「日本一、暑い街」と言われている岐阜県の多治見市。実は多治見市は、日本でも有数の焼き物(美濃焼)の産地でもあるのです。今回ご紹介する陶器をテーマにした「こども陶器博物館」は屋内施設なので、外が暑くても寒くても室内で快適に親子でのお出かけを楽しむことができます。
この記事の目次表示
こども陶器博物館とは
岐阜県多治見市の多治見美濃焼卸センター内にある、陶器がテーマの博物館です。
『きんぎょがにげた』などで知られる絵本作家の五味太郎さんが、入り口の看板や館内の至るところのデザインを手がけています。こどもはもちろん、大人もこどもの頃の気持ちを思い出すことのできる博物館です。こどもの入場料は無料というのも嬉しいサービスです。
年に数回、有名な児童絵本作家の企画展も行っています。タイミングを合わせて訪れるとより楽しめるものになると思います。2018年7月14日〜2018年9月24日までは「ミッフィーとブルーナ デザインのひみつ」という展示を行っています。
博物館内の見どころ
常設展
常設展では、こども茶碗が約800点も展示されています。こども茶碗は日本独特の文化で、描かれているキャラクターを見れば、いつの時代のものかが分かってしまうそうです。
キン肉マン、ドラえもん、セーラームーン、ポケモンなどそれぞれの時代を代表するキャラクターが所狭しと並べられています。大人の方はこども時代に使っていた小さいお茶碗に懐かしいキャラクターを見つけることで、幼い頃の思い出がよみがえるかもしれません。
絵付け体験
多治見は焼き物の産地ということで、陶磁器にオリジナルの絵をかいて自分だけの食器を作ることができます。
小さいこどもも体験できるように、柔らかいクレヨンでマグカップやどんぶりに絵付けをするコースがあります。(体験料金:800円〜)
通常は焼き上がりに2週間〜1ヶ月程度時間がかかりますが、焼き上がりが待ちきれない!という方にオススメなコースもあります。マジックでコースターなどに絵付けを行い、そのまま作品をお持ち帰りできるというものです。(体験料金:300円〜)
キッズステージ
こちらは、こども図書館のようなスペースです。ディック・ブルーナや五味太郎などの絵本が多く揃えられています。時間制限はありませんので、こどもは自分の好きな本を心ゆくまで楽しむことができます。
こちらのスペースにある椅子はディック・ブルーナのキャラクターのシルエットになっていて、こどもが絵本以外も楽しめるような仕掛けとなっています。
休憩スペース
こちらはお弁当を持ち込んで親子でお昼ごはんを食べることのできる場所です。大きな窓があるので、外の自然を眺めながら休憩できます。
また館内では双眼鏡の貸し出しも行っているので、室内にいながらバードウォッチングのできるスペースでもあります。
おわりに
筆者が訪れたタイミングはディック・ブルーナの企画展を行っていたので、館内のあちこちにミッフィーを見つけました。
こども陶器博物館には、展示・絵付け体験・図書スペースがあり、親子で半日以上遊べます。室内レジャーを探している方にオススメの施設です。
- こども陶器博物館 KIDSLAND
- 多治見市 / 博物館 / 子供が喜ぶ / 遊び場
- 住所:岐阜県多治見市旭ヶ丘10-6-67地図で見る
- 電話:0572-27-8038
- Web:http://museum.kanesho.co.jp