引き潮の道を渡り浦島太郎に会いに行く！香川に残る浦島伝説の地を巡る

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• 香川県三豊市に残る浦島太郎伝説
• 太郎が亀を助けた「鴨之越（かものこし）」と「浦島神社」
•    太郎が亀を助けた「鴨之越」
•    引き潮で現れる道を渡り「浦島神社」へ
• 太郎が玉手箱を開けた「箱」
•    永久不滅の象徴「常世亀（とこよがめ）」
•    浦島太郎のお墓がある「浦島公園」
•    竜宮城へ旅立った場所もここに「どんがめ石」
• 若さを失わず過ごした「室浜」
• 玉手箱を開け、煙が立ち昇った「紫雲出山」
•    浦島太郎を祀った「竜王社」
• おわりに

香川県三豊市に残る浦島太郎伝説

• 写真：粒あんこ浦島太郎の像

香川県三豊市詫間町、庄内半島に残る浦島太郎伝説。なぜこの地に伝説が残っているのでしょうか？

• 写真：粒あんこ浦島太郎伝説マップ

まずは地名に注目しましょう。庄内半島には、「大浜」「積」「箱」「香田」「粟島」「志々島」という地域がありますが、これらを総称して浦島と呼ばれていたそうです。

• 写真：粒あんこ美しい瀬戸内海の景色

室町幕府3代将軍、足利義満が瀬戸内海航行の要所にある三崎神社（生里）へ立ち寄られた際、詠んだ歌が「へだてゆく　八重の汐路の浦島や　箱の三崎の名こそしるけれ」。室町時代から、この地が「浦島」と呼ばれていたのがわかります。

そして庄内半島には、浦島太郎の伝説にまつわるスポットも複数あります。早速ご紹介していきましょう。

太郎が亀を助けた「鴨之越（かものこし）」と「浦島神社」

• 写真：粒あんこ丸山島

浜辺である鴨之越から浦島神社がある丸山島へは、引き潮の時だけ歩いて渡ることができます。

太郎が亀を助けた「鴨之越」

• 写真：粒あんこ満ち潮の丸山島

浦島太郎が亀を助けたとされる浜である「鴨之越」は、美しい夕日が見られる場所としても有名です。

• 写真：粒あんこ引き潮で現れる道

そして、引き潮になると浦島太郎が祀られている「浦島神社」へ続く道が現れますよ。徐々に現れる道と、美しい瀬戸内海の景色はちょっと感動的です。

引き潮で現れる道を渡り「浦島神社」へ

• 写真：粒あんこ浦島神社

引き潮で現れた道を進むと、丸山島へすぐに着きます。そこには浦島神社と、浦島太郎の像があります。

• 写真：粒あんこ浦島神社「竜王宮」

鳥居には「竜王宮」と書かれています。

• 写真：粒あんこ丸山島から見た鴨之越

そしてこちらが、丸山島へと渡る人々を見守る浦島太郎像。浜辺からは少しの距離ですが、なかなか、冒険した感じを味わえますよ！

太郎が玉手箱を開けた「箱」

三豊には、「箱」という地名がつけられた地域があります。太郎が玉手箱を開けたとされる場所なので、玉手箱の箱から来ている地名かもしれませんね。このエリアにも、いくつかの浦島太郎にまつわる見どころがあります。

永久不滅の象徴「常世亀（とこよがめ）」

• 写真：粒あんこ箱浦ビジターハウス

「箱」にある箱浦ビジターハウスには、荘内半島を訪れる人の幸福を願う常世亀があります。亀の背中に座ると幸せになれるとか。

• 写真：粒あんこ常世亀

常世亀が向いた先に、竜宮城があるそうですよ。

• 写真：粒あんこ常世亀

浦島太郎のお墓がある「浦島公園」

箱浦ビジターハウス横にある浦島公園。こちらには、浦島太郎のお墓があります。

• 写真：粒あんこ浦島太郎のお墓

太郎が玉手箱を開けたとされるのがこの公園のある場所で、真ん中が太郎のお墓と言われています。

竜宮城へ旅立った場所もここに「どんがめ石」

• 写真：粒あんこどんがめ石

箱浦ビジターハウスから車で3分ほどのところに、浦島太郎がこのどんがめ石に乗って竜宮城へ行ったとされる、大きな石があります。このどんがめ石がある場所も、「箱」の地名がつくエリアです。

• 写真：粒あんこどんがめ石の前には漁港が

目印は宅間漁協協同組合。どんがめ石があるのは、この美しい港の景色の向こうです。

若さを失わず過ごした「室浜」

• 写真：粒あんこ室浜

竜宮城から戻った太郎が、玉手箱を開けるまで、不老のまま過ごした海岸。かつては不老浜（ぶろま）と呼ばれていたのが、室浜と呼ばれるようになったと言われています。

• 写真：粒あんこ美しい室浜からの景色

地元の方しか知らない小さな浜ですが、景色は抜群に綺麗ですよ！

玉手箱を開け、煙が立ち昇った「紫雲出山」

• 写真：粒あんこ紫雲出山

浦島太郎が玉手箱を開けた時に立ち昇った煙が紫の雲となり、山にかかったとされ、その山は「紫雲出山」と呼ばれるように。

浦島太郎を祀った「竜王社」

• 写真：粒あんこ浦島太郎を祀る竜王社

山頂の展望台へ向かう途中、「竜王社」と書かれた看板のほうへ進むと、浦島太郎を祀った祠があります。時期により、草が生い茂り、入れない時もあるので、草刈がされていれば是非寄ってみて下さいね。

• 写真：粒あんこ浦島太郎を祀る竜王社

祠の手前にも「石鎚大権現」と彫られた石があります。

• 写真：粒あんこ浦島太郎を祀る竜王社

そして、さらに進むと浦島太郎が祀られた祠があります。

おわりに

• 写真：粒あんこ浦島太郎伝説の看板

浦島太郎伝説の地を巡る旅はいかがでしたでしょうか。全ての場所を紹介できたわけではありませんが、楽しめていただけたのではないかと思います。美しい瀬戸内海の景色を楽しみながら、伝説の地を巡って下さいね！