【東京忍者スポット半日散歩】伊賀・甲賀者が祀った渋谷区の神社巡り

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   2017年11月16日更新

原宿といえば若者の街ですが、にぎやかなストリートを抜けると、代々木公園などが広がり、森も多く癒しの街でもあります。明治神宮を始め神社もたくさん点在しているので、歩いて神社巡りを楽しむこともできます。そしてそんな渋谷区に、伊賀者が祀った神社と甲賀者が祀った神社があるのをご存知でしょうか?これら二つの神社では、とても不思議なモノが見られます。忍者にまつわる二つの神社を、じっくりお楽しみください!

伊賀者・甲賀者とは?

現在の三重県、かつての伊賀の国に伝わる忍術の流派を総称して「伊賀者」といいます。一方「甲賀者」は、現在の滋賀県、かつての近江の国甲賀に伝わる忍術流派です。

戦国時代、武将たちは国々の情報収集や闘いの仕掛けのために、忍びを使っていました。伊賀流は忍術の中でも体を動かす体術に長けており、甲賀流は薬術に長けていたそうです。

江戸に幕府が立った際、江戸に扶持を得て移住し、伊賀者は伊賀衆の村に暮らし、また甲賀者は甲賀組となって幕府の運営を盤石にすべく助けていたと言われています。

伊賀・甲賀者は江戸時代の始まりを支えた影の立役者ともいえますが、世の中が安定するに従い武士となり、農民となって落ち着くことができず、働き場を無くした忍者は盗賊化するものも出て、次第に忍者の存在自体がなくなってしまったそうです。

まずは明治神宮からスタート!

鎌倉時代から活躍を始め、江戸時代に終焉を迎えた忍者の生きた時代と一線を画すのが明治神宮です。日本の近代化時代に建てられた明治天皇ご夫婦を祀る明治神宮にまず参拝することで、次に訪れる神社とは圧倒的に異なる時代の空気を感じられることと思います。

広い境内、大きな鳥居など威厳に満ちた神社ですが、明治天皇と昭憲皇太后御製のお歌をいただくおみくじは、優しく身近に励ましのメッセージとなって参拝者に寄り添ってくれます。また、パワースポットとして有名な清正の井は、明治神宮御苑の中にあります。

さて、明治神宮の参拝を終えたら、第一の忍者スポット、穏田神社に向かいます。明治神宮から穏田神社までは距離にして850m、約10分で到着します。

キャットストリートから向かうとスムーズ

明治神宮から穏田神社へ向かう際、ナビの案内に従って最短距離の道で向かうとかなりわかりづらいので、キャットストリートから向かう道がわかりやすくておすすめです。

タイ料理のお店や餃子、アボカド料理だけのお店などが並んだおしゃれなキャットストリートで、ひと休憩するのもいいですね!

渋谷キャットストリート

東京 / ストリート

 

住所:東京都渋谷区神宮前, 渋谷キャットストリート

カラスが道案内!?

筆者が穏田神社へ向かった際、明治神宮で絡んできたカラスが行き先の穏田神社のご神木で啼き、その場所を教えてくれたので何とかたどり着くという不思議な経験をしました。八咫烏(やたがらす)が神武天皇の道案内をしたお話がありますが、こんなこともあるんですね。

明治神宮御苑

東京 / 公園・動植物園

 

住所:東京都渋谷区代々木神園町1−1

電話:03-3379-5511

明治神宮

東京 / 社寺・教会 / 観光名所

 

住所:東京都渋谷区代々木神園町1-1

電話:03-3379-5511

Web:http://www.meijijingu.or.jp/

明治神宮
社務所あり。御朱印いただける時間は時期により異なりますが、6時40分~16時ならば全期間OKです。
御朱印:500円

伊賀者が祀った神社:穏田神社(おんでんじんじゃ)

漢方医薬の大家女史の美容・技芸のご利益と、体術の伊賀流にあやかる

穏田神社では、当社を戦災から復興した漢方医学の大家である河野カタ女史にあやかり、美しく健康な体作りをサポートするため「美容」や「技術や芸の上達」のご利益が期待できます。

忍術の中でも特に素早い動きをする“体術”に優れていたといわれる伊賀の流儀にも、ぜひあやかりたいものですね!

穏田神社は縁結びがお得意

現在の穏田神社のご祭神は、天神第六代の淤母陀琉神(おもたるのかみ)・阿夜訶志古泥神(あやかしこねのかみ)と後に合祀された櫛御食野神(くしみけぬのかみ)となっています。

「おもたる」とは大地が固まるという意味で、「かしねこ」は大地に根ずく樹々の成長を願い、かしこまるという意味です。これらは、人体の完備を神格化したともいわれています。「おもたる」と「かしねこ」のご夫婦が仲睦まじく鎮座するので、穏田神社は「縁結び」のご神徳があると言われています。

穏田神社の歴史

  • 隠田神社本殿

1591年、本能寺の変にて武功を立てた伊賀衆が、徳川家康から穏田の地を給わり穏田神社を祀ったのが始まりです。

江戸時代には第六天魔王(だいろくてんまおう)を祀った、第六天社と称されていたようです。第六天魔王とは仏敵となった人物とされ、この場合は比叡山焼き討ちを行った織田信長のことです。

元第六天社は他にも東京に4、5社あり、それらを結ぶと江戸城の鬼門線上に位置していることがわかります。穏田神社はちょうど江戸城(現皇居)の裏鬼門に当たります。魔王を祀ることにより障碍(しょうげ)を除き、篤く守られるといわれています。

何かに担がれている不思議に愛らしい狛犬

穏田神社で他では、あまり見られない狛犬を見ることができます。このようなシンプルな形をした狛犬を“肥前狛犬”と呼ぶそうです。江戸前期に筑前でよく見られた形状だそうです。

こちらの狛犬が面白いのは、他の肥前狛犬に見られない「小さい何かに担がれている」狛犬だからです。「おんでん、おんだ」という名の狛犬さんにふさわしい、子(小さい生き物)の背中に親をおぶう姿にも見えます。

ということで、隠田神社での参拝を終えた後は、北へ1.8km、徒歩で約20分のところに鎮座する鳩森八幡神社へ向かいます。

隠田神社
社務所あり。御朱印をいただけます
御朱印:300円
穏田神社

東京 / 社寺・教会

 

住所:東京都渋谷区神宮前五丁目26番6号

電話:03-3407-7036

この記事で紹介されたスポットの地図

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※この記事は2016年3月16日の取材に基づき公開した情報です。
 記事内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。
トラベルライター
神社浴ナビゲーター

人智学と言霊学をベースにして、心身五体を健康にし、神々の刻印に触れる「神社浴」を提唱する神社浴ナビゲーターが、訪れた神社に眠るパワースポットをご案内します。

http://isonomiya.jp/

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