タイのバンコクといえば、開発途上国とは思えないほど高層ビルや巨大ショッピングモールが立ち並ぶ大都会。世界中から多くの人が旅に訪れる、世界屈指の観光都市でもあります。そんなコンクリートジャングルとも呼べるバンコクで、リゾート感の溢れる隠れ家ホテルが話題になっています。
この記事の目次表示
ガイドブックには載っていない、大人のための都会の隠れ家
アリヤソムヴィラはバンコクの中心地であるスクンビットのSoi1(1番通り)の奥に位置する、リゾートヴィラのようなホテル。緑に囲まれた古民家のような佇まいは、都会の真ん中にありながらもその喧騒を忘れさせてくれます。その評判は誰もが認めるもので、世界的な旅行系口コミサイトであるトリップアドバイザーでも5つ星の満点評価を得ており、バンコクのホテルランキングで25位につけている実力派です。(2020年5月現在)
ホテルそのものの雰囲気の良さは勿論なのですが、大人のための隠れ家とあってスタッフの対応はフレンドリーかつ細やかな心配りが備わっており、日本のサービスに慣れている我々でも大満足できるものでした。
ちなみに最寄りはBTSのナナ駅になりますが、駅からは徒歩15分ほどの距離のため、タクシーやトゥクトゥクなどの使用をお勧めします。
センス良くシンプル!落ち着ける内装
古民家の外観を裏切らず、客室の内装もどこか懐かしさを感じさせます。例えるならば特別な屋根裏部屋のような、シンプルながらも隠れ家を感じさせる落ち着いた空間になっています。筆者はツインルームに宿泊をしましたが、少し古びた質感のフローリングに大きな窓から射しこむ木漏れ日がとてもノスタルジックでした。大都会の中にあるからこそ、シンプルで自然を感じさせる、センスの良さが光る部屋です。
なお設備は必要にして十分。クローゼットや大きめの棚のほか、広めのデスクも用意されていますので、長期の滞在や荷物の多い方でも快適に過ごすことができるお部屋です。
タイでは珍しいバスタブ付き
南国、特に東南アジアを旅行していると出てくるのがバスタブ問題。年中温暖な地域では湯船に浸かる習慣が薄く、シャワールームのみが完備されているケースが非常に多いです。ホテル予約サイトなどでもバスタブの有り無しを選べることは少ないため、調べることも非常に困難。
アリヤソムヴィラの客室には、非常にゆったりとしたバスタブが備わっています。しかもシャワーブースは別!そもそもアリヤソムヴィラのバスルームは非常に広く作られており、洗面台にもシンクが2つ備わっているほどのゆとりがあります。比較的安価でこの設備が備わっているのは、バンコクでは非常に珍しいと言えるでしょう。
バルコニーはプールビュー
アリヤソムヴィラのバルコニーからは、森の中に隠されたような美しいプールを眺めることができます。日中は40度以上の気温になることもあるバンコク。視覚的な涼しさはとても嬉しいポイントです。
またホテルの部屋から見える南国の木々の先には、時折水路を走る船が見えます。この水路はセンセープ運河という名で、バンコク市内を東西に結ぶ路線ボートが走る、バス・電車に次ぐバンコク市民の足になっています。部屋からタイの日常も垣間見ることができ、まさに南国タイにいることを実感させてくれるホテルです。
都会の喧騒を忘れてゆったりと朝食を楽しむ
アリヤソムヴィラの宿泊者が口を揃えて「良かった」とレビューをするのが朝食。ホテルでは定番のバイキング式の朝食ではなく、1つ1つオーダーを受けてから手作りをしているため、出来たての美味しさを味わうことができます。メニューも豊富で、タイ料理から洋食、コンチネンタルブレクファストまで幅広く用意されており、連泊をしても飽きがこないと評判です。
料理が運ばれてくるまでコーヒーやジュースを飲みながらゆったりと過ごすのが、アリヤソムヴィラに泊まっているからこそ味わえる贅沢な時間。大きく取られた窓からは、柔らかい木漏れ日と心地よい風が入り込んできて、朝食時はエアコンも必要ないほど快適です。ぜひ朝はゆっくりと時間を取って、アリヤソムヴィラの朝食を楽しんでみてはいかがでしょうか。
何度でも帰ってきたい、アットホームな隠れ家
リピーターも非常に多いことで知られるアリヤソムヴィラ。時期によるものの、お値段は1泊約2万円〜と、ホテルのクオリティ・立地を考えるととてもリーズナブルで、気軽に利用できることも魅力の一つです。喧騒のバンコクの中で、自然の香りを感じながら落ち着ける空間はとても貴重で、まさに「また帰ってきたい」と思える場所。バンコク旅行の際には、ぜひホテルの候補に入れてみてはいかがでしょうか。
- アリヤソムヴィラ
- スクンビット通り / ホテル / 4つ星ホテル
- 住所:65 Sukhumvit Soi 1 Klongtoey Nua, Wattana, Bangkok 10110 Thailand地図で見る
- 電話:+66 2 254 8880
- Web:http://www.ariyasom.com/