東京・大阪から飛行機で3時間!LCCが就航しているハルビン(哈爾濱)は中国・黒竜江省の中心都市です。「氷の街」ともよばれ、冬の最低気温は氷点下40度まで下がることも。その気候を利用し、毎年1月に開催される「ハルビン氷祭り」は世界的に有名です。また、ロシア統治の影響を強く受けた街としても知られていて、中露折衷の建築物やロシア料理など、たくさんの魅力を一年中楽しむことができます。ここではいつ行っても楽しめる、ハルビンの観光ポイントを紹介します。
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ハルビンのシンボルといえばここ、聖ソフィア大聖堂
ハルビンのシンボルといえば聖ソフィア大聖堂です。こちらは1907年に建てられた、極東地域にある最大のロシア聖堂。ここは本当に中国か?と思わせるほど、大きく見応えがあり、建築好きならずともその存在感に圧倒されます。
聖堂の内部は、有料で入ることができます。内部は色あせや壁面の剥がれがあり、歴史を感じることができます。また、天井には豪華なシャンデリアが飾られています。
ハルビン駅から徒歩10分またはハルビン駅から8、13、28、74、116路のバス「建筑艺术广场」にて下車、すぐ。
ハルビンのメインストリート、歴史的な街並みの中央大街
中央大街はハルビンの中心にあり、聖ソフィア大聖堂からも近い距離にあります。アジア最大の石畳通りで、ロシア統治時代に建てられた欧風の建物が多く立ち並び、まるでヨーロッパにいるような雰囲気が味わえることから「東洋の小パリ」ともよばれ、風情を感じさせます。
中露折衷の建築が多く残る街並みを散策しよう!
歴史的な建造物が数多く立ち並ぶ中央大街。写真はコの字形が特徴的な旧万国洋行です。昔の建物を利用し、中には飲食店や雑貨店などが入っています。
お気に入りのマトリョーシカを見つけよう!中央大街でお土産探し
中央大街は歩行者天国になっているため、ゆっくりと街並みを見ながらお土産探しやショッピング、食事を楽しむことができます。
中央大街には、マトリョーシカやロシア風置物から食材まで、さまざまな中国やロシアのお土産が購入できる店が並びます。マトリョーシカは小さいものから大きいものまで、300〜5,000円ほどで購入できます。
隠れた名物、「马迭尔冷饮厅」のアイスキャンディー。
ショッピングに疲れたら、ちょっとひと休み。おすすめは「马迭尔冷饮厅」のアイスキャンディーです。行列ができるほど人気で、価格も100円ほどで買うことができます。
ハルビンのお店には英語を話せる店員さんが少ないので、注文や値段交渉は身振り手振り、スマホの電卓や翻訳機能を駆使してチャレンジしてみましょう!
ハルビン駅から8、16、23、74、101、102、103、201路のバス「防洪纪念塔」にて下車、または聖ソフィア大聖堂から徒歩15分。
ここは中国だけど…ロシア料理や文化を楽しもう。
ハルビンでは本格的なロシア料理が楽しめるお店がいくつかあります。そのなかでもオススメしたいのが「TATOC」です。中央大街のほぼ真ん中にあるロシア料理店で、価格もコース料理で3,000円ほどと、それほど高くありません。
ロシア料理といえば真っ先に思い浮かぶボルシチはもちろん、つぼ焼き、パイなど、メニューも豊富で美味しいです。店内では、ロシア音楽の生演奏も楽しむことができます。
忘れちゃいけない!ハルビン名物のビールと水餃子。
せっかく中国に来たので、中華料理も楽しみましょう。ハルビンの名物料理はビールと水餃子です。
ハルビンビールは、中国で最も古いビールで、コクがあり飲みごたえがあります。また、毎年夏にはビール祭りが開催されます。そしてもうひとつの名物が水餃子、オススメのお店は「東方餃子王」です。
「東方餃子王」はハルビン発祥の餃子店で、ハルビンの街中を歩いていると、いろいろな場所で看板を見かけます。水餃子はもちろん、焼き餃子もあるので、ハルビンビールと一緒に両方を食べ比べてみてください!お腹いっぱい食べて2,000円しないくらいです。
- 東方餃子王(索菲亚店)
- 中国 / 中華料理
- 住所:60 Zhaolin St, Daoli Qu, Haerbin Shi, Heilongjiang Sheng, 中華人民共和国 150010地図で見る
週末旅行におすすめのハルビン!
週末台湾、週末香港など週末を使った海外旅行が話題ですが、その候補にハルビンも加えてみてはいかがでしょうか。東京・大阪から飛行機で3時間ほどで、気軽に行けるのも魅力です。他の都市にはない、ロシアと中国の文化が混じり合った街並みや、グルメを楽しみにぜひ訪れてみてください!