韓国旅行で優しい味わいが恋しくなった時には「タッカンマリ」がオススメです。タッカンマリは韓国語で「鶏一羽」という意味。その名の通り、鶏が丸ごと一羽入った、水炊きのような鍋料理です。こちらの記事では、ソウル市内でオススメのタッカンマリのお店「陳玉華ハルメ元祖タッカンマリ」を紹介いたします。
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タッカンマリとは
タッカンマリは、鶏がまるまる一羽入ったお鍋のことです。一緒にネギとじゃがいもが入っていることが多いです。味付けは塩とニンニクだけといたってシンプルですが、鶏の骨やお肉からじわじわ引き出される旨みが、滋養味あふれるスープをつくりあげます。お好みでコチュジャンの入ったタレをつけて食べることもあります。
タッカンマリ横町とは
タッカンマリのお店はソウル市内のあちこちにありますが、おすすめは「タッカンマリ横町」と呼ばれているタッカンマリを提供するお店が軒を連ねる場所です。
ソウルの地下鉄「東大門」駅から7分ほど歩き、ファッション問屋が続く通りから1本入った、食堂が集まる路地に位置しています。
タッカンマリ横町にある数々のお店の店内には有名人の写真やサインが貼ってあり、確かにどこも美味しいのですが、その中でも今回は筆者お気に入りの「陳玉華ハルメ元祖タッカンマリ」をご紹介します。
陳玉華ハルメ元祖タッカンマリ
「陳玉華ハルメ元祖タッカンマリ(チンオックァ・ハルメ・ウォンジョ・タッカンマリ)」は、1978年創業のタッカンマリ老舗店です。こちらで使用する鶏肉は、毎日仕入れる韓国産の生の若鶏のため、臭みがないのが特徴です。
メニューは韓国語で書かれていますが、お店の方に「タッカンマリ」と伝えればお鍋の準備をしてくれます。
コンロの上に置かれた鍋が沸き始める頃を見計らって、大きなハサミで鶏一羽を一口サイズにチョンチョンと切って入れてくれます。
鶏肉はプリプリで、とてもジューシー。少し時間がたつと鶏肉の旨みがジャガイモに染みこんでとても美味ですので、煮崩れる前にお召し上がりください。
(鶏一羽の鍋で約2,200円)
タレはお好みの配合で
最初はぜひ、何もつけずにシンプルな味わいの鶏肉とスープを堪能してください。
その後、机の上に調味料の入った容器が置いてありますので、お好みでかけていただくと更に味わいが増します。
醤油・カラシ・酢を0.5:1:1の割合で混ぜ合わせるのがスタンダードな配合です。さらに「タデギ」と呼ばれるすりつぶした唐辛子に薬味を加えたものをスプーン半分ほど入れて、少しずつ混ぜながらお好みの辛さに仕上げてください。入れすぎには注意です!
シメには麺
タッカンマリのシメはご飯を入れた雑炊もできますが、おすすめは「グクス」という麺です。喉ごしが心地よく、お腹いっぱいでもつるっと入ってしまいます。
おすすめの時間帯
筆者が入店したのは17時頃で、待ち時間なしですぐに案内してもらうことができました。18時頃にはお店の外に入店待ちの列ができていましたので、早めの時間帯に入店することをおすすめします。
- 陳玉華ハルメ元祖タッカンマリ
- 東大門 / 韓国料理
- 住所:서울특별시 종로구 종로40가길 18, 동대문닭한마리골목 내地図で見る
- 電話:02-2275-9666
- Web:http://darkhanmari.co.kr/english/main.phtml