9種類もの泉質と1日1万トンにものぼる湧出量を誇る登別(のぼりべつ)温泉は、全国屈指の名湯として有名です。温泉街に足を踏み入れると、至る所から立ち昇る白い湯煙と硫黄のいい香りに包み込まれます。数多くの観光名所が密集しており見所満載の登別温泉ですが、今回はその中でも道外の方にはあまり知られていない、秘境とも言える、天然の温泉が流れる川・大湯沼(おおゆぬま)川と、木のデッキに座って利用できる天然の足湯・大湯沼川天然足湯についてご紹介します!
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天然の温泉が流れる大湯沼川とは?
大湯沼川は、大湯沼からあふれ出した、酸性度の高いお湯が流れる天然の湯の川です。
登別原生林の大自然の中を、白い湯けむりをのぼらせながら静かに流れています。
大湯沼川は大湯沼から登別原生林の中をずっと流れており、川の近くまで安全に近寄れるところであれば、どこでもお湯に触れることができます。
平常時では、川の水は高いところでは50度ほどに達するとこもあるので、足や手をつけるときには注意し、適温のところを探しましょう。
突発的な高温に注意!
上流部にある「大正地獄」と呼ばれる湯沼の間欠泉が近年活発化しており、突発的に湯泥が噴出する恐れがあります。
その場合、大湯沼川の水は濃い灰色に変わり、モクモクと白い煙がたちこめ、かなり高温の源泉が流れます。川に入る際には十分にご注意下さいね。
大自然の中にある天然足湯!大湯沼川天然足湯
登別温泉の代表的な観光名所の1つである地獄谷を越え、山道を登っていった先に、秘境のような「大湯沼川天然足湯」があります。
天然の足湯というだけあり、まさに山の中にあり、木々や落ち葉とのコラボレーションが大変に美しく、景色を楽しむこともできます。
大湯沼川の天然足湯のスポットは、森林浴をしながら天然の足湯を楽しめるようにと造られており、木のデッキや切り株のイスが置かれた、足場が整った快適な場所です。
川を流れる水は、肌触りが優しく、足や手を少しつけるだけで温まると同時に肌がスベスベになります。
人が温度管理をしている温泉とは違い、大湯沼からの源泉がそのまま流れているため、季節や天候により、この足湯場の温度も大変高くなることがあります。
こちらでも、上流にある「大正地獄」からの突発的な湯泥の噴出には十分にご注意ください。
大湯沼川天然足湯までの道のり
大湯沼川天然足湯は、登別温泉バスターミナルより徒歩25分程のところにあります。
登別温泉周辺は散策路としても人気があり、観光スポットへの道順は比較的判りやすくなっています。大湯沼川天然足湯への看板も適宜出ているので、そちらを頼りにして進むと判りやすいです。
看板の案内に従い、大湯沼川遊歩道入口を進むと、川を横断する細い木の橋が見えてきます。すぐ下には、湯の川が流れており、温泉のいい香りが漂います。
橋を越え、さらに山道を進んでいきます。天候や季節によって、足場が少し悪いこともありますが、比較的歩きやすい道のりです。
程無くして、大湯沼川天然足湯の看板が見えてきます。天然足湯場周辺は、座って足湯が楽しめるように、川淵に腰をかけられるようになっています。
上流の方まで行くと、切り株のイスが置いてあり、広めのスペースもあるので、ゆっくりと座って足湯を楽しみたい方にはこちらが快適でオススメです。
- 登別地獄谷
- 登別市 / 自然・景勝地 / 観光名所 / パワースポット / 紅葉
- 住所:北海道登別市登別温泉町無番地地図で見る
- 電話:0143-84-3311(一般社団法人登別観光協会)
- Web:http://www.noboribetsu-spa.jp/?see=jigokudani2
- 登別温泉バスターミナル
- 登別市 / 駅・空港・ターミナル
- 住所:北海道登別市登別温泉町 登別温泉バスターミナル地図で見る
おわりに
登別原生林が茂る、大自然の中を流れる天然温泉の大湯沼川と大湯沼川天然足湯はいかがだったでしょうか?
美しい景色の中で、森林浴をしながら、乳白色の湯の川に足をつけて寛ぐひと時は格別です。登別温泉に訪れた際には、ぜひ、大湯沼川の美しさや天然足湯も楽しんでいって下さいね。
大湯沼川天然足湯の基本情報
- 利用時間:早朝~日没(入浴自由)
- 料金:無料
- 駐車場:大湯沼駐車場(有料) ※冬期閉鎖
- 大湯沼川天然足湯
- 登別市 / 足湯・手湯
- 住所:登別市登別温泉町無番地地図で見る
- 電話:0143-84-3311
- Web:http://www.noboribetsu-spa.jp/?see=%E5%A4%A7%E6%B9...