 / 建造物 / インスタ映え / パワースポット / 展望台
住所:新潟県十日町市小出癸2126地図で見る
電話:025-763-4800(管理事務所)
Web:http://www.tokamachishikankou.jp/kiyotsukyo/

秋の魚沼盆地を一望!魚沼丘陵を結ぶ魚沼スカイライン

さて、清津峡の紅葉の素晴らしき絶景の数々を思いっきり満喫した後は、さらなる秋の美しい風景を求めて、近くを走る魚沼スカイラインを目指しましょう。魚沼スカイラインは、清津峡近くにある十日町市の十二峠から、南魚沼市にある八箇峠までを結ぶ全長18.8kmのドライブコースになります。

スカイラインという名前が付くとおり、魚沼丘陵の尾根伝いにずーっと道が続いていきますので、特に南魚沼の市街地方面の見晴らしが良く、途中に幾つかの展望台なんかも整備されています。

  • 写真:てっぴい魚沼展望台より望む秋の魚沼平野

上の写真は、魚沼展望台より撮影したもの。実りの秋を迎えた新潟の“米どころ”でもある魚沼盆地の様子がバッチリ見渡せるほか、日本酒の銘柄としても全国的な知名度がある八海山(=標高1,778m)、その八海山と並んで“越後三山”として数えられる越後駒ヶ岳(=標高2,003m)や中ノ岳(=標高2,085m)の山々までもクリアーに見渡すことが出来ます!

自分が今立っている魚沼丘陵の紅葉とともに、対面に望む魚沼連峰の山々が秋色に染まる様子も併せて楽しむことが出来る紅葉スポットになりますので、ぜひ1つ1つの展望台で車から降りて、ゆっくりとその眺望を満喫してみるのも良いでしょう。

魚沼展望台
南魚沼市 / 展望・景観 / 夜景 / 展望台
住所:新潟県南魚沼市宮野下地図で見る
魚沼スカイライン
南魚沼市 / 夜景 / 紅葉 / ツーリング
住所:新潟県南魚沼市樺野沢地図で見る

さあ、新潟の里山で秋の紅葉を満喫しよう!

  • 写真:てっぴい清津峡周辺の里山風景

今回の清津峡と魚沼スカイラインを巡る秋の紅葉旅は、いかがでしたでしょうか?どちらも素晴らしい紅葉の絶景が楽しめる観光スポットですが、清津峡、魚沼スカイラインともに、例年の紅葉の見頃は10月下旬から11月上旬ごろになります。

日本屈指の米どころでもある魚沼盆地では、ちょうど新米が美味しい季節にもなりますので、そうした新潟の“味”なんかも楽しみにしながら、ぜひ越後の里山へ紅葉狩りに出掛けてみてくださいね!

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