日本海側の主要駅の一つであるJR新潟駅は、複数の路線が乗り入れるターミナル駅。新潟を目的地とするほかに、ここから列車を乗り換えてさらにその先へ旅するという人も少なくないでしょう。そんな時、新潟駅を乗換駅として素通りするのはもったいない!ここはあえての途中下車で、新潟のご当地グルメ「バスセンターのカレー」と「みかづきのイタリアン」をはしごしてみてはいかが?さらに時間があれば、日本酒やお土産スイーツを探すお楽しみも!寄り道で旅の楽しさもきっと倍増しますよ♪
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「JR新潟駅」途中下車旅のすすめ
JR新潟駅は日本海側に位置する主要駅の一つです。上越新幹線のほか、信越本線(新津駅から磐越西線へも乗り入れ)・白新線・越後線と複数の在来線が乗り入れています。また、日本海沿いを山形・秋田方面へと走る特急「いなほ」や、上越妙高へ向かう特急「しらゆき」が発着するターミナル駅でもあります。そのため、新潟駅で列車を乗り換え、さらにその先の目的地へ向かう人も少なくありません。
そんな時、新潟駅は乗換駅としてついつい通過してしまいがち。でもそこをあえて途中下車し、目的地へ向かう途中も楽しんじゃう♪というのも、実はなかなかおすすめなのです!
途中下車とは?
ちなみにJR東日本によると、「途中下車」とは、旅行途中(乗車券の区間内)の駅でいったん改札口の外に出ることをいいます。以下の例外を除いた乗車券であれば、後戻りしない限り何回でも途中下車することができます。
■片道の営業キロが100キロまでの普通乗車券
■大都市近郊区間内のみを利用する場合の普通乗車券
■回数券
■一部のトクトクきっぷ
■特急券、急行券、グリーン券、寝台券、指定席券、乗車整理券、ライナー券
今回は、新潟駅で途中下車した際のおすすめスポットとして、手軽に楽しむことができる新潟のご当地グルメ「バスセンターのカレー」と「みかづきのイタリアン」をご紹介します。どちらも「万代シテイバスセンター」という同じビルの中で食べられるので、1時間半~2時間ほどあれば十分楽しめますよ♪
「万代シテイバスセンター」とは?
今回紹介する、新潟のソウルフードとも称される「バスセンターのカレー」と「みかづきのイタリアン」は、新潟駅から歩いて10分程のところにある「万代シテイバスセンター」というバスターミナルのビルの中で食べることができます。
万代シテイバスセンターでは新潟市近郊・郊外の路線バスと長距離高速バスが発着するほか、グルメやファッションの店舗も入っています。発着ターミナルのそばには、「バスセンター」ならではのこんな楽しい自動販売機も発見しちゃいました。
- 万代シテイバスセンター
- 新潟市 / バス停
- 住所:新潟県新潟市中央区万代1丁目6-1地図で見る
- Web:https://www.bandaicity.com/shop/bus_center/floor1/
そば屋さん「万代そば」の隠れ名物「バスセンターのカレー」
バスセンターの1Fには「万代そば」という立ち食いそば屋さんがあり、40年以上もの長い歴史があるお店です。「バスセンターのカレー」は、その万代そばが提供する隠れ名物カレー。その真っ黄色のカレーはインパクト大で、家庭で作るような茶色いカレーとはずいぶん見た目が違います。スパイスがピリッと効いていて、大きめの玉ねぎがたくさん!豚骨スープで煮込んでいるそうで、しっかりとしたコクがあります。
「バスセンターのカレー」は「普通カレーライス」でも写真の量があり、しかも¥480というリーズナブルなお値段!「ミニカレーライス(¥390)」もあるので、もう一軒はしごする事も考えた上で、注文するサイズを決めてみてはいかがでしょう?
また「万代そば」では、お土産用に1.5人前のレトルトカレー(¥540)も売っています。そばやカレーライスと同じように券売機で食券を買って、カウンターで受けとるシステムです。ちょっと変わった新潟土産としてぜひ買ってみては?
新潟のご当地グルメ「みかづきイタリアン」
同じ「万代シテイバスセンター」のビル2Fには、赤い外観が目印の「みかづき」というお店があります。新潟市を中心に20数店舗をかまえるこちらの「みかづき」で有名なメニューは「イタリアン」。といっても、私たちが想像する「イタリアン」ではありません。
意外や意外!実はトマトソースがかけられた焼きそばという、ちょっと変わったご当地グルメなんです。しかもなんとこのメニュー、昭和35年からあるというから驚きです。
麺の味付けはちょっと甘めですが、普段食べているソース焼きそばほど濃い味付けではありません。もちもちの自家製太麺の上には、トマトソースのほかに紅ショウガならぬ白ショウガが載っています。
「イタリアン」のメニューはバラエティに富んでいて、「カレーイタリアン」、「ホワイトイタリアン」、「ボロニア風イタリアン」などのほか、「エビチリイタリアン」なんていうメニューまであるんです!
こちらの値段も「バスセンターのカレー」と同じようにリーズナブル。手軽に味わえることも、長年地元で愛されてきた理由のひとつなのかもしれません。
- みかづき 万代店
- 新潟市 / カフェ・喫茶店 / ご当地グルメ・名物料理
- 住所:新潟県新潟市中央区万代1丁目6−1 バスセンタービル 2F地図で見る
- 電話:025-241-5928
- Web:http://www.mikazuki-italian.com/access/bandai
おまけ:新潟ならではの味に出会える「ぽんしゅ館」!
もしも乗り換えまでにまだ時間があれば、新潟駅のすぐそばにある「ぽんしゅ館」に立ち寄ってみるのもおすすめです。「ぽんしゅ館」はその名のとおり、新潟のおいしいお酒に出会えるお店。全酒蔵の日本酒を唎き酒できるとあって、日本酒好きにはたまりません。
それに加えて、米どころ越後のコシヒカリで作った贅沢なおにぎりや、厳選した新潟のお土産も充実しており、ついつい目移りしてしまいます!カレーとイタリアンでお腹を満たした後は、乗り換え列車の中で食べる新潟ならではのおやつを買ってみるのも楽しいかも♪
小竹の笹だんごパン
新潟でお土産といえば有名なのが「笹だんご」ですが、「小竹の笹だんごパン(¥248)」なんていう、ちょっと変わったパンを発見!パンの中に丸ごと笹だんごが入っているという、なんとも大胆なおやつです。
大吟醸 酒饅頭
そして新潟のお酒を使った「大吟醸 酒饅頭(¥108)」も列車旅のお供にぴったり!お酒の香りが効いた生地の中に、甘さ控えめのあんこが入っていてオトナの味です。
- ぽんしゅ館 新潟驛店
- 新潟市 / 日本酒
- 住所:新潟県新潟市中央区花園1-96-47 新潟駅CoCoLo西館 3F地図で見る
- 電話:025-240-7090
- Web:https://www.ponshukan.com/niigata/
この記事を書いたライターから一言
私は日本海側の山形の実家に行く際、上越新幹線廻りで新潟駅を経由することが多いのですが、つい最近まで新潟駅では特急の乗り換えしかしたことがありませんでした。ある時たまたま乗り換え時間が空いてしまい、新潟駅周辺で数時間過ごしたことをきっかけに、あえて途中下車をする旅というのも楽しいものだな、と思うようになりました。旅の途中の寄り道は思いがけない発見もあり、思い出がさらに増えておすすめですよ♪(にじねこMii)