温暖な気候を利用して、首都圏でも指折りの早い時期にいちご狩りができるうえ、秋にはみかん狩りまで楽しめる農園があります。東京から電車でわずか1時間。神奈川県横須賀市の「津久井浜観光農園」をご紹介します。
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農産物いっぱい、楽しさいっぱいの津久井浜観光農園
神奈川県横須賀市南部に位置する津久井浜観光農園では、三浦半島の温暖な気候を利用して様々な農産物を収穫できます。幼稚園や保育園の遠足、企業の福利厚生などに使われるなど、信頼性の高い農園として利用されています。
また、同園は広大な敷地に様々な農産物があり、ほぼ一年中、収穫を楽しむことができるのが特徴です。近年、三浦半島の農産物は、ブランド力を高め、評価が高まっているので、今注目のスポットです。
元旦からいちご狩り
いちご狩りのシーズンは早いところで12月から始まるところがありますが、一般的には真冬の2月前後にスタートする農園がポピュラーです。津久井浜観光農園は毎年元旦からオープン。早い時期からいちご狩りを楽しむことができます。とれたてのいちごは新鮮そのもの。30分間食べ放題は、きっと幸せな時間になりますよ。
・1月1日から1月5日まで1,900円
・1月6日から2月末日まで1,700円
・3月中 1,500円
・4月1日から5月5日まで1,200円
土を触って童心にかえる、さつまいも掘り
幼稚園の遠足などの定番であるさつまいも掘りは、9月上旬からスタートです。土を触る機会がない、現代人にとって、無心に土を掘ることは童心に戻ったようで、心が妙に落ち着きますよ。甘いさつまいもは焼いてよし、天ぷらにしてもよし、秋冬の風物詩です。
首都圏では珍しいみかん狩り
みかんといえば、和歌山や愛媛が有名です。都心でみかん狩りはなかなか難しいのではと思いきや、ここ津久井浜観光農園は、三浦半島の温暖な気候を利用して、広大なみかん畑が広がっています。鈴なりになったみかんの木からハサミで切ったみかんはみずみずしさいっぱい。溢れんばかりの果汁が口の中に広がります。この体験は、子どもだけでなく、大人でも貴重なものとなるでしょう。
みかん狩りの期間は毎年10月下旬から11月いっぱいまで(その年によって変更の可能性があるため、同園のHPなどでご確認ください)。収穫したみかんは有料で持ち帰ることもできます。お土産のみかんは1kgあたり390円です。
・大人(小学生以上)650円
・3歳以上の幼児 450円
品川から電車で約1時間。駅からはピクニック気分で
津久井浜観光農園には、駐車場も完備しており、クルマで行くことも可能ですが、電車の旅もひと味違った旅情が味わえます。最寄り駅である津久井浜駅は、京浜急行品川駅から1本で行くことができます。所要時間は約1時間。
津久井浜駅からは送迎バスも出ていますが、徒歩で行くこともできます。津久井川沿いの遊歩道はキャベツ畑をはじめ、様々な景観を楽しみながら歩くことができます。津久井浜観光農園までの約20分の小さなハイキングは気持ちいいですよ。
津久井浜駅からスタート
津久井浜観光公園に徒歩で向かう場合、京浜急行線の津久井浜駅の改札を出て、突き当りを左手に行きます。そのまま道なりに行くと数分で津久井川に出ます。
その津久井川添いの小道が遊歩道になっており、左に曲がってしばらく小道を歩きます。津久井川は畑や野花、野鳥など都会では見ることのできない自然がいっぱい。その長閑な風景にしばし見とれてしまうことでしょう。
約15分程度歩き、3本目の橋を渡るといちごのビニールハウスが見えてきます。ビニールハウスを両側に見ながら歩き、突き当りを左に曲がると津久井浜観光農園の案内所です。こちらに一度立ち寄り、料金の支払い、その日収穫できる農園の紹介をしてもらいます。
自然を満喫する1日
都内からわずか1時間。風が優しく、空が広い、津久井浜の自然に抱かれながら、大地の恵みを収穫し、食べることはきっと貴重な体験になるでしょう。そこはいつもゆっくりとした時間が流れています。ちょっとリラックスしに、出かけてみてはいかがですか。
- 津久井浜観光農園
- 横須賀市 / 果物狩り / 春のおすすめ観光スポット
- 住所:神奈川県横須賀市津久井5丁目15−20地図で見る
- 電話:046-849-4506
- Web:https://ja-yokosukahayama.or.jp/tourism/