沖縄本島より南西方向へおよそ430km。日本の最南端、石垣島や竹富島などと同じ八重山諸島に浮かぶ西表島。島の面積のおよそ9割が森林に覆われ、暖かい亜熱帯の気候に属することから、マングローブ林などのジャングルが発達する自然豊かな島です。沖縄らしいエメラルドブルーの美しいビーチがあるのはもちろんのこと、手付かずの自然が残る亜熱帯ジャングルの雰囲気は、八重山諸島の他の島にはない独特な景観を生み出していて、西表島の大きな魅力の1つ!今回はそんな西表島の魅力について紹介していくこととしましょう。
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西表島に来たなら絶対に見ておきたい!マングローブ林の風景
石垣島の港から船でおよそ40分。西表島の観光の拠点の1つでもある大原港に到着したら、早速、車へと乗り換えて、西表島ドライブの旅へと出発していきましょう!
島の海岸線に沿うように県道215号線が整備されていますが、島の南側を結んでいる道路はなく、残念ながら西表島は島内を1周することが出来ません。今回は、大原港とは別の、もう1つの観光の拠点となる集落、島の北側にある上原の集落を目指して車を走らせていきます。
そんな海岸線を走る県道215号線を大原港を出発して走っていると、すぐ辿り着くのがこちらの後良(しいら)橋ロードパークです!
橋の両側たもとに駐車スペースが設けられていて、南側の駐車スペースのすぐ側には見晴らしの良いちょっとした展望台まであるこちらのロードパーク。なんと言っても必見なのは、後良川の河口いっぱいに広がるダイナミックなマングローブ林の光景です。
こちらは、反対に河口側の風景を撮影したものになりますが、まるで日本の風景とは思えない亜熱帯のジャングルの光景が私たちの心を魅了します。
西表島に自生するマングローブの群落。ちなみに、こちらの後良橋ロードパークでは車を停車して、河口へと降りられる階段がありますので、潮が引いている場合は、上の写真のように間近でマングローブ林の様子を観察することも出来ます!
また、西表島の外周を走る県道215号線沿いには、こうした美しいマングローブ林の景色を楽しめるロードパークや展望台などがいくつか整備されておりますので、その都度車から降りて、独特な景観が広がる西表島の島の雰囲気を楽しんでいくと良いでしょう。
星の形をした砂が採れる?!星砂の浜!
沖縄と言えば、やはり見事なほどの透明度を誇る美しいビーチ!を連想される方は多いかと思いますが、西表島にももちろん美しいビーチはあります。
それがこちらの星砂の浜。恐らく西表島のビーチとしては最も知名度が高いビーチです。石垣島行のフェリーが発着する上原港にも近い星砂の浜ですが、こちらのビーチ、ただ美しいだけではなく、実はもう1つあることが有名で人気となっているビーチでもあります。
それがこちら!1つ1つの砂粒に良~く目を凝らしてみると、なんと砂が可愛らしい星型のようになっているのが分かります。そうなんです!こちらの星砂の浜、名前の由来にもなっている通り、星の形をした砂が採れることでも有名なビーチ。
実はこの星砂、ただの砂ではなく、もともとは有孔虫という海中に生息する小さな生き物の殻が堆積したもので出来ており、その主成分はカルシウムによって構成されています。その為、西表島の星砂の浜は太陽の光を浴びて輝くほどに真っ白な砂浜が印象的です。
沖合に浮かぶ小島が、ちょうどビーチを囲うように位置していますので、波も穏やかでシュノーケリングなんかにはピッタリな砂浜にもなっています。
西表島での島内の移動は車がイチバン!
みなさま、今回紹介した西表島の2つの観光スポットはいかがでしたでしょうか?西表島ではこの他にも、冒頭にも説明した通り、豊かな自然を活かしたマングローブクルーズやカヌーツアーなどが人気ですが、フェリーを降りて島内を移動する場合には、断然車がおススメ!
と言いますのも、実は西表島は八重山諸島で最大の面積を持つ島であり、沖縄県の中でも本島に次ぐ2番目に大きい面積を持つ島でもあります。
その為、例えば島の南側にある大原港から島の一番北側に位置する星砂の浜へ向かう場合、島をぐるっと半周して向かうような格好になりますので、車で50分以上もアクセスに時間がかかってしまうようなトコロも。
途中で水牛に乗って対岸の島へ渡ることの出来る由布島や、先にも説明した通り、県道215号線沿いのあちらこちらには、景観の良いロードパークや展望台などのスポットがいくつか設けられていますので、車を借りて島内をぐるっと見て回りつつ、西表島を観光してみると良いでしょう。