「もったいない」という日本語が世界で通用する現代で、ものを大切にする意識が人々の中に根付いてきています。今回はそんな「もったいない」を実践するヒントをもらえる長野県諏訪市の古材・小道具を扱う素敵な店「リビルディングセンタージャパン」をご紹介します。
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リビルディングセンタージャパンとは
諏訪市にあるリビルディングセンタージャパンは、解体される家から処分される木材、建具や古道具などを集めて展示販売している材木屋さんです。古材、小道具の販売を核として、古材を使ったさまざまなワークショップや作家さんによる古材を利用した作品の展示販売、オリジナルグッズの販売など、いろいろな楽しみが詰まっています。
リビルディングセンタージャパンの見どころ
古材エリア
1階のスペースには、建て替えやリノベーションをすることになった家から引き取られた木材が並んでいます。
どの地域のどんな家から運ばれてきた木材なのか、メモでわかります。
値段は平米数あたりで決まっています。
そのほか、2階には建具やガラスなどがあります。昔ながらの型ガラスなど、貴重な古材が次の出番を待っています。
古道具エリア
同じく2階には、個性豊かな古食器が並んでいます。レトロでかわいい食器は見ているだけでわくわくしますね。お値段も数百円からとお手頃なので、気に入ったものに出会えたら気軽に購入できます。
3階には様々なイスやソファ、ちゃぶ台や昔ながらの机がずらりと並んでいます。
また、ザルや籠などの雑貨や藍染めの昔の衣類などのコーナーもあります。
雑貨エリア
1階にある雑貨コーナーには、型ガラスを使った食器やレンゲ、イヤリングなどの作家さんの作品が展示販売されていました。ラインナップは変わることがあるようです。
また、リビルディングセンタージャパンのオリジナルグッズも並んでいます。Tシャツやナルゲンボトルなど、どれもかわいくてついついほしくなってしまいます。
カフェ「live in sense」
1階にはカフェ「live in sense」があります。リビルディングセンターは3階建ての建物にとても多くの古材や古道具が展示されています。じっくり見ながら全フロアーを回って疲れたら、こちらのカフェで一息つきましょう。カフェの窓からは、古材置き場を眺めることができますよ。
定番メニューのほかに、季節のメニューもあります。コーヒーやチャイ、りんごジュースなどは定番メニューです。筆者が訪問した際には、季節のドリンクとしてみかんソーダがありました。
フードメニューは、カレーなどのお食事からチョコレートケーキやスコーンなどのカフェメニューまでそろっています。素材をいかした優しい味のメニューが多いです。
カフェの名前「live in sense」には「感覚と生きる」という意味が込められていて、古材を利用したテーブルやいろいろな形のイスが並びます。古材や古道具を扱う、リビルディングセンターならではの空間です。
ワークショップ
リビルディングセンタージャパンでは、古材を使ったさまざまなワークショップが開催されています。リビルディングセンタージャパンのフェイスブックページで開催情報を確認することができます。
レスキュー
リビルディングセンタージャパンでは、解体される建物から古材や古道具を引き取ることを「レスキュー」と呼んでいます。レスキューされた古材や小道具は、リビルディングセンタージャパンの店舗で販売されます。また、レスキューしてもらいたいものがある時には、必ず事前に問い合わせをしましょう。連絡をしないで直接持っていくと、引き取ってもらえないこともあります。
リビルディングセンタージャパンへのアクセス
電車での行き方
最寄り駅はJR中央線の上諏訪駅です。駅からリビルディングセンタージャパンへは徒歩10分ほどです。
車での行き方
中央道の諏訪インターチェンジから車で10分ほどです。駐車場はリビルディングセンターの向かいに10台分あります。