ゴシック様式の代表建築として中学生の世界史の教科書にも挙げられるケルン大聖堂。その名前は誰でも耳にしたことがあるのではないでしょうか。実はこの「ケルン」という町には、圧巻のゴシック様式建築の大聖堂がある一方で、甘い香りが漂うチョコレート博物館もあります。今回は大人から子供まで皆が楽しめるドイツの街、ケルンの大聖堂と博物館を紹介します。
この記事の目次表示
人生で一度は見たい世界遺産「ケルン大聖堂」
ケルン駅を出て、まず目に飛び込んでくるのが高さ157メートル、360度彫刻で装飾されたケルン大聖堂です。
ユネスコ世界文化遺産にも登録されているケルン大聖堂。その迫力と美しさは一見の価値ありです。
内部はその広さと雰囲気に圧倒されることはもちろん、鮮やかな色彩のステンドガラスも見ることが出来ます。
筆者が訪れたのはクリスマスの時期だったのでツリーも置かれていて非常に綺麗でした。
誰もが中学校の社会の授業でゴシック様式建築の代表としてに耳にするであろうケルン大聖堂。自分の目で見てその雰囲気を感じてみて下さい!
- ケルン大聖堂(ザンクト・ペーター・ウント・マリア大聖堂)
- ドイツ / 社寺・教会 / 観光名所 / 教会
- 住所:Domkloster 4, 50667 Köln地図で見る
- Web:https://www.koelner-dom.de
館内に甘い香りが漂う「チョコレート博物館」
チョコレートメーカー「リンツ」が運営する世界最大級のチョコレート博物館がケルンにあります。
館内には15のスポットが設けられており、チョコレートの原料や製造過程、型の種類から歴史までチョコレートにまつわる情報が沢山展示されています。
世界中で栽培されているチョコレートの原料についてはパネル形式での紹介、実物の展示の他、温室でカカオが栽培される地域の気候を体験出来ます。
製造過程は機械と共に解説がついており、工程順に工場見学をすることが出来ます。
また、途中で大きなチョコレートファウンテンの前でまだ温かいチョコレートをウエハースにつけて配布していたり、機械から出てきた、出来立てのチョコレートを試食できるスポットも用意されています。さらに、入館時と退館時には小さなチョコレートが配布されます。
昔使われていたパッケージの展示や、一昔前のチョコレートを販売していたショップが再現されたエリアもありました。
最後のショップでは豊富な種類のチョコレートが売られており、目移りしてしまいます。また、カフェも併設されているのでおやつ時に訪れるのも良いかもしれません!
チョコレートの生産量世界第1位、消費量はスイスに次いで第2位というチョコレート大国のドイツ。ケルンを訪れた際にはぜひ立ち寄ってみて下さい!
アクセス方法
中央駅からライン川沿いに歩いて20分程で到着します。ドイツの道は自転車専用道路と歩行者用道路が分けられていることが多いので歩く際には注意してください。筆者は徒歩で向かいましたが、子供連れの方にはチョコレートトレインの利用がおすすめです。
中央駅から可愛らしいミニ電車が出ています!
- チョコレート博物館
- ドイツ / 博物館・美術館 / 博物館
- 住所:Schokoladenmuseum 1a, 50678 Köln地図で見る
- 電話:+49 (0)221 -931 888-10
- Web:http://www.schokoladenmuseum.de/de/
ケルンまでの行き方
日本からの直行便もあるフランクフルトから、電車で日帰りで行くことが出来ます。
ドイツ鉄道の列車は座席も広く、非常に快適です。価格は時間帯や特急等の電車の種類によって大きく変わるので、ドイツ鉄道のホームページで旅の日程にあったものを探してみて下さい!
おわりに
ケルンには他にも「ローマゲルマン博物館」やポップアートを鑑賞できる美術館「ルートヴィヒ美術館」など見どころが沢山あります。
筆者が訪れたのはクリスマス休暇中でほとんどの店は閉まっていましたが、路面店も沢山並び、ショッピングも楽しめます。また、同じくクリスマスの為休館でしたが、「香水博物館」もあります。あまり知られていませんが、実は「オーデ・コロン」は日本語に訳すと「ケルンの香水」という意味なのです!
そんな魅力たっぷりなドイツの街、ケルン。是非一度訪れてみて下さい!