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【2】コバルトブルーの美しい水面「氷川渓谷」
スタートは奥多摩駅
JR青梅線の終着駅である「奥多摩駅」。軽装の観光客の他に、大型のザックを背負った登山客もちらほら見かけます。
ここから氷川渓谷へは関東屈指のパワースポットを経由して向かいます。
奥氷川神社
奥多摩駅から数分歩くと、奥氷川神社に到着します。埼玉県にある氷川神社と中氷川神社、そしてここ奥氷川神社と合わせて武蔵三氷川と呼ばれる神社の一つです。
この奥氷川神社には「氷川三本杉」と呼ばれるご神木があります。
普通に3本並んでいるように見えますが、実は根元で3つに分岐しているという、超珍しい杉!武蔵三氷川は地理的に一直線に並んでいて、氷川神社が「本社」、中氷川神社が「中社」、そしてここ奥氷川神社が「奥社」としての役割を持つそう。3つの神社のオオトリですから、2つの神社から流れてきたパワーを一身に受けて、こんなに立派で神がかり的な杉になったんじゃないでしょうか。
北氷川橋
奥氷川神社から2分ほど歩くと、氷川渓谷の遊歩道に入ります。急な階段を下りていくと、目の前には北氷川橋が架かっています。
細いつり橋のため、人が歩く振動で結構揺れます。この橋の中腹から、真っ赤な「昭和橋」を見ることが出来ます。
この昭和橋も素敵ですが、渡ったばかりの北氷川橋を振り返ると、深い自然のどまんなかに橋があって迫力があります。
登計橋
北氷川橋を渡って左手に進むと、周囲の緑を映してコバルトブルーに輝いている水面が見えます。
ここを通る誰もが「うわぁ綺麗!」と感嘆する程の景色です。この辺りは虫もカラフルなようで、どうです?川面のコバルトブルーとお揃いのような鮮やかな色の蝶(蛾?)です。こんな鮮やかな色、筆者は学習帳の表紙や、図鑑でしか見たことありません。実物で見たのはこの時が初めてかもしれません。
しばらく歩くと、もう一つの橋が見えます。これが「登計橋」です。登計橋もつり橋です。
登計橋からも真っ赤な昭和橋を眺めることが出来ます。水面に反射した筐体が印象的ですね。
橋を渡ると少々山を登ります。振り返ると、さっき渡った登計橋があっという間に小さくなって見えます。結構足を使うので、歩きやすい靴・服装できたほうがいいでしょう。
こちらも水面が青くて素敵ですね。
【3】広大な景色「奥多摩湖」
東京都の貴重な水源である奥多摩湖。都民の生活水を湛える超重要な施設ですが、その景観の美しさから観光地でもあります。
まわりの山々と、広大な湖が織りなす景色がすごーく美しいと思いませんか。
正面にはなぜか足つぼのエリアもあって、ここで裸足になる人もちらほら。奥多摩は足を使うところが多いからでしょうか?
この景色を眺めながら、奥多摩湖の周囲を歩くこともできますが、なかなかのサイズなので、30分は必要になると思ったほうがいいかも。
おまけ~柳沢峠~
さきほどの多摩川までが、奥多摩エリアベスト3ですが、せっかく奥多摩にきたんだからもうちょっと!という方に立ち寄ってほしいのが「柳沢峠」です。
奥多摩湖から約35キロほど先にある峠で、標高1,472メートルもあり、なかなかの高さ。ここがおすすめなのは富士山が見えるから。まだ帰りたくない!あともうちょっと観光したい!という方におすすめですよ。