日本の最南端に位置する島・波照間島。ここには、日本屈指のビーチ「ニシ浜」があります。輝く白い砂浜、エメラルドブルーの透き通る海。白と青の鮮やかなコントラストは、まさに非日常です。まるで海外リゾートに来たかと錯覚してしまうほど。2015年にはトリップアドバイザーで日本のベストビーチ第2位に選ばれ、世界的に有名になった「ニシ浜」。時間を忘れさせる常夏の楽園で、ゆったりとした時間を過ごしてみませんか?
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海が美しすぎて、空との境界線がわからない!
波照間島は、有人島としては日本最南端の島です。島最大のビーチ「ニシ浜」の海の色は、その特徴的な美しさから「波照間ブルー」と呼ばれています。海底が見えるほど透明度が高く、海本来の色であるエメラルドブルーが鮮やかに見えます。しかも、見渡す限りの砂浜は純白です。踏みしめると、その砂のきめ細やかさに驚くこと間違いなし。小麦粉にようにサラサラです。
絵に描いたような透明感たっぷりの海の青さ、そして白浜のコントラスト。海外ビーチのように大勢の観光客はいませんし、騒がしい街もありません。ただただ、美しい海と空が広がるだけです。絶景を独り占めしちゃいましょう。
また、ニシ浜の海は、太陽の光の加減や深さによって、青の濃淡が変わります。ボーっと眺めているだけで、心も体もリラックスしてきます。海の色の変化を眺めながら、1キロ以上続く長い砂浜をゆったり散歩するのも良いですね。
まさに絵画。幻想的な夕日が観られる!
波照間島に宿泊する方は、ぜひニシ浜に沈む夕日も見てみてください。濃紺の青と橙色が混じり合う空は、この世のものとは思えないほど幻想的です。ニシ浜周辺には外灯がひとつもありません。そのため、海に沈む夕陽が、赤く濃く輝いて見えるんです。日本にいるとは思えない壮大な光景に、言葉をなくします。
6〜8月には、ニシ浜最寄りのレンタルショップ「クマノミ」のアイドルであるヤギのココちゃんが浜辺をお散歩していることも。海を泳ぐヤギという、珍しい光景も見られます。
珍しい熱帯魚たちの楽園を観られる!
ニシ浜の海は、20〜30m先が見えるほど透明度が高い海です。しかも、遠浅なので、泳ぎに不安のある人でもビーチから数m歩けば沖まで出られます。沖には、大きなサンゴ礁や魚たちが生息しているので、シュノーケリングをするには絶好のスポット!
少し海に顔をつけてみると、さまざまな形の珊瑚たちやカラフルな熱帯魚がたくさん見えます。クマノミや青い熱帯魚、30cm近くあるような大物の魚の大群まで。ビーチから潜るシュノーケリングで、これほど多様な魚を見られるのは、日本国内ではニシ浜以外にはほとんどありません。
ニシ浜に来たら、是非シュノーケリングで海の中を探検してみてください。まるで雲ひとつない空を飛んでいるような、不思議な気分が味わえます。波が穏やかなので、プカプカ海に浮かぶだけでもいい気分になれますよ。
波照間島・ニシ浜へのアクセス
波照間島には、今回紹介したニシ浜以外にも日本最南端の碑やベー浜、南十字星が見られる展望台などたくさんの見どころがあります。ぜひ一生に一度は訪れてみてください。
所在地
沖縄県竹富町波照間
- 波照間港から自転車で約15分、徒歩で約20分です。
所要時間
石垣島から高速船(安栄観光)で約1時間(57km)
- 石垣島-波照間間の航路は、島周辺の波が荒く、荒天時の運休頻度が高いです。渡航時期や時間に注意して、旅行の計画を立てましょう。
- 高速船の運行状況や時刻表・予約については、安栄観光の案内ページを参照ください(1日4便・要予約)。