館山市

【館山】沖ノ島でシュノーケリング&磯遊び!洞窟探検も♪

取材・写真・文:

アメリカ在住
訪問エリア:41都道府県

2021年9月3日更新

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千葉県館山市にある陸続きの島【沖ノ島】は、一年を通してシュノーケリング&磯遊びが楽しめるスポット。アクアライン経由で都心から車で約2時間と、アクセスも抜群です!島内にある洞窟でプチ探検もでき、子連れのお出かけにもぴったり♪

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陸続きの島【沖ノ島】ってどんなところ?

JR館山駅からわずか5kmほどしか離れていない場所に、【沖ノ島】は位置します。海を埋め立てた「海上自衛隊 館山航空基地」の敷地の延長に、ポッコリと丸い島影が。沖ノ島は“島”とはいうものの、陸地とは砂浜でつながっていて、歩いて簡単に渡れる無人島なんです。

  • 埋め立て地である自衛隊の敷地から、さらにポッコリと「沖ノ島」が海上に突き出ています

その不思議な地形は、航空写真だととても分かりやすいです。陸続きの沖ノ島もかつては四方を海に囲まれたまぎれもない“島”でしたが、大正時代の関東大震災によって地底が隆起し、海中に砂がたまって現在の姿になったそう。その砂地部分が、今では大勢の人出でにぎわう「沖ノ島海水浴場」になっています。

  • 写真:かなたあきこ
  • 写真:かなたあきこ夏場は「海の家」も出現し、海水浴場になる砂地

【沖ノ島の魅力①】関東でも有数のシュノーケリングスポット!

房総半島の温暖な気候に恵まれ、沖ノ島はほぼ一年中シュノーケリングを楽しむことができます。しかも沖ノ島周辺の海のキレイさは、環境省の水質調査で最高レベルの“AAランク”を連続で獲得するほど。こんなにキレイで暖かな海で、シュノーケリングをしないのはもったいない!

  • 出典:www.photo-ac.com沖ノ島でシュノーケリング!(写真はイメージです)

浜からそう遠くない浅瀬にサンゴも生息し、シュノーケルをつけて少し沖に出れば、美しい群生サンゴに出会えますよ。もちろんサンゴの周りには、色とりどりの魚たちも♪キュートなソラスズメダイや、ミノカサゴ、クマノミ、チョウチョウウオなど、驚くほどたくさんの魚を見ることができます。

  • 鮮やかなブルーが印象的な、ソラスズメダイの群れも!(写真はイメージです)

筆者は20年以上前からダイビングが趣味で、関東近郊では伊豆半島にも何度も潜りに行きましたが、魚の多さでは沖ノ島も引けをとりません!東京からのアクセスを考えると、最近では伊豆よりももっぱら“沖ノ島推し”です。沖ノ島にはシュノーケリングツアーを扱うダイビングショップもあり、体験シュノーケルを楽しむお客さんもそこかしこに。

  • 写真:かなたあきこシュノーケリングのガイドツアーも申し込めます

【沖ノ島の魅力②】泳げなくともOK♪磯遊びでカニや魚とたわむれる

小さいお子さん連れや泳ぎな苦手な方にとっても、沖ノ島には楽しいポイントがたくさん。島の周囲の半分以上を岩礁が占めており、水に入らなくてもカニを捕まえたりハゼなどのお魚を見たりと、磯遊びを満喫できます。

  • 写真:かなたあきこ

磯はとても滑りやすいので、ビーチサンダルではなくマリンシューズがおすすめ。小魚をすくう柄付きの網や、捕まえた生物を入れておく入れ物があると便利です。島の右手の海水浴場の奥から、島の真裏の広い岩場までずっと磯が続いていますので、お気に入りの場所を見つけてみてください。

  • 写真:かなたあきこ
  • 写真:かなたあきこ

【沖ノ島の魅力③】プチ洞窟探検でスリルを味わえる

海水浴場や磯遊びのスポットはごまんとあれど、沖ノ島にはここだけにしかない魅力的な“オプション”が。なんと島内にある洞窟で、プチ探検ができるのです!これは自然にできたものではなく、実は太平洋戦争時に、沖合の見張りのために人の手で掘られたものだそう。

洞窟は島内の奥、左手の海岸沿いに

洞窟探検のスタートは、島内の入口看板から。陸側からまっすぐ正面が島への入口で、大きなイラストマップ入りの看板が立っています。過去にあったものの今は閉鎖されている設備もあり、「撤去しました」と書かれているので注意。洞窟の場所は地図上には明記されていませんが、手書きの文字で「どうくつ」と書かれている矢印のあたりです。

  • 写真:かなたあきこ
  • 写真:かなたあきこ洞窟の位置は矢印のあたり。手書きで「どうくつ」の文字あり

簡易トイレがある広場を過ぎ、さらに先へ

木々が生い茂る整備された道を、ずんずん進みましょう。すぐに簡易トイレがある広場に到着します。このトイレは島内唯一のトイレ及び水道ですので、万が一の時に場所を覚えておくと便利です(島の手前には簡易トイレあり)。広場のあずまやで、お弁当を食べている人もいます。

  • 写真:かなたあきこ

「宇賀明神」への分かれ道を過ぎ、けもの道に分け入る

さらに先へ進み、ほどなく見えてくる「宇賀明神」への分かれ道を通り越すと、左手にけもの道を発見。足元がけっこう険しいので、十分に気を付けながら下っていくと・・・目の前に海が開けます!

  • 写真:かなたあきこ
  • 写真:かなたあきこ
宇賀明神
館山市 / 神社
住所:沖ノ島,宇賀明神地図で見る

ゴツゴツとした岩場を行くと、今度は登り返しが。写真で見るとかなりな大冒険のようですが、実際は幼稚園児でも登れるくらいです。波で岩場が濡れている場合もあるため、油断せず慎重に登りましょう。そしてついに、洞窟の入口を発見!(とはいえ、ここまで島の入口から10分たらずですが)

  • 写真:かなたあきこ
  • 写真:かなたあきこ

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◆◆トラベルライターアワード 2018年上半期・2018年年間・2019年上半期
◆◆「国内記事部門 アクセストップ賞」三期連続受賞!
◆◆https://tripnote.jp/minna/award/2019/1



学生時代のダイビング、社会人からのトレッキングを経て、海も山もあらゆる旅行&アクティビティが好きです。過去には夫の海外勤務に帯同し、2年半ほどドイツ・ミュンヘンで暮らしたことも。どこまでも地続きであるヨーロッパの利点を活かし、休みのたびにいろいろな国や街へ強行ドライブ旅を敢行していました。(1歳・3歳の子連れで、土日でミュンヘン⇔ミラノ往復など無茶もしました・・・)
帰国後数年間の東京暮らしを経て、2021年夏からアメリカへ移住。アメリカならではの大自然を満喫するのが楽しみです!

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