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地元ならではのグルメを堪能しよう!
【1】北山崎「白花しゃくなげ荘」で磯ラーメン
三陸の各地の飲食店で味わうことができるのが、こちらの磯ラーメン。細かい部分はお店によって違いますが、さっぱりとした塩味のスープに名産の魚介類がたっぷり入っているのが特徴です。
北山崎にある「白花しゃくなげ荘」さんの磯ラーメンは、非常に細い麺で食べやすく、春先でワカメのシーズンでしたので、ワカメやめかぶなどが入った磯の香りをたっぷり感じられる仕立てとなっています。
民宿も一緒に経営している食堂ですが、とてもアットホームで雰囲気が良く、コーヒーなどを飲むこともできますので、北山崎の階段を歩き疲れたら休憩に立ち寄ってみてくださいね。
- 北山崎白花しゃくなげ荘
- 田野畑村(下閉伊郡) / 魚介・海鮮料理 / ご当地グルメ・名物料理 / うに
- 住所:岩手県下閉伊郡田野畑村北山129−7地図で見る
- Web:http://a92.pandora.nu/kitayamazaki/shyakunage.html
【2】田野畑食材のフルコースが味わえる「ロレオール」
田野畑には、岩手を代表すると言っても過言ではない、地産地消を掲げたフレンチレストラン「ロレオール」があります。お店は北山崎の断崖に建つ、絶景が望めるロケーションで、海上から見るとこんなところに!
シェフ同士が料理対決をする有名番組に出演経験を持つシェフですが、こちらのレストランでは、田野畑の食材にこだわった料理を提供しています。オープンキッチンには、ずらりと南部鉄器の調理器具が並び、そこにも岩手らしさが感じられます。
料理は基本的にコースのみで、内容はその日の食材次第!地産地消の飲食店は多いですが、こちらのレストランが一線を画すのは、とにかく使う食材が他では考えられないくらい近い距離感で採れたものだったり、フレッシュさがあるものばかりなのです。
筆者はディナーで訪れたため、窓からの絶景を眺めることはできませんでしたが、当日の朝に釣れたソイや鱈、またシェフが摘んだ野生の山ぶどう果汁を利用した「山ぶどう塩」を味のアクセントに使っていたりと、他のお店では食べることができない料理ばかりを味わうことができました。
ランチ、ディナーともに、前々日までの要予約のレストランとなりますが、景色とともに田野畑食材を味わってみてください。
■シェフおまかせディナーコース(前菜4品・メイン・デザート):7,000円
■前々日まで要予約
- ロレオール 田野畑
- 田野畑村(下閉伊郡) / 洋食・西洋料理 / ランチ
- 住所:岩手県下閉伊郡田野畑村明戸309-5地図で見る
- 電話:080-9014-9000(予約受付専用、受付時間15:00〜17:00)
- Web:http://laureole7.com
オーシャンビューの「羅賀荘」へ宿泊しよう!
田野畑村は盛岡から往復するのも時間がかかるため、できれば一泊した方が時間に追われることなく、ゆっくりと楽しめます。
村内にホテルは1軒しかないのですが、それがこちらの「ホテル羅賀荘(らがそう)」。目の前に羅賀港があり、海を一望できる絶好のロケーションです。
もちろん、お部屋からもこのように見事なオーシャンビュー。窓を開ければ波の音が聞こえてくるほどで、景色を眺めているだけで癒されます。海を向いていないお部屋もありますので、予約時などはプラン等を注意して選んでみてください。
このようなロケーションなので、大浴場からの景色もまた同様に素晴らしく、海を眺めながら入浴することができます。
筆者は夜に外食をしたため素泊まりの利用でしたが、もちろん食事付きのプランもありますので、ホテルでたっぷり海の幸を味わったり、展望風呂を楽しみながら、滞在するものオススメです。
- ホテル羅賀荘
- 田野畑村(下閉伊郡) / ホテル
- 料金(目安):5,700円〜30,000円
- 宿泊時間:15:00〜10:00
- 住所:岩手県下閉伊郡田野畑村羅賀60-1地図で見る
- Web:http://www.ragaso.jp
アクセス、その他注意点
盛岡からはレンタカー利用がベター
岩手県は内陸に新幹線が通っているため、新幹線で訪れた際は沿岸に出るまで非常に時間がかかります。また震災の影響などもありタクシーなども少ないため、エリアによっては公共交通機関を使って観光スポットを巡るとなると、アクセスがよくない場合も多いです。
田野畑もまさにそういうエリアで、また着いてからの村内での移動も難しくなるため、公共交通機関を乗り継ぐよりはレンタカーで訪れるのが一番スムーズです。新幹線が停まる盛岡駅から北山崎までは、車で2時間半ほどかかります。
ATMやコンビニはありません
田野畑村には実は、ATMやコンビニがありません(2018年3月現在)。また一番近くにあるATMでも、隣の町の役場などにある場合が多く、もちろん夜間は利用できません。施設によってはクレジットカードが使えない場合もありますので、現金は盛岡などで早めの段階でおろしておくように心がけてください。
おわりに
自然と海の幸の魅力がたっぷりの、田野畑村。ご紹介した以外にも「机浜番屋群」など、まだまだ見どころがたっぷりありますので、ぜひ1泊するなど時間をゆっくり取って訪れてほしい場所です。
筆者が訪れた2018年3月の段階でも、かさ上げ工事の真っ只中のエリアなどもあり、まだまだ東日本大震災からの復興の途中ではありますが、三陸で遊んだり海の幸やその風景を楽しむことが、その地域の活性化に繋がれば嬉しいですね。