多治見市

【岐阜】フォトジェニックな多治見市モザイクタイルミュージアムへ行こう!

取材・写真・文:

愛知在住

2021年12月1日更新

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写真:myao

建築家、藤森照信氏のデザインによる「多治見市モザイクタイルミュージアム」は2016年6月、タイルの生産量日本一である岐阜県多治見市笠原町に開館しました。ユニークな建物が目を引くミュージアムは、タイルの展示、販売、工作体験など、誰でも気軽にタイルについて知ることができます。外見も然ることながら、展示エリアもフォトジェニックな空間が広がっています!また、笠原町は、町のあちこちにもタイル作品が!是非カメラを持って、ミュージアムや町を散策してみましょう。

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多治見市モザイクタイルミュージアムとは

岐阜県多治見市といえば、焼き物の町として知られています。その中でも笠原町は、モザイクタイルの生産が盛んに行なわれていた場所。主に磁器質で釉薬を施したものが作られてきました。今でもタイルの生産量は日本一を誇ります。

モザイクタイルとは、50平方cm以下の装飾用平物タイルを言い、主に建築で使用されてきたタイルのこと。

昔はお風呂や水回りなど、建材として多く使用されていたモザイクタイルですが、その命は建物の老朽化と共に壊され、廃棄されてきました。大正末期から現在まで続く地域産業文化を知ってもらうべく、20年前から地元の有志によって集められたコレクションが、ミュージアムには収められています。

当時のタイルはユニークな形のものも多く、今見てもとってもモダン。そんなモザイクタイルの全てが知れるのも、タイルの生産地にあるミュージアムならではですね。

  • 写真:myao4階の展示室では、実際にどこかで使用されていたタイルを収集したものが展示されている。

建築デザインは藤森照信氏

  • 写真:myao

ミュージアムの設計を手掛けたのは、木の上の茶室や自然素材を使用した建築で知られる藤森照信氏。建物はタイルの原料になる粘土を切り出す採土場を、1階から4階へと続く階段は、登り窯をモチーフにしていたりと、とてもユニークな焼き物の町ならではの建築となっています。

  • 写真:myaoメルヘンな小道を歩いていくと、かわいいドアが。こちらが入口です。

フォトジェニックな空間が広がるミュージアム

ミュージアムに入館すると、まずは階段で4階まで登ります。そこには大きなタイルのカーテンが!晴れた日は丸い窓から青空が見え、フォトジェニックな空間が広がります。インスタ映えも狙えそうですね◎

  • 写真:myao
  • 写真:myao
  • 写真:myao

知る、体験する、相談もできるミュージアム

4階を見終わったら3階へ。こちらではタイルの製造工程や歴史を知ることができます。タイルがどうやって作られているのか、映像や実物で、作業工程を見ることが出来ます。このエリアでは企画展なども開催されます。

1階の体験工房では、実際にモザイクタイルを使ってフォトフレームやコースターなどを制作することができます。好きな色のタイルを選んだりして、子どもから大人まで夢中になってしまいます。

また、2階ではタイルに関しての質問、相談のできるコンシェルジュカウンターがあります。マイホームにタイルを使ってみたいと考えているけど、どうしたらいいかわからない…など、詳しいスタッフが相談にのってくれますよ。

多治見市モザイクタイルミュージアム
多治見市 / 博物館 / インスタ映え / 遊び場
住所:岐阜県多治見市笠原町2082−5地図で見る
電話:0572-43-5101
Web:https://www.mosaictile-museum.jp/

笠原町を歩いてみよう

ミュージアムを見終わったら、是非笠原町の町も散策してみましょう。ノスタルジックな雰囲気漂う町並みを歩いていると、あちこちにタイル作品を見ることができます。

  • 写真:myao
  • 写真:myao

そう、町のごみ収集場所がタイル作品になっていたりするのです!沢山の絵柄があり、散策しながら楽しむことができます。

町のどこに作品があるかは、「陶勝軒」という老舗のお菓子屋さんで地図を貰うことができます。

  • 写真:myao
  • 写真:myao

こちらではタイルをモチーフにしたオリジナルのお菓子が販売されています。お土産としてもぴったり。筆者も購入しましたが、美味しかったです◎

  • 写真:myao個包装タイプ400円(税別)ボトル入り1,700円(税別)
御菓子司 陶勝軒
多治見市 / スイーツ
住所:岐阜県多治見市笠原町2127-1地図で見る
電話:0572-43-3041
Web:https://toshoken.jimdo.com/

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この記事を書いたトラベルライター

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普段は銘木などでナチュラルアクセサリーやコモノを制作して、WEBやイベントで販売しています。"タンポポの綿毛と旅しよう"と題したペンダントも作る程の旅好き。観光地を巡るのも好きだけれど、地元の人が訪れる場所、ガイドブックに載っていないような場所を探して暮らすように旅する方が好き。モノづくりをしているので、海外のホームセンターで興奮して工具を買って帰ってきたこともあります(笑)。最近は山登りも始めて、旅先も大自然があるところが多くなりました。そんな私の目線から観た世界が、あなたの旅の発見や参考になったら幸いです。
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