兵庫県の「城崎温泉」は、外湯めぐりや街歩きが楽しい温泉地。できれば旅館に宿泊して、浴衣姿でゆっくりと散策したいものです。しかし、なかなか時間がない、他の観光地もまわりたいので短時間で散策したいという方もいるでしょう。そこで今回は、半日程度でも城崎温泉を楽しむ方法をご提案します。
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情緒ある温泉街が魅力の城崎温泉
城崎温泉は、昔ながらの温泉街の情緒を残す、関西有数の温泉地です。特に大谿川(おおたにがわ)沿いの柳の並木と、軒を連ねる古い木造の旅館が、独特の落ち着いた景観を作り出しており、旅館に泊まり、浴衣姿で散策を楽しむ人も多く見られます。
鮮魚店が営むお食事処「おけしょう鮮魚の海中苑」で食べる海鮮丼
城崎温泉駅を降りるとすぐ、飲食店や土産物店が立ち並んでいる温泉街が広がります。こちらでランチをいただいてみましょう。城崎温泉は日本海がすぐそばなので、海鮮料理もおすすめですよ。
筆者が選んだお店は、お食事処「おけしょう鮮魚の海中苑」です。鮮魚店「おけしょう鮮魚」が営んでいる食事処で、新鮮な魚介類を使った定食、海鮮丼やカニ料理がいただけます。
こちらは、海鮮丼(海)1,940円です。カニ、イクラ、ウニ、エビなど11種類の魚介を盛り付けた、豪華な丼です。特にイカはとろけるような柔らかさと甘さで絶品です。
カニとエビが好きな方は、かにエビ丼(1,620円)がおすすめ。殻がむかれたカニ身と、大ぶりの甘エビを食べると、贅沢な気分になれますよ。
海中苑では、一年中いただけるカニ料理も用意されています。焼きかに(1,800円)は、カニの旨みが凝縮され、独特の甘さ、香ばしさが感じられます。シーズンでなくても身の入りは良く、満足できるでしょう。
お店は駅前店と本店がありますが、駅前店はお昼前に入ると比較的空いていますし、エレベーターもあってお年寄りや体の不自由な方にも安心です。
- お食事処「海中苑」駅前店
- 豊岡市 / 魚介・海鮮料理 / ランチ
- 住所:兵庫県豊岡市城崎町湯島89地図で見る
- 電話:0796-29-4832
- Web:http://www.okesyo.com/
- おけしょう鮮魚の海中苑 本店
- 豊岡市 / 魚介・海鮮料理 / ランチ
- 住所:兵庫県豊岡市城崎町湯島132地図で見る
- 電話:0796-29-4832
- Web:http://www.okesyo.com/
城崎の街や日本海を一望!「城崎温泉ロープウェイ」
少し時間のある方は、温泉街を高いところから眺めてみませんか?城崎温泉ロープウェイは、温泉街と大師山山頂を結んでいる676mのロープウェイです。
標高231mの山頂駅には展望台があり、城崎温泉や円山川、日本海を一望することができます。また、和風のカフェ「みはらしカフェ茶屋」もあり、景色を眺めながら甘味やお茶を楽しむことができます。
ロープウェイの途中には、温泉寺駅があり、国の重要文化財である温泉寺本堂や、城崎美術館を見学することもできます。
- 城崎温泉ロープウェイ
- 豊岡市 / 乗り物 / 秋のおすすめ観光スポット / ロープウェイ
- 住所:兵庫県豊岡市城崎町湯島806−1地図で見る
- 電話:0796-32-2530
- Web:http://kinosaki-ropeway.jp/
温泉街の奥にある落ち着いた雰囲気の外湯「鴻の湯」
城崎に来たら、ぜひ温泉に入りましょう。城崎温泉には、外湯と呼ばれる公衆浴場が7つあります。雰囲気の異なる外湯をめぐるのは、城崎観光の定番と言って良いでしょう。
温泉街の奥にある「鴻の湯」は、こうのとりが傷を癒したことから発見されたという言い伝えにもとづき、名付けられた外湯で、夫婦円満、不老長寿の湯とされています。
お風呂には、内湯と露天風呂があります。露天風呂は、大きな石が配された庭園風呂となっており、庭園や裏山の緑を眺めながらリラックスした入浴ができます。無色透明の湯ですが、塩分を含む塩化物泉のため、よく温まります。
二つ以上の外湯に入る方は、外湯に一日入り放題の外湯めぐり券(大人1,200円、小人600円)が便利でお得です。各外湯の窓口で販売しています。
- 鴻の湯
- 豊岡市 / 日帰り温泉
- 住所:兵庫県豊岡市城崎町湯島610地図で見る
- 電話:0796-32-2195
- Web:http://www.kinosaki-spa.gr.jp/information/yumeguri...