横須賀市

温暖な三浦半島でいちご狩り・みかん狩りを楽しもう【津久井浜観光農園】

取材・写真・文:

東京在住
訪問エリア:43都道府県

2021年1月26日更新

1,914view

お気に入り

温暖な気候を利用して、首都圏でも指折りの早い時期にいちご狩りができるうえ、秋にはみかん狩りまで楽しめる農園があります。東京から電車でわずか1時間。神奈川県横須賀市の「津久井浜観光農園」をご紹介します。

この記事の目次表示

農産物いっぱい、楽しさいっぱいの津久井浜観光農園

  • 写真:熊猫広大な敷地を有する津久井浜観光農園。

神奈川県横須賀市南部に位置する津久井浜観光農園では、三浦半島の温暖な気候を利用して様々な農産物を収穫できます。幼稚園や保育園の遠足、企業の福利厚生などに使われるなど、信頼性の高い農園として利用されています。

また、同園は広大な敷地に様々な農産物があり、ほぼ一年中、収穫を楽しむことができるのが特徴です。近年、三浦半島の農産物は、ブランド力を高め、評価が高まっているので、今注目のスポットです。

元旦からいちご狩り

  • ハウスの中でいちご狩り。(イメージ画像)

いちご狩りのシーズンは早いところで12月から始まるところがありますが、一般的には真冬の2月前後にスタートする農園がポピュラーです。津久井浜観光農園は毎年元旦からオープン。早い時期からいちご狩りを楽しむことができます。とれたてのいちごは新鮮そのもの。30分間食べ放題は、きっと幸せな時間になりますよ。

入園料(3歳以上)
・1月1日から1月5日まで1,900円
・1月6日から2月末日まで1,700円
・3月中 1,500円
・4月1日から5月5日まで1,200円

土を触って童心にかえる、さつまいも掘り

  • さつまいも掘りは子どもたちにとって、貴重な経験になることでしょう。(イメージ画像)

幼稚園の遠足などの定番であるさつまいも掘りは、9月上旬からスタートです。土を触る機会がない、現代人にとって、無心に土を掘ることは童心に戻ったようで、心が妙に落ち着きますよ。甘いさつまいもは焼いてよし、天ぷらにしてもよし、秋冬の風物詩です。

入園料:ひとり5株まで950円

首都圏では珍しいみかん狩り

  • 写真:熊猫自分で収穫するみかんは格別のおいしさです。

みかんといえば、和歌山や愛媛が有名です。都心でみかん狩りはなかなか難しいのではと思いきや、ここ津久井浜観光農園は、三浦半島の温暖な気候を利用して、広大なみかん畑が広がっています。鈴なりになったみかんの木からハサミで切ったみかんはみずみずしさいっぱい。溢れんばかりの果汁が口の中に広がります。この体験は、子どもだけでなく、大人でも貴重なものとなるでしょう。

みかん狩りの期間は毎年10月下旬から11月いっぱいまで(その年によって変更の可能性があるため、同園のHPなどでご確認ください)。収穫したみかんは有料で持ち帰ることもできます。お土産のみかんは1kgあたり390円です。

  • 写真:熊猫収穫したみかんは持ち帰りもできます。
入園料(3歳以上)
・大人(小学生以上)650円
・3歳以上の幼児 450円

品川から電車で約1時間。駅からはピクニック気分で

津久井浜観光農園には、駐車場も完備しており、クルマで行くことも可能ですが、電車の旅もひと味違った旅情が味わえます。最寄り駅である津久井浜駅は、京浜急行品川駅から1本で行くことができます。所要時間は約1時間。

津久井浜駅からは送迎バスも出ていますが、徒歩で行くこともできます。津久井川沿いの遊歩道はキャベツ畑をはじめ、様々な景観を楽しみながら歩くことができます。津久井浜観光農園までの約20分の小さなハイキングは気持ちいいですよ。

  • 写真:熊猫遊歩道には都会では見ることができないキャベツ畑が広がっています。

津久井浜駅からスタート

  • 写真:熊猫京浜急行の津久井浜駅。

津久井浜観光公園に徒歩で向かう場合、京浜急行線の津久井浜駅の改札を出て、突き当りを左手に行きます。そのまま道なりに行くと数分で津久井川に出ます。

  • 写真:熊猫津久井浜駅側の遊歩道入口。

その津久井川添いの小道が遊歩道になっており、左に曲がってしばらく小道を歩きます。津久井川は畑や野花、野鳥など都会では見ることのできない自然がいっぱい。その長閑な風景にしばし見とれてしまうことでしょう。

  • 写真:熊猫津久井川の遊歩道の風景。

約15分程度歩き、3本目の橋を渡るといちごのビニールハウスが見えてきます。ビニールハウスを両側に見ながら歩き、突き当りを左に曲がると津久井浜観光農園の案内所です。こちらに一度立ち寄り、料金の支払い、その日収穫できる農園の紹介をしてもらいます。

自然を満喫する1日

都内からわずか1時間。風が優しく、空が広い、津久井浜の自然に抱かれながら、大地の恵みを収穫し、食べることはきっと貴重な体験になるでしょう。そこはいつもゆっくりとした時間が流れています。ちょっとリラックスしに、出かけてみてはいかがですか。

津久井浜観光農園
横須賀市 / 果物狩り / 春のおすすめ観光スポット
住所:神奈川県横須賀市津久井5丁目15−20地図で見る
電話:046-849-4506
Web:https://ja-yokosukahayama.or.jp/tourism/

横須賀市の旅行予約はこちら


この記事で紹介されたスポットの地図

関連するキーワード

※記事内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

あなたにオススメの記事

この記事を書いたトラベルライター

さすらいびと
「いつか、ある人にこんなことを聞かれたことがあるんだ。たとえば、こんな星空や泣けてくるような夕日を一人で見ていたとするだろ。もし愛する人がいたら、その美しさやその時の気持ちをどんなふうにつたえるかって?」
「写真を撮るか、もし絵がうまかったらキャンバスに描いてみせるか、いややっぱり言葉で伝えたらいいのかな」
「その人はこう言ったんだ。自分が変わってゆくことだって…。その夕日を見て、感動して、自分が変わってゆくことだと思うって」 星野 道夫「旅をする木」(文春文庫)より
https://blog.goo.ne.jp/kumaneko71

140円の鉄道旅「大回り乗車」で楽しむ首都圏1都3県のグルメ旅

JR各社の大都市近郊区間内の特例として、遠回りしながら目的地に行く「大回り乗車」というものがあります。初乗り料金のたった140円でぐるりと関東地方を一周すること...


140円の鉄道旅・大回り乗車で楽しむ東京〜千葉・絶品の駅そば巡り

大回り乗車をご存じでしょうか。JR各社の大都市近郊区間内の特例として、運賃上正式な乗車ルートではない路線を利用し、遠回りして目的地に行く乗車方法のことです。この...


うどんだけじゃない。高松名物「骨付鳥」は、CAも通う「蘭丸」がおすすめ

高松といえば、讃岐うどん。でも、もうひとつの名物「骨付鳥」はあまり知られていません。文字通り、鳥の骨付きもも肉を焼いたもので、スパイシーな味付けが特徴です。近年...

【福井】永平寺の修行体験 1泊2日の参籠で心を整える

旅行ガイド『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』において二つ星がつけられるなど、国内外から注目を集める永平寺。でも観光で訪れるだけとは、なんとももったいない。...

階段降りたら2秒でアジア。アジア食材・調味料が揃う「アメ横センタービル・地下食品街」

今、東京でも屈指の多国籍タウンになりつつある「アメ横」。今回は、色々な国の様々なエッセンスが薫る商店街の中でも、とりわけホットなスポットとして注目を集めている「...

トラベルライターインタビュー Vol.3 Emmyさん

【トラベルライターインタビューVol.3】一人旅を応援する記事を多数執筆!Emmyさんならではの人気記事執筆のコツやその原動力に迫ります