カルフォルニアの砂だらけのRoute66 MotherRD沿いを走っていると、突然現れるガラス瓶の木でいっぱいの森...。その森の中には車、電話、ギター、サーフボード、ガソリンスタンドまであります。これらはすべて、エルマーさんという人のコレクション。「せっかくのコレクションなのに、物置に保管していたら可哀想だから晴れ舞台をつくりたかった」というエルマーさんのコレクションへの愛情により作られた、少し不思議でアートを感じる「Elmer's Bottle Tree Ranch」をご紹介します。
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Elmer's Bottle Tree Ranchはどんなところ?
ロサンゼルスの北、Route66 MotherRD沿いの砂漠道。
ひたすら走っていると、突然カラフルな入口が現れます。
中に入るとそこはアートの森
中に入ると、見渡す限り、ガラス瓶でできた木でいっぱい。カラフルな瓶と青空の色で美しい色彩を奏でています。
きこえてくる音は、風の音がメインで、風速計の回る音と、たまに通る電車やバイク、車の音がアクセントになっている、とても静かだけど心地よい空間です。
ガラスの瓶を太陽の光に透かしてみると、幻想的で引き込まれます。
ところどころ、椅子やソファが置かれているので、のんびりこの空間を楽しむことができます。
ガラス瓶の木の他にも、見どころたくさんあり
ガラス瓶の木の他にも、見どころがたくさんあります。
敷地内はとても広いので、宝さがし感覚で、いろんなものを見つけることができます。
コインもカラフルできれいなものなんだと教えてくれているようなオブジェが、ガラス瓶の木につけられています。
車のホイルやガラス瓶を並べているだけなのに、小屋の立派なオブジェだと感じる小屋。
ガラス瓶の影が小屋の看板にうつっているのもアクセントになっています。
フライパンもすてきなオブジェに。錆びたフライパンなのにこんなに魅力を感じるのはなぜでしょうか。
生活するうえで普段は身近に目にするものが、置き方、並べ方など、いろいろな工夫によって、おもしろい魅力的なものに変身する。そんな不思議な世界が、「Elmer's Bottle Tree Ranch」の創立者エルマーさんの手によって繰り広げられています。
ホラー映画『The Hills Have Eyes』のロケ地
Elmer's Bottle Tree Ranchは2006年に公開されたアメリカのホラー映画『The Hills Have Eyes』(※R-18)のロケ地にも使われています。
ホラー映画好きだけれどまだ見たことはない、という方は、事前に映画を観てから訪れると「ここがあのシーンだ。」と実感することができて、楽しいと思います。
ガラス瓶の森が生まれた理由
エルマーさん(Elmer Long)は、父親と一緒にコレクションにしていた、砂漠のゴーストタウンなどで集めたガラスの瓶で、2000年に1番最初のボトルツリーを作りました。
理由は、せっかくのコレクションなのに、物置に保管していたら可哀想だから、晴れ舞台をつくりたかったから。
高層ビルやたくさんの店舗に囲まれるよりも、静かで広々とした場所を求め、この砂漠道に囲まれた場所を選んで15年かけて作ったそう。いまでは200本以上ものガラスの木が植えられています。
エルマーさんは、この敷地内の小屋に住んでいらっしゃり、とても気さくで、人と話すことが大好きな方のようです。時間があれば、直接お話しても楽しいのではないでしょうか。
アクセス
ロサンゼルスから、世界遺産の「グランドキャニオン」やラスベガス方面に向かう途中に、立ち寄る方が多いようです。
ロサンゼルス空港から、車で2時間くらいのオログランデという町の北にあります。
時間
日没まで
料金
無料
- Elmer's Bottle Tree Ranch
- アメリカ / その他スポット
- 住所:24266 National Trails Highway, Oro Grande, California 92368地図で見る