上野動物園の「シャンシャン」に続き、赤ちゃんパンダの誕生で盛り上がる和歌山県の【アドベンチャーワールド】。2018年12月に、名前も彩浜(さいひん)に決定しました♪高速バスの深夜便を利用すれば、東京からでも週末だけで赤ちゃんパンダ「彩浜(さいひん)」に会いに行けますよ!
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2018年8月、赤ちゃんパンダ「彩浜(さいひん)」が誕生❤
2018年8月14日の夜、和歌山県南紀白浜にある動物園「アドベンチャーワールド」にて、メスの赤ちゃんパンダ「彩浜(さいひん)」が誕生しました。同園はジャイアントパンダの繁殖を得意とし、この地で生まれた赤ちゃんパンダは今回でなんと16頭目!上野動物園の「シャンシャン」が29年ぶり3頭目の誕生だったことを考えると、いかに“和歌山生まれ”のパンダが多いのかと驚かされます。
上野のシャンシャンを見ても分かる通り、赤ちゃんパンダの成長は早い!生後1年くらいはなんとも可愛らしい子パンダぶりですが、徐々にパパママと同じくらいの大きさになり、あっという間に大人に…。だからこそ、今のうちに和歌山を訪れ、可愛い姿を目に焼き付けておきたいですね。
- アドベンチャーワールド
- 白浜町(西牟婁郡) / テーマパーク / 動物園 / 遊園地 / 遊び場
- 住所:和歌山県西牟婁郡白浜町堅田2399地図で見る
- 電話:0570-064-481
- Web:http://www.aws-s.com/
東京から「アドベンチャーワールド」へのアクセス方法は?
飛行機利用が一番便利。でも費用面で△
筆者は東京在住ですが、東京から「アドベンチャーワールド」へのアクセスを調べると、これがけっこう不便!羽田から南紀白浜空港までのフライトを利用できれば、もちろんそれが一番ですが(南紀白浜空港から「アドベンチャーワールド」までは路線バスで5分と至近)、予算的にはお手軽ではありません。
新幹線や鉄道利用は時間がかかりすぎる!
- 出典:www.photo-ac.com大阪と南紀白浜を結ぶ特急くろしお「オーシャンアロー」
次に、新幹線で大阪経由で行く方法。東京から新大阪まで新幹線で約2時間半~3時間。さらに新大阪駅で紀勢本線特急に乗り換えて、「アドベンチャーワールド」までなんと約2時間半!近畿地方の土地勘がないのでもっと近いと目論んでいましたが、大阪⇔和歌山はそれだけで“旅”になるほど遠いのですね…。
おすすめは高速バス!金曜夜の深夜便に乗ろう
それでは、とひらめいたのが高速バス。調べてみると、東京⇔南紀白浜をダイレクトに結ぶ直行バスがあり、しかも、東京を夜に出て南紀白浜に早朝到着する便を利用すれば、着いた日の開園から閉園まで「アドベンチャーワールド」を一日たっぷり満喫できるんです♪
金曜の仕事終わりに東京を出て、土曜に「アドベンチャーワールド」&日曜に白浜周辺観光を楽しみ、月曜の早朝に東京に戻るという、1泊4日(車中泊2泊)のショートトリップも実現可能!この旅行プランがおトクに叶えられる、便利なツアーバスをご紹介します。
「西武観光バス」と「明光バス」の共同運行“白浜ぱんだばす”
東京と南紀白浜を結ぶ高速バス路線は、関東在住の方にはおなじみの「西武観光バス」と、白浜に本社を置く「明光バス」の共同運行。毎日一便運行される定期路線は、“ホワイトビーチシャトル”という愛称で呼ばれています。
このホワイトビーチシャトル往復バスチケットと、「アドベンチャーワールド」入園券、さらに白浜エリアの路線バス2日間乗り放題券がセットになったのが、ツアーバス“白浜ぱんだばす”なんです!
販売価格は大人21,700円~で、乗車日によって異なります。通常の往復バス代が17,400円~、「アドベンチャーワールド」入園券(大人)が4,500円ですので、すでにこの時点でモトは取れる計算に。さらに現地でのバスが乗り放題で、交通費が丸々浮くことになりますので、かなりおトクです。
“白浜ぱんだばす”の料金
- 大人21,700円~
- 中人(中・高校生)20,700円~
- 小人(小学生以下)11,700円~
なぜかWeb上に情報がない!?窓口か電話で問い合わせを
- 出典:www.photo-ac.com2018年11月現在、公式HPに「白浜ぱんだばす」の情報はありません…
この“白浜ぱんだばす”ですが、なぜか「西武観光バス」「明光バス」両方の公式Webサイト上に、まったく情報が掲載されていません。筆者が利用した2017年4月の時点では掲載されていたのですが、両社に電話で問い合わせても、非掲載になった理由は不明とのこと。ただ、2018年11月時点で実際に販売されていますので、バス会社の販売窓口か電話予約の際に問い合わせてみてください。
次項で“白浜ぱんだばす”を利用した実際の旅の様子を、写真を交えてご紹介します。「アドベンチャーワールド」と南紀白浜の観光を、2日間でとことん満喫できる贅沢プランです♪
1日目:20:40に「バスタ新宿」を出発
旅の始まりは、巨大なバスターミナル「バスタ新宿」から。全国各地に向けて出発する深夜便がたくさん出入りし、夜なのに活気あふれる雰囲気。出発後、バスは神奈川県の足柄SAまで停まりませんので、飲み物や軽食などを用意してから乗り込みましょう。「バスタ新宿」にはコンビニも入っていて便利です。
座席は独立型の3列シートで快適。リクライニングもかなり深くまで倒せて、飛行機のエコノミークラスよりも断然ラクです。ちなみに筆者は小学生の子ども連れでしたが、すぐに寝付いて朝まで一度も起きませんでした。体が小さい子どもの方が、深夜バスの旅は向いているのかもしれません。
2日目:「アドベンチャーワールド」を一日たっぷり満喫!
スケジュール
- 7:49 「とれとれ市場前」に到着。タクシーで「アドベンチャーワールド」へ
- 8:10 「アドベンチャーワールド」正面ゲート到着
- 9:30 開門と同時に入場
- 17:00 閉門。白浜温泉の宿にチェックイン
バス停「とれとれ市場前」からタクシーで移動
朝7時49分、ほぼ時刻通りに高速バスは「とれとれ市場前」に到着。通常は、もう一つ先のバス停「白浜バスセンター」まで行き、路線バスに乗り換えてアドベンチャーワールドへ向かう方が多いと思いますが、筆者は一分でも早く現地に到着したかったため、前もってタクシーを予約して「とれとれ市場前」まで来てもらいました。
- とれとれ市場
- 白浜町(西牟婁郡) / 市場・朝市
- 住所:和歌山県西牟婁郡白浜町堅田2521地図で見る
- 電話:0739-42-1010
- Web:https://toretore.com/ichiba/
その理由は…アドベンチャーワールドの混雑ぶりがかなり激しいから!同園は、先着順で参加できる園内ツアーが充実しており、ツアーによっては争奪戦になるため、開園前から多くの人が並ぶのだとか。とくに人気なのが、ジャイアントパンダに直接エサをあげられる「パンダラブツアー」。筆者は参加しませんでしたが、パンダファンにとっては感涙モノのツアーです。
開園の1時間半前でもこの行列!
タクシーで10分ほど走り、8時過ぎには正面ゲート前に到着。開園は9時半だというのに、この行列です!筆者が訪れたのが春休み期間ということもあるのでしょうが、噂通りの人気ぶりに驚き。いったい皆さん何時から来ているのでしょうか…。
開門と同時に中へ。すぐにパンダとご対面♪
この日は朝9時半に開門(季節によって開門時間は変わります)。すぐにお目当てのツアーの予約を済ませ、いざパンダ舎へ!まずは入口からほど近い施設「パンダラブ」の、屋外運動場を見学。こちらはフェンスや檻がなく、ジャイアントパンダをダイレクトに見られる希少なスポットです。
暖かい春の日差しの中、のんびりと竹を食べる双子のパンダ「桜浜(おうひん)」と「桃浜(とうひん)」。見学をじっくり堪能した後、さらに奥にある「ブリーディングセンター」へ向かいます。こちらは野生動物の繁殖、種の保存の研究を担う施設で、 お父さんパンダの「永明(えいめい)」、お母さんパンダの「良浜(らうひん)」、そして施設オープン当時まだ赤ちゃんだった「結浜(ゆいひん)」がいます。
屋外運動場でお母さんと遊ぶ結浜が、すぐ近くに!生後半年ほどの、一番可愛らしい時期の赤ちゃんパンダは、いつまで眺めていても飽きません。お母さんの後を追ってよちよち走ったり、竹をかじる真似をしてみたり、キュートな姿をしっかり写真に収めることができますよ♪
2018年11月現在「ブリーディングセンター」のバックヤードでは、良浜と赤ちゃんパンダ「彩浜(さいひん)」を公開しています。順調に成長すれば、彩浜(さいひん)が屋外運動場で遊ぶ姿も見られるはず。その日がいまから待ち遠しいですね。
閉園までイルカショーやツアーを満喫
「アドベンチャーワールド」の見どころはパンダだけではありません。広大な園内には、イルカやクジラのショーが楽しめる「マリンワールド」や、列車やジープ、徒歩などで探検できる「サファリワールド」など、一日いても回り切れないほどの多くのエリアが。時間配分を考えながら、とことん満喫してください!
白浜温泉の宿にチェックイン。温泉で疲れを癒して
一日中「アドベンチャーワールド」を歩き回り、クタクタの身体を癒すのはやっぱり温泉!南紀白浜には「白浜温泉」が湧いており、温泉を引いたホテルや宿もたくさんあります。乗り放題の路線バスで移動し、お気に入りの温泉宿にチェックインしましょう。