戦国時代に三英傑と呼ばれる織田信長、豊臣秀吉、徳川家康を輩出した、愛知県には歴史の舞台となったお城や、国宝に指定されているお城等、数多くのお城を見学する事ができます。今回は魅力溢れる愛知県のお城おすすめ8選を紹介します。
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犬山城
国内に5ヵ所しか存在しない「国宝5城」のうちの一つで、現存する天守は日本最古と言われています。
織田信長、豊臣秀吉、徳川家康がそれぞれの時代に手に入れたお城で、天下人への道を切り開いたお城としても知られています。
木曽川の沿いの小高い山の上に建っているお城で、天守からの眺望は絶景です。
小牧山城
愛知県小牧市の中心部に位置する標高85.9mの小牧山の山頂に、織田信長によって建てられたお城です。
羽柴秀吉と徳川家康が戦った、小牧・長久手の戦いの際には徳川家康・織田信雄軍が陣を敷いたお城としても有名です。
天守からは濃尾平野を見渡すことができます。
清州城
約10年間「織田信長」が居城としていたお城で、桶狭間の合戦時も織田信長は清州城から出陣しています。
また、1562年には織田信長と徳川家康が同盟を結んだ舞台ともなったお城です。
本能寺の変で織田信長が倒れた後に、織田家の後継を決める話し合いが行われた「清須会議」の場所としても有名なお城です。
名古屋城
名古屋の町中に建つ大きなお城です。
関ヶ原の戦い後、大阪に残る豊臣家への備えとして、徳川家康の命により加藤清正や福島正則などにより築城されたお城で、豊臣に対する備えと東海道の防衛を固める目的があったと言われています。
大坂の陣の後からは、徳川御三家(徳川の名字を称する事を認められた3つの分家、徳川宗家に次ぐ家格で、尾張・紀伊・水戸を指す)の一つ、尾張徳川家の居城として栄えたお城です。
戦火で一度は焼け落ちてしまいましたが、現在では絢爛豪華な本丸御殿も復元され、見学する事ができます。
岩崎城
徳川家康の祖父である松平清康が尾張攻略の足掛かりとして攻め落とすなど、尾張と三河の中間に位置する岩崎城は度々両者の争いの舞台となりました。
当地の土豪であった丹羽氏が統治していた1584年に起きた、「小牧・長久手の戦い」では徳川家康、織田信雄連合軍に着き、岡崎を目指した羽柴軍の行軍を阻止する為、一族に犠牲を出しながら落城するまで戦った「岩崎城の戦い」の舞台となったお城です。
なお、丹羽氏は関ヶ原の戦いにも徳川軍として参戦しており、徳川氏に認められ関ヶ原の戦いの後に一万石の大名へと昇格しました。
岡崎城
2023年の大河ドラマの主人公「徳川家康」出生の城として知られています。
織田家や今川家のの人質として幼少期を過ごした家康ですが、桶狭間の戦いで今川義元が敗れたのを機に自立し、岡崎を拠点とし天下統一へと歩んでいきます。
家康が浜松を居城としてからは、嫡男の信康が城主となりましたが、信康が自刃したあとは、石川数正や本多重次など徳川家康をささえた重臣が城代として収めた徳川家ゆかりのお城です。
三河吉田城
現在の豊橋市にあるお城で市内を流れる「豊川」沿いに建つのお城です。
松平家康の統治下となった際には、徳川家の重臣の一人であった「酒井忠次」が城主を務めています。また、羽柴秀吉の配下の時は「池田輝政」が城主となるなど、歴史に名を残る人物が城主を務めた戦乱の時代では要とみなされていたお城です。
三河田原城
渥美半島を支配する為、今川氏の要請により戸田宗光が築城したお城です。桶狭間の戦いで今川義元が撃たれた後、松平家康により攻略され松平氏譜代の本多広孝が入城し、三河吉田城の城主であった「酒井忠次」の指揮下となりました。
まとめ
ご紹介した通り、愛知県内には様々な魅力を持つお城、歴史について学べるお城、美しい天守を持つお城など、数多くのお城を見学する事ができます。
愛知に出かけた際には、お気に入りのお城に足を運んでみてはいかがですか!